シスター：ちょっとお待ちになって。
初子：はえ？
シスター：貴女、人間じゃありませんね！？
（びしぃ！）
シスター：ふっふっふ・・・
私の目は誤魔化せませんよ！
初子：な、なんでわかったんですか！？
シスター：へ？ホントに？
初子：は？
シスター：ホントに人間じゃ無いの？
初子：ええ、まあ・・・って、あなたが言い出したんでしょう？
修道院を出てからの一年半、
二万と七千四百二十三人に声を掛けた甲斐がありましたわ！！
初子：あの〜・・・もしもし？
シスター：思えば一日五十人、
あるときは笑われ、またあるときは殴られてもあきらめなかった苦労が報われました！！
初子：帰ってイイですか？（＾＾；
逃がしませんよ！！
「天に益します我らが主・・・・ぶつぶつ」
初子：きりすとさんってよく知らないんですケド・・・
シスター：ええい！退け！サタン！！
初子：さたんってナニ？？
シスター：この十字架の力を持って・・・
初子：あ！それ、わたしも持ってます♪
シスター：へ？
シスター：な、なんですと〜・・・・
しかも・・・私のより、豪華だったり・・・（；＿；）
初子：そっか〜、コレ、きりすとさんのなんですか。
あんまり可愛いから気に入ってたんです♪
シスター：・・・・神に対する冒涜だわ！
仕方ありません・・・（ずばっ）
必殺！
バイブル・エッジ・ディストラクション！！！
（ごすっ！）
初子：にゃあああ！？
シスターこの！この！！
（ごすごすっ！）
初子：ほ、本の角で・・・（；＿；）
（ぐりぐりぐり！）
初子：ひ〜〜ん（；＿；）
？？：貴女！何やってるの！？
シスター：誰！？
なんてひどい事を・・・
初子：なこちゃ〜ん・・・（；＿；）
シスター：邪魔立ては無用です！
コイツは人に仇なす妖怪です！！
なこ：知ってます！
シスター：だったら・・・
なこ：初子ちゃん、何もしてないじゃないですか！
シスター：これからするに決まってます！
初子：しないモン（；＿；）
シスター：黙れ！化け物！
（ぐりぐり）
初子：え〜〜ん（；＿；）
初子：あうあう・・・（；＿；）
シスター：あら、化け物をかばうのですか？
なこ：化け物、化け物って、あんまりです！
この娘は人と変りません！
シスター：ほ〜っほっほ！
騙されているのも知らないで、いい気なものね！
なこ：まだ、わかってくれないんですね？（--メ