免停速報3

 8月4日免停講習に行ってきた。出頭通知書には「出頭した日から免停になります」と書いてあるので、行かなければ免停にはならないのか? とも思ったが、講習に出向かないと2〜3ヶ月に一度催促があり、最終的には「逮捕する」という脅しがかかるらしい。
 朝も早よから、30日免停の短期講習だけで50人も来ていた。罰金及び免停に達するまで支払った反則金による経済効果を算出してみた。仮定した条件は、

 ・違反点数6点に達するには反則金を5万円近く納めたとする
 ・罰金者は7万円を基準とする
 ・上記の条件を元に、講習に来ている者をそれぞれ半々とする
 ・1県当たり1日50人が上記に該当する者とする
 ・以上の条件で、土日祭日を除いて年間220日程講習が行われているものとすると
 ・罰金平均6万円*50人*220日*47県(1都+1道+2府+43県)
  =310億2千万円 になる。一日1億5千万円弱の売り上げである。

 実際には、中期や長期、更には免許取消者もいるので、上記価格の3倍近く国に収めているものと思われる。そうすると、年間一千億円産業になるのだ!! 更には、免停講習で講習料を取られるという、セコイ1−2ソープみたいなシステムで、その講習料もプラスすると、年間一千500億円産業に発展してしまうのだ〜。
 これら、反則金や罰金に予算が組まれているというから末恐ろしい。警察は毎年違反者が減少しないなどと戯けたことを言っているが、そりゃあたりまえだ。予算に達するまで手当たり次第にパクってりゃ減るはずもない。やはり事故と違反を無くすには、少々強引だが私の推奨する「自動車楽園法」しかないだろう。何でもアリのこの法律のお陰で、少なくとも違反者はいなくなる。

 さて、本題の講習であるが、まず適性検査みたいなのが行われた。質問は極当たり前のものばかりで「渋滞にかかると誰でもイライラするものである。 はい・いいえ」というようなものだ。ここで正直に「はい」に○を付けたりしてはいけない。この時ばかりは偽善者になりきらなければならない。「交通違反で捕まったのは運が悪かったからだ。 はい・いいえ」もちろん誰もが「はい」であるはずだが、偽善者に徹して「いいえ」に○を付けないと、最後に渡される適正診断結果が「あなたは自分勝手な運転をする傾向があります」みたいなことになる。この適正診断をやっていると、あまりにしょうもない質問の連続なので「ひょっとして明らかに誤りに○を付けた方がよいのか?何か裏がある?」等とおかしな葛藤をしてしまう。まあ、この段階では講習の成績には影響がないので「正直者」になるのも面白いかも知れない。

 後は講習の後半に行われる考査に向けての、講習が始まる。最後にはビデオを見せられるのだが、地方によってエグイ物あり、タレント出演物ありと、その内容は様々なようだ。広島では小林克也出演の交通安全ビデオだった。宇宙人解剖シーンみたいなエグイ映像は無かった。ただ、小林克也のクサイ芝居が思わず笑ってしまう。もしかして「スネークマンショー」なのでは? とも思ってしまうのだった。

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