Subject:[china-e:57] Re: はじめまして Date:Wed, 24 Nov 1999 21:22:27 +0900 こんにちは。諏訪直久と申します。 > 貧しい場所では、確かに環境保護を考えるどころではないような状況だと思いまし > た。 貧しい所に、環境を守れといってもそんな余裕はないので、 裕福な、環境保護を考える余裕のある人がお金を出して、 保護に取り組むしかないと思います。 そのお金を、貧しい場所に住む人が環境保護をするような 動機づけにうまく使う事が大切だと思います。 私は春に「緑の地球ネットワーク」 (http://member.nifty.ne.jp/gentree/) の植林ツアーに 参加して山西省の貧困地域へ行きました。 植林ツアーといっても、自分で植林するのはほんの少しで、 実際はお金を払って、地元の人に木を植えてもらいます。 その後の木の世話も、世話代を払って、地元の人にみて もらうようです。 最初はお金だけをばら撒いているようで変な気分でしたが、 地元の人にお金を払って働いてもらう事で、彼らに木を植え 育てるインセンティブを与えられるなら、それでいいかと思う ようになりました。 木を植えることによる収入で、貧困状況 が少しでも改善されれば、将来環境の事を考える余裕が 出てくるかもしれません。また、わざわざ外国から人と金が 来るのを見ることが、地元の環境が大切である事に気づく きっかけになると思います。 私はツアーに参加することで、少しは地元の人と交流し、 彼らやその地域をより身近に感じるようになりました。 これからも、微力ながらこの人々を応援したいと思って います。まんまと、作戦にひっかかってしまったようです。 裕福な人に、貧困地域の環境問題の現状を認識させ、 彼らに金を出させる事  と、 その金で、貧困地域の人が「環境を守れば生活が楽になる」 ような仕組みをつくることが大切だと、 このツアー参加を通して感じました。 それでは、失礼します。 諏訪直久 suwa@yellow.plala.or.jp .