Subject:[china-e:9] Re: #8 ピート&植物油 Date:Wed, 23 Jun 1999 18:09:21 +0900 川野さん MLのみなさんこんにちは、 新井哲也@環境推進センター です。 > 来月末には天津軽工業局の招請で河北地域の仕事で訪中します。 > ここでは、藺草(いぐさ)生育跡地の総合利用計画に参加します。 > 藺草は、戦後パルプ代替資源として中国では製紙原料の主役でした。 どのような利用をするのですか? 藺草生育跡地は荒れ地なのでしょうか? > 大連に運ばれるピート、草炭も農業利用に成功しています。 ピートの中国の現状について情報ほしいのですが、 なにかありますか? 中国での、  ピートの分布  ピートの利用状況 など 土壌改良剤としてピートを有効利用しようという思いつきで 調査を開始しました。まだ、始めたばかりで・・・ 6/28に早稲田大学で開催される 「ピートの基礎と応用シンポジウム」に参加する予定でいます。 > 食品工場の廃棄物の再利用でも多くの成果が出てきます。 > 発酵・醸造業の粕も有用な資源となります。 アルコールになるんですよね。 ブラジルでは、そのアルコール燃料で、バスやトラックが走っているそうです。 バイオマス → アルコール(メタノール)燃料 は、循環型社会を実現できる かもしれません。 食品工場といえば、植物油の回収はできませんでしょうか? 私の注目している技術の中で、植物油をディーゼル燃料にする技術があります。 東京の中小企業(染谷商店)が世界で初めて開発したもので http://www.vdf.co.jp ------------------------------------------------------------------ ・従来の軽油エンジンと比較して黒煙が1/3、SOx排出1/100(ほぼゼロ) ・引火点が185度と高いため管理上も安全 ・ディーゼルエンジンに改造なしで給油できる ・100リットルの廃食用油から95リットルのV.D.Fができる ・燃費は1リットル80円(日本)と軽油とほとんど変わらない(軽油:70円前後) ・ドラム缶1本(200L)送料込みで27,000円 ------------------------------------------------------------------ といいことづくめです。日本でも、最近よく紹介されています。 中国での植物油の回収可能性などを調べようと思いますが、 なかなか情報が集まりません。 冷凍食品加工工場などでは、大量の植物油を使うと思われます、 そのまま捨てれば、水質汚濁が問題となりますが、 軽油として用いれば、水質だけでなく、大気汚染(SOx, すす)の改善にもつなが るでしょう。軽油の発電機にも利用できますので、電力源としても用いることが できると考えます。 中国で、そのような需要はないでしょうか? 何かコメントいただければ幸いです。 話が分散してしました・・・ それでは、このへんで。 --------------------------------------------------------- 新井哲也 (社)国際善隣協会 環境推進センター --------------------------------------------------------- .