空調スイッチ

空調スイッチ

 空調スイッチはご覧のようにレバー式だ。左からリアデフォッガースイッチ、ブロワースイッチで、上のレバーがエアコンスイッチ兼吹き出し口切り替え、下のレバーが温度設定だ。リアデフォッガーには15分のタイマーが内蔵されており、スイッチを切り忘れることもない。
 ブロワーモーターの回転は4段階で調節できる。ブロワーモーターを止めるスイッチはなく、上のレバーがオフの位置であっても、イグニッションONであれば常にLOで回っている。そのため、夏にはエンジンルームの熱気を吸い込む格好になり、足下が異常に暑くなるのだ。
 内気循環に切り替えるには、MAXという位置にレバーを持ってくるのだが、必ずエアコンも入ってしまう。密閉性がイマイチなので、内気循環の効果も低い。エアコンが入っているときは、足下やデフロスターに吹き出し口を変えることが出来ない。常に正面からのみの送風になる。
 吹き出し口の切り替えは、上記レバーによってバキュームで動作する。よって、コントローラーの気密が悪くなったり、バキュームホースに穴が空いたりすると吹き出し口を切り替えることができなくなる。バルブやホースが正常ならば、切り替えたときに「シュー」と1秒ほど音がする。異常があると「シュー」と、延々バキュームがリークする音がする。
 温度調節は非常に微妙である。それはクーラントの流量を調節するバルブもバキュームでコントロールしている為であり、レバーを数ミリ動かしただけで温風が止まったり、めちゃくちゃ暑くなったりする。

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