『仄暗い水の底から』
(原作『仄暗い水の底から』鈴木光司)
『リング』の鈴木光司の小説「仄暗い水の底から」に収められた1篇、「浮遊する水」が映画化されます。2002年1月19日、全国東宝系で公開予定。毎年恒例のやつですね。今年からは二本立てはやめたようです。採算がとれないんでしょう。しかしどんどんマイナーな作品が映画化されますね……。
『玩具修理者』
(原作『玩具修理者』小林泰三)
映画化は大いに結構なんですが、今のところ渋谷のQフロントでしか上映予定がありません。地方出身者はビデオで観るしかないんでしょうかね。デジタルで撮影された40分の短編映画です。
『蝶の棲む家−木曜組曲−』
(原作『木曜組曲』恩田陸)
公開日未定 (原作未読)(未見です)
4年前に薬物死した大物女流作家の死の真相をめぐり、洋館を舞台に繰り広げられる推理劇。恩田陸作品、初の劇場映画化! 出演者が女性ばっかりですねえ。
監督は『月とキャベツ』『はつ恋』などの篠原哲雄です。
『緋色の囁き』
(原作『緋色の囁き』綾辻行人)
公開未定 (原作読了済み)(未見です)
なんと日韓共同配給での全国公開が決定しました。配給は大映、クロックワークス、ビームエンターテイメント。昔、映画化したらいいなあ、とこんな文章を書いてましたが、まさか現実になるとは……ちょっと不安ですがね。お嬢言葉は再現されるのか……?
しかし今のところお蔵入りになってる模様……。実現したらいいなあ……。
『模倣犯』
(原作『模倣犯』宮部みゆき)
6月8日公開 (原作読了済み)(鑑賞済み)
あの長大な原作を、いったいどうやって二時間前後にまとめるのか? 主演が中居君というのも、大変な不安材料ですね。稲垣亡き(失敬!)今、代わりに映画に色気を出したのが彼というのも、ちと意外です。
『OUT』
(原作『OUT』桐野夏生)
9月公開予定 (原作読了済み)(未見です)
ドラマ化から数年を経ての映画化。平山&原田の『愛を乞う人』コンビが再び、ですね。2月にクランクイン。ハリウッドのメジャー映画会社、20世紀フォックスが史上初めて邦画の配給を手掛けるそうです。
『リング』(仮題)(ハリウッド版)
(原作『リング』鈴木光司)
公開日未定 (原作読了済み)(未見です)
「貞子」にあたる少女に、『A.I.』に出演していたデイビー・チェイス、松嶋奈々子が演じた女性ジャーナリストの役に、『マルホランド・ドライブ』のナオミ・ワッツが決定。監督は『ザ・メキシカン』のゴア・バービンスキー。貞子に配役がある時点で、日本版とは全く別物になることがわかりますね。しかし原作にはいない女性ジャーナリストが登場することで、やはり「再映画化」というよりは「リメイク」だということもわかります。
『ダークウォーター』(仮題)(ハリウッド版)
(原作『仄暗い水の底から』鈴木光司)
リングに続いてこちらもリメイク決定。スタッフ、キャストなど詳細は未定。続報を待たれよ!