Subject:[china-e:61] 公開セミナーのご案内 :「中国における環境問題とNGO 活動」(長文注意) Date:Fri, 17 Mar 2000 14:29:34 +0900 IAIA-Japan、Develop-ml,china-eその他クロス投稿です。  <−環境庁の大村です (財)日本国際交流センターと国際交流基金アジアセンター とが主催する標記会合について、主催者側より案内をもらいました。 主催者側に了解を得て、本メーリングリストに流します。 参加ままだ可能とのことなので、興味のある方はぜひご参加ください。 参加申し込みは、直接、下記に含まれる様式でFAXにより 日本国際交流センターに送付いただくようお願いします。 (転送者たる大村は取り次ぎはいたしません。また、本メーリング リストに返信をすることは厳禁です) DWMLの方については、多くが国外の方ですが、国内の案内を送り 申し訳ありません。ただ、このNGOとは、GEF(地球環境ファシ リティ、地球環境保全のための途上国を支援するための国際的資金メ カニズムでUNDP,UNEP、世銀等で運営)の評議会に出席した 際、会いました。そのとき、「中国は官製NGOしかないと思われてい るが、我々はそうではない。中国の民衆、NGOの声を聞いてほしい」 とGEFでアッピールしており、また、日本ではぜひ日本のNGOと会 いたいと言っていたので、そのことも知っていただきたく、メールし ました。 ======== 以下は 転載の文章 ============ 公開セミナーのご案内 「中国における環境問題とNGO活動」 時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御 礼申し上げます。 さてこの度、(財)日本国際交流センターと国際交流基金アジアセンターは、中国 の環境NGO「北京地球村」の訪日に際し、公開セミナー「中国における環境問題と NGO活動」を共催により実施することになりました。北京地球村は別添のとおり、環 境保護に関する広報、啓発活動を行っている、中国ではきわめて少数の独立した非 営利組織です。 下記のとおりセミナーを開催いたしますので、ご多忙とは存じますがご参加いただ ければ幸甚に存じます。なお、ご出欠につきましては別紙によりご回答をお願い申 し上げます。  2000年3月1日 (財)日本国際交流センター 理事長  山 本  正 国際交流基金アジアセンター 事業部長  大 塚 善 人 記 1. 発言者  北京地球村 代表 廖  (Ms. LIAO Xiaoyi) 2. 日 時  2000年3月24日(金)14:00−16:00 3. 場 所  国際交流基金アジアセンター レクチャールーム (英語のみで行 います)          東京都港区赤坂2−17−22 赤坂ツインタワービル1F  TEL03−5562−3891 以 上 ============= 公開セミナー参加申込書 ========== 公開セミナー参加申込書 「中国における環境問題とNGO活動」(財)日本国際交流センター 仁尾(にお)宛FAX:03-3443-7580 3月17日(金)までにFAXでご回答下さい。 ────────────────────── □   ご出席 □   ご欠席 ご出席いただけます場合には、以下をご記入下さいますようお願いいたします。 ふりがなお名前: ──────────────────────────────── Name: ──────────────────────────────── 御団体名: ──────────────────────────────── Affiliation: ──────────────────────────────── 御役職: ──────────────────────────────── Title: ──────────────────────────────── 電話:   FAX: ──────────────────────────────── 担当:毛受(めんじゅ) 敏浩    仁尾千佳子 =================================== 北京地球村環境文化中心(Global Village of Beijing)TVプログラム 1999年度 訪日メンバー Ms. LIAO Xiaoyi/廖  (リャオ・シャオイ) President, Global Village of Beijing/北京地球村 代表 Ms. SANG Qingzi/桑 慶子(サン・キンズイ) Director, Time for Environment CCTV-7, Global Village of Beijing/テレビ番 組制作ディレクター Mr. SHEN Guanghua/沈 光華 (シェン・グァンファ) Cameraman, Global Village of Beijing/撮影担当 =================================== 北京地球村環境文化中心(Global Village of Beijing : GVB) 所在地:中国北京市海淀区圓明元西路2号CIAD楼301室 代表者:Ms. Sheri Xiaoyi Liao(廖) <北京地球村とは> 環境NGO、北京地球村は、アメリカへの留学経験をもつジャーナリスト廖  氏が 1996年3月に設立し、中国ではきわめて数少ない独立した非営利組織である。北京地 球村は、市民へ直接働きかける様々な活動やマスメディアを通じて環境保護に関す る一般市民の認識を高め、環境保護活動に多くの人々が参加するようになることを 目的としている。 現在、全国に3,000名以上のボランティアが北京地球村に登録しており、活動資金 は、基本的に寄付によって賄われている。また、過去に、UNDP、フォード財団、日 本環境事業団、WWFなどから助成金を受けている。 <北京地球村設立の背景>  80年代以降、毎年10%近い経済成長を遂げてきた中国は、現在深刻な環境問題に 直面している。近年になって環境対策に真剣に取り組み始め、98年春に環境庁に当 たる国家環境保護局を環境保護総局に格上げするなどの努力を行っているが、一般 市民の環境問題についての意識が低く、草の根からの環境意識の改善の必要性が叫 ばれるようになった。しかし、従来は環境に関わる中国の民間団体は、中国環境保 護産業協会や中国環境科学協会など、政府と関連が深い中央から地方へのタテ系列 に組織された団体に限られていた。北京地球村は、中国の新たな変化を想起させる 市民による環境団体である。 <地球村の主なプロジェクト> ○テレビ番組制作  環境問題・環境保護に関するテレビ番組を制作しており、この番組は中国中央テ レビ局で1996年4月22日から毎週金曜日の夕方(再放送は土曜日の午後)に放送され ている。 ○ラジオ番組制作  中国ラジオ局と共同で環境に関する30分間のラジオ番組を制作しており、1997年4 月22日から2週間に1回放送されている。 ○出版  中国国内で初めて環境問題・日常生活における環境保護について著した『環境ガ イドブック』を、1998年に一般市民向けと児童向けに出版した。また、いくつかの 新聞に環境コラムも掲載している。 ○環境フォーラムの開催  北京女性ジャーナリスト協会との共催で1996年から毎年、国際環境デーの6月5日 に、女性と環境に関するフォーラムを開催している。 ○リサイクルキャンペーン  1996年4月からゴミの分別回収・リサイクルの試験的プロジェクトを北京市内の住 民組織、大学、小中学校で実施している。今後、この試みが中国のマスコミに取り 上げられ大きな話題となった。 ○環境に関する展示会  1997年に中国科学技術博物館が国内で初めて環境教育のための展示会をする際に 協力をし、コンセプトや展示物の提供をしただけでなく、展示会のインストラク ターとしてのボランティアを集めた。 ○Chinese Youth Green Actionキャンペーン  環境問題に苦しむ自分たちの国を守ろうと、若者たちに訴えるキャンペーンを 1996年11月から展開し、1998年までに1,000通を超える若者たちからの反響の手紙な どが送られてきている。 ○講演会の開催  マスコミ、学校、一般市民向けに環境に関する講演会を行っている。また、北京 地球村の大学生ボランティア100名が、住民組織や博物館等で環境に関する指導活動 を行っている。 <国際的な活動>  UNEP、ユネスコ、IUCNなどが開催する国際会議に積極的に関与しており、これま で、バンコク・日本・ブラジルなどで開催された会議に出席している。また、北京 地球村では、アメリカ環境保護局、アメリカ広報局から招待を受け訪米し、アメリ カの環境保護活動についての番組"Global Environmental Views"というTVシリー ズを制作した。 ================================================ 大 村  卓 (Taku OHMURA : Mr.) E-Mail: taku-o@bigfoot.com 勤務先)  環境庁 地球環境部   環 境 協 力 室 室長補佐    代表TEL 03-3581-3351 内線6744    ダイヤルイン03-5521-8248 FAX 03-3581-3423  URL:http://www.eic.or.jp/eanet  〒100-8975 千代田区霞が関1-2-2 .