STEVE MORSE Guitar Clinic
Ikebe Gakki, Akihabara

1994.2.19

ことの発端は93年の楽器フェアまで遡る。


その日、11月5日、楽器フェアの会場で
Yngwieのサイン会があり、Dr.Siegelがたまたま "自分は今フジTVの'寺内ヘンドリクス'という番組に出ている" という話をしたら、南洋貿易 (DiMarzio製品の輸入元) の人が、YngwieもTVに出せないかと相談を持ちかけてきた。すぐにその場で寺ヘンの制作会社に連絡を取ったところ即座にOKが得られたので、"出られるよ!"と言うと、Larry (DiMarzioの社長) とLewis氏 (Yngwieのマネージャー) 、そしてYngwie本人も大喜びで、"じゃあ君と一緒に出よう!"という話しになった。そこで、Larryが "それならSpanish Castle Magicをやったらどうだ?" と言うと、"いいね、是非やろう!" ということになり、その日YngwieDr.Siegelは握手をして別れた。


話はトントン拍子に進み、7日に
Yngwieの宿泊先で具体的な打ち合わせが行われた。その席でスタッフが、以前収録した番組のVTRを見せたところ、途端にYngwieの機嫌が悪くなった。実はそこにPaul Gilbertが映っていて、それを見たYngwieが "Paulが先に出た番組には出たくない!" と言い出し、その結果この話は流れてしまった。
そして3日間、
Yngwieとの競演に向けて必死で練習に励んだDr.Siegelは、腱鞘炎になった。

年が明けてしばらくたったある日、DiMarzio社のShapiro氏からDr.Siegelに電話があり、前回Yngwieの時は大変迷惑をかけて申し訳なかったが、今度Steve Morseが来るので、できればまたTV局に出演交渉してくれないかと頼んできた。今回も局側がすぐにOKしたので、Dr. Siegelも取材陣とともに当日、クリニックが行われる秋葉原のイケベ楽器に行くことになり、またSteveの大ファンだという森岡君も同行することになった。こうして、94年2月19日、イケベ楽器でSteveのクリニック及び寺ヘンの収録が行われた。

<以下の画像はビデオより>


曲の合間に質問に答えるSteve。左は通訳のDavid Shapiro氏。

彼のピッキングは、親指と中指でピックを持ち、人差指は軽く添えている。

ハーモニックは人差指でハーモニック・ポイントにさわり、
親指と中指で持ったピックで弦をはじく。

harmonic.rm
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主催者はDiMarzioなので、ピックアップについては
一つ一つ音を出して、丁寧に説明。

"Tumeni Notes"の弾き方を解説
"スウィープは使わず、全部オルタネイトで弾いてるよ"と説明。

tumeni.rm
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右手の人差し指でピックを持って、親指と中指、薬指、小指で弦をはじく。

simon.rm
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