初音:何処まで行くの?(ーー
芥:この先の公園じゃが・・・
一つものを尋ねたい。

初音:何?
芥:女将は人では無いな?
初音:何を今さら・・・(^^;
芥:妖怪の類は寿命が永いと聞くが、相違ないか?
初音:・・・そうよ。
芥:ならばこの数十年間、その姿のままか?
初音:だったら?
芥:30年近く前、この街に来た覚えはないか?
初音:はん・・・なるほど・・・ね
芥:その時、文武の才に長けた美少年と暮らした事は?
初音:ぷっ・・・くすくす♪
元気だけが取り得の
アタマの悪い助平小僧となら・・・あるかしら?(^^

芥:む・・・(ーー
その小僧・・・じゃない少年に
「この街を守れ」と言ったのではないか?

初音:「夫婦になってくれ」なんて世迷言を抜かしたお返しに、無理難題を降っ掛けた覚えはあるわよ(^^
芥:・・・その約束を守った少年が、
ある街の代官になっておったら・・・

初音:難癖付けて搾り取れるだけ搾り取るわね(^^
芥:さ、最後に一つ・・・その代官の名は?
初音:ヘ〜タロ〜・・・って言うんじゃない?(^^
芥:やっぱり〜!初ネ〜ちゃ〜ん!(><)
がばぁっ!
初音:こ、こら!ちょっと!!(^^;
芥:なんでだよぉ〜!
なんでイキナリ消えちまったんだよぉ〜!?(><)

初音:あの頃は色々あったし・・・って、何処に手を!?
しゅるっしゅるるる・・・
芥:俺、初ネ〜ちゃんに言われた事、忘れなかったよ〜!
そんで・・・そんで代官にもなったのにぃ〜〜!!(><)

初音:嘘をつきなさい!
貴方の記憶は操作して・・・はっ!?

芥:(ぷるぷるぷる・・・)ヒドイよ!そんなの!!
初ネ〜ちゃんなんか・・・
こ〜してやるぅ!(><
どさっ
芥:うわぁぁ〜〜ん!!(錯乱中)
びりりっ
初音:うわわっ!?
芥:初ネ〜ちゃんだけを愛してたんだよぉ〜!(><)
初音:アンタ、結婚してたでしょ!(^^メ
芥:政略結婚だったしぃ〜、もう離婚しちゃったよ〜!
ぐいいっ
初音:こ、この助平餓鬼!なんてコトを・・・(ーーメ
もそもそもそ・・・
芥:ぐすっ・・・また・・・また昔みたいに一緒に・・・
ネ〜ちゃん・・・いいよね?・・・
ハアハア・・・(´Д`;
初音:(どブチッ!)
いい加減におし!!(ーーメメメ

ぶしゃあっ!!
万理:代官様ったら、お仕事放り出してぇ〜(ーーメ
香蘭:まあまあ、あの人もやる時にはやるんやし・・・(^^;
万理:立場上、いつでもきちんとして貰わないと困ります!
香蘭:あはは〜・・・そんなんやからこそ、
ウチ等が雇ってもらえるんやから文句は言えへんな〜(^^

万理:もう!どうしてそんなに甘いんですか!?
香蘭:だって人工妖怪事件の作戦ミスの責任を
全部被ってくれたんやで?
部下にはエエお人やん♪

万理:確かに・・・それはそうですけど・・・
香蘭:ま、もちっとだけ女癖が良くなればな〜(^^
万理:ですよねぇ〜・・・(^^;
がらっ!
ぼてっ!!
香蘭:ひえぇ!なんや〜!?
万理:代官様!?
初音:ふしゅるぅ〜・・・(ーーメ
香蘭:あ・・・アンタ・・・千年城の・・・(汗)
芥:ふっ・・・やるな・・・初ネ〜ちゃん・・・
まさか・・・あの体位から拒絶するとは・・・(TへT)

初音:体位って言うな!(^^メ
・・・とにかく!今度同じ事をしたら命が無いと思いなさい!

芥:あうっ・・・あうう〜・・・そんなぁ〜・・・(;_;)
初音:・・・でも私の術を自力で解いたのは認めてあげる♪
少しは成長したみたいね(^^
芥:ネ、ネ〜ちゃん・・・(^^
初音:これからも精進して、しっかりこの街を守りなさい。
そうすればイイコトもあるかも知れないわよ(#^^#)
・・・じゃあね♪

すたすたすたすた・・・・
芥:何ィ!?・・・ぬぅ〜!やる!やってやるわ!
全身全霊を掛けてこの街を守ったるわい!!

そして・・・そして初ネ〜ちゃんと・・・でへでへでへ♪
万理:代官様〜・・・(^^;
香蘭:なんちゅ〜か・・・アホやな(^^;
ねば〜ぎぶあっぷじゃ〜〜!!!

あたっく!悪代官!!/終

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