??:危ない!!
しゃん♪
ガッ!
??:ヌガァ!?
梶原:な、何だ?何処から・・・?
??:下がれ!下郎!!
人の血で汚れた手で私に触れおって・・・
タダでは済まんと思えよ?
 ちりりりりり・・・♪
??:びくっ!
梶原:?・・・鈴の音が・・・
??:え?
??:キシャァ!(ザッ!)
??:しまった!
待て!待たんか!!
・・・ちっ!逃げ足の速い
(ーーメ
梶原:何だよ、ありゃあ?(^^;
??:もうちょっとだったのに・・・
梶原:アンタ、一体・・・?
??・・・ふう。
人の名前を聞く時には・・・じゃないですか?(^^

梶原:悪ぃ・・・梶原 巌ってんだ。
??:梶原サン・・・鈴の音が聞こえるの?(ぽそっ)
梶原:あん?
??:いえ・・・(すくっ)
??:私の名は沙津姫・・・犬神 沙津姫。
今のみたいなモノを追っています。

梶原:今のみたいな・・・って?
沙津姫:ありていに言えば「妖怪」・・・ですね。
梶原:妖怪?んな馬鹿な・・・(^^;
沙津姫:今風に「アンノウン」でも結構ですが(^^
梶原:余計解んねえよ!
沙津姫:くすくす♪良いんですよ、それで・・・
あ、その女性は早く病院へ連れて行ってあげて下さいね。
毒に侵されてますから・・・それじゃ!

しゃん♪
梶原:あ・・・おい・・・・・・
梶原:・・・で、何で俺が取り調べ室にいるのかな?(ーーメ
主水:オメエが番屋の入り口で
妖怪だなんだと騒ぐからじゃねえか。

梶原:八丁堀、テメエも信用しねえのかよ?
主水:いや、そうじゃ無え・・・
だけどな、そういう話は無い事になってんだよ。

梶原:どういうこったい?
主水:「現実に妖怪が人を襲ってます。お上は対処出来ません」なんて発表してみろ?凄え騒ぎになるじゃねえか。
梶原:対処出来ねえのか?情けねえな(^^;
主水:妖怪の存在自体、
一部の人間しか知らねえ事だしな。
・・・ところでオメエ、いつこっちに来た??

梶原:一週間前って所かな。
主水:またテメエの汚え顔を見るとは思わなかったぜ?
梶原:こっちのセリフだよ!
せっかく「仕事」から足洗ったのによ・・・
主水:ふん、今は何やってんだ?
梶原:今?・・・あ〜っ!まいった!!今、何時だ!?
主水:なんでい?やぶからぼうに。
梶原:いや、仕事の面接がな・・・(;_;)
主水:オメエ、面接に酒飲んでいくのかよ?
梶原:ありゃスポーツドリンクだよ(^^;
主水:言ってろ!・・・で、どこの現場だ?連絡してやるよ。
梶原:土方じゃねえよ!・・・板前だよ、料亭の。
主水:料亭?この街には一軒しかねえが・・・(^^;
梶原:それじゃそこだろ?「茜蜘蛛」ってんだが。
主水:げ。
梶原:何だよ、それは?
主水:うるせえよ!ちょっと待ってろ。(じ〜ころ・・・じ〜)
もしもし?紫乃ちゃんかい?あ〜、そうそう中村だが・・・
アレ居るか?アレ。おう、悪いねえ・・・(こそこそ)

梶原:何こそこそしてんだよ?(どかっ
主水:黙ってろ!・・・あ、悪ぃな、こっちの事だ・・・
おう、初音か?オメエの所に面接予定の奴な・・・
野暮用でウチに居るんだよ。
これから面接受けてくれるか?・・・済まねえな。
昔馴染みなんでよ、よろしく頼まあ。・・・じゃあな。
(ちん)
紫乃:女将さん、主水さんからですよ。
初音:ん〜?何よ、珍しいわね(ーー
あんっ・・・なぁに?・・・あはん?・・・んふ♪・・・・・・うん?
・・・そう・・・そこ?・・・いいわよ・・・来るの?来るのね?・・・
好きにしたら?・・・くすくす・・・うふん♪
(かちゃん)
紫乃:女将さんの電話って、いつ聞いても色っぽ〜い♪
違う事してるみたいでドキドキしちゃうな(#^^#)

バイト君:ぼ、僕、トイレ行ってきますぅ!(><)
ばたばたばた・・・
紫乃:・・・おいおい(^^;
梶原:わはは!何だよ?テメエの情婦(イロ)の店か?
主水:ば、馬鹿野郎!そんなんじゃ無え!!
梶原:うひゃ〜♪参った!ムコ殿の分際で愛人ってか?
イイ御身分だねぇ、まったく(^^

主水:あのな・・・(ーーメ
梶原:嫁さんと姑サンにバラしちまうかな〜♪
楽しい事になるだろうぜぇ(^^

主水:うるせえぇぇ!
とっとと行きやがれぇ!!(ーーメ

梶原:うわたっ!?
ばた・・・ごす☆

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