parallel

二世帯住宅と診療所の複合施設。

7mの最低限高度地区のため収納を兼ねるチューブ状のロフトを中空に数本浮かべる。

チューブの隙間からトップライトの光りを壁に落とす。

一階の診療所を軸に、二階の中庭を挟んで、親世帯を一階二階に、子世帯を二階三階に振り分ける。

先に竣工したCity fragmentの隣の敷地として1ブロックを形成するので、町並み構成を配慮してファサードを考える。

南側のファサードは夏に程よい影を造るよう工夫する。

中庭は芝生で屋上緑化する。

親世帯、子世帯、診療所が独立性を保ちつつ、何となく場の空気は流動し合う。


建物ぎりぎりに残した柿の木の実を、これから毎年収穫出来るのが嬉しい。