サスペンション

フロントサス リアサス

 基本的な構造は'63年から何も変わっていない。フロントが不等長ダブルウィッシュボーン+コイルスプリング、リアがトレーリングアーム+横置きリーフスプリングになっている。この横置きリーフは'81年型からAT車はFRP製が標準となり、軽量化を果たしている。持ってみると非常に軽いことがよくわかる。見かけ上、支点は1カ所のリーフスプリングとして作用するので、極めて高いプログレッシブ効果が得られる。初期動作はしなやかで、ボトムするとスプリングレートが上がりしっかりと踏ん張る。80年や81年のMT車は鉄のリーフなので、重いしギシギシとやかましい。
 C4('84年)からは、フロントスプリングも横置きリーフとなる。'81年式にもフロントの横置きリーフスプリングへのコンバージョンキットがあるが、いかにも後付と言った感じで、異常に最低地上高が下がる。ロワコントロールアームとスプリングの先端を止めるボルトが下に突き出るのだ。たぶん地上高は4〜5cmしかないだろう。しかも、この状態では車検時に陸運局のラインに通すことができない。

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