アメ車の多くは、写真のようにドアとイグニッションの2つのキーを使うのが普通だ。これも、盗難防止策の一つとしてこの様なシステムが採られている。角の丸いのがドア用、四角いのがイグニッションキーだ。
 最近の車では、イグニッションキーに抵抗チップが埋め込まれ、シリンダーと抵抗値の両方が合致しないとエンジンがかからないようになっている。
 しかし、こんな事もあった。シリンダーと抵抗値が同じキーは殆ど存在しないが、過去にアメリカで同一車種でカラーもグレードも全く同じ車が2台並んで駐車していたところ、持ち主が帰ってきて何のためらいもなく車に乗っていった。しかし、乗ったのは他人の車で盗難届が出されていた。事情を説明したところ、たまたま同じ車で同じグレード同じ色、ドアキーも同じで、しかもイグニッションキーも同じ、更にはその抵抗チップまで同じだったのだ。メーカーの話ではこんな事が起こるのは天文学的確率だという。

外観詳細へ   ホームに帰る