Date: Wed, 2 May 2001 23:59:37 +0900
Subject: [china-e:89] 5月1日付中国環境報


みなさまこんにちは。
重複してしまいましたら、お許し下さい。

5月1日付中国環境報に日中環境協力に関する小さな記事が出ていましたので紹
介します。

｢中日が協力して砂漠化防止、植林植樹して緑の壁を造成

中国科学院中日科学・経済交流協会、河北省林業局、日本の地球緑化セン
ター、トヨタ自動車が先日、北京で中日共同の『21世紀中国首都圏環境緑化モ
デル基地』で合意書に署名した。
　双方が署名した合意書に基づき、中日双方関連部門は緊密に協力し、沙漠化
のひどい河北省豊寧満族自治県で砂漠化防止の植林造林活動を展開する。プロ
ジェクトの第1段階は３年間、植樹面積は1500ヘクタールに達する。トヨタ自
動車は３年間でこのプロジェクトに1.5億円の資金を提供し、豊寧自治県林業
局が植樹造林の組織運営と管理・手入れに具体的責任を持つ。中国科学院の関
連研究所とトヨタ自動車緑化事業部の技術スタッフは協力して技術指導とカギ
となる新技術の取り組みを行う。そして沙漠化の現状と沙漠化の原因及び生態
回復過程について追跡調査を行い、最適な植物品種の選定を行う。
　紹介によれば、今回の沙漠緑化プロジェクトは｢緑色、人文、科学技術｣ドッ
キングという原則を貫いて、科学技術の成果を広く世に伝える。中日双方は今
回の活動の成果に基づき現地に「砂漠化防止国際研究交流センター」を建て、
世界各地に沙漠緑化技術を提供することにしている。」


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大野木　昇司　　北京大学　都市・環境学部　修士生
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