エンブレム

 エンブレムの形は、アメリカの自動車メーカーがニューモデルイヤーを発表するときに、その話題として取り上げる作戦の一つだ。モデルイヤー毎に特徴づけられ、年式の判断材料にもなる。コルベットの場合、エンブレムの大きな意匠変更は少なかった方だ。インディーペースカー等の特別仕様車にはそのモデルだけのエンブレムが与えられた。スペシャリティーカーにとっては、その車を特徴付ける大事なアイテムでもある。コルベットのエンブレムは、古くからクロスフラッグデザインになっている。シボレーのボウタイマークとフランス王室のユリの紋章を組み合わせたフラッグと、チェッカーフラッグが交差していることから、クロスフラッグと呼ばれる。何故フランス王室のユリの紋章かというと、シボレーの創始者が「ルイ・シボレー」というフランス系スイス人であったからと言われる。
 81年式は、写真のエンブレムが、フロントノーズとフュエルリッドに付いている。エンブレムの縁は80年式がクロームであるのに対し、81年式は黒にペイントされており、サイズも気持ち小さい。外観で80年式と見分けるには、この部分を見ればよい。

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