第六話/くノ一哀歌

万理:・・・全身打撲の上骨折15ヶ所、ストレスによる胃潰瘍、更に水虫の再発・・・そ〜ゆ〜訳でクリスさんは全治6ヶ月の重傷です。
芥:・・・何でじゃい?
蜘蛛に噛まれただけじゃろが。
しかも毒の無いヤツ・・・(^^;

万理:え〜・・・と、報告書に拠りますと・・・
錯乱して山道を疾走中、
足を滑らせて50m崖下の高速道路まで滑落、
走行中のダンプに跳ね飛ばされて道路下に転落後
舗装工事中のロードローラーに轢かれた・・・?
よ、よく生きてますね・・・(^^;
香蘭:あはは〜☆さっすがウチの特製スーツやね!(^^
香蘭、天才♪

芥:ぬぅ・・・そこまでの装備をもってしても
どうにもならんとは・・・・恐るべし小娘共!!

万理:代官様、お聞きしてよろしいですか?
芥:ん?
万理:クリスさんをお使いになって
何をなさっているのですか?

芥:ぎくぅ!
あ〜・・・その・・・あ、あれだ!妖怪退治じゃ!!

万理:は?
芥:知らんのか?千年城には鬼が住んでるんじゃよ(^^;

香蘭:ホンマかいな?(^^;
芥:ばっ・・・ちがっ・・・そ〜じゃないわい!(汗)
香蘭:あらかさまに怪しいで?
万理:あ、でも・・・麓の村に伝承がありますね?
芥:そうじゃろ、そうじゃろ!!
またそこで鬼と一緒に暮らしとる小娘共がのう・・・(大汗)
香蘭:ふ〜ん・・・ま、ええわ。
兎に角、ウチのシルヴァに勝った連中が
居るっちゅうのは確かやな?
これは燃えるでぇ〜!!

芥:(ふう・・・誤魔化せたようじゃの・・・)(^^;
万理:それで、クリスさんの後任の件ですが・・・
芥:おう、既に呼んでおるわい!
ヨネ!
・・・あれ?
ヨネは居らんのか?
ヨネ〜!
万理:あの・・・
芥:ヨネは何処じゃ!?ヨネ〜ヨ〜ネ〜〜!!
万理:あのぅ・・・代官様?
芥:ヨ〜ネ〜・・・何じゃ?
万理:ヨネさ・・・いえ、美影さんは
コードネームで呼ばないと・・・(^^;
芥:あ〜・・・そうじゃったな・・・
ちっ!面倒臭い・・・(ーーメ

・・・美影(ぼそっ)
美影:はっ!ただいま!!(シュタッ!)

ぶぎゅる!!!

美影:はて?面妖な音が・・・
芥:おい・・・
美影:おや、代官様?
御声はすれど姿は見えず・・・
ほんに貴方は屁の様な・・・(ーーメ

代官様〜どこで御座いますか〜!?(ぐりぐり)
芥:おいこら!!(ーーメ
美影:代官様?何処に?何処に〜〜〜!?(ぐりゅぐりゅ)
芥:あだだだだだ!(T_T)
万理:本名を連呼して怒らせるから・・・(^^;
香蘭:アホやな・・・(^^;
美影:代官様〜〜〜!?(ぐりぐりげしげし!!)
芥:ええ加減にせい!!!(ーーメ

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