第二次イタリア遠征班 従軍記 ペルージャ〜アッシジ編
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交互にトイレに行き、無事駅に到着した我々ですが、
待合フロアは結構な人の数でした。
それもその筈、いつも切符を売ってるタバッキ
(タバコ屋の事、各種切符はここで買う)がまだ
開かず、誰も切符を買えないでいるんです。(爆)
残る手段はクレジットカード払いの自販機ですが、
イタリアで自販機ってのは常に胡散臭い代物なので、
誰か人柱にならないかなーと、ホールに居る全員が
腹の底で思っていました。(爆)
そんな折り、ついに我慢出来なくなった長谷川が
意を決して自分のカードを差し込む!。
彼の勇気に倣い何人か後に続くのでした。(笑)
しかし、その勇気を称える列も長くは続かず、タバッキが突然開店し、列はそちらへ散って
行くのでした。(その後すぐシャッターを閉めてしまいましたが・・・・臨時開店?)
駅に着いたのが6時前、列車の発車が6時37分でしたので、40分くらいこんな事をして
時間を潰していた事になります。(笑)
既に列車は来ているので、まだ発車時間まである
ものの、ヒマなので早速乗ってしまいました。
道程は1時間、これは特急なのでローマのテルミニ
駅まで30分、車内で写真を撮ったり今後の予定や
各自の希望を話したりして過ごします。
そんな事をしていると直ぐに到着しました。
事前にメールで、「テルミニに着いたら電話せよ」と
連絡を貰って居たんですが、この電話がカード式の
ばかりで小銭が使えません。(汗)
「おい、金入んないよ。」
「げ、小銭んとこロック掛かってるなー、他探すしかないかもしれない」
「しょーがねーなー。じゃあホームの上まで行ってみるか?」
「悪りぃ、ちょい荷物あるんで見て来てくれん?荷物番してるからさぁ・・・・。」
「・・・・・・・・・・・判った。行ってくるわ。(マジ?)」
全荷物を背負ってるCDCは、階段を行ったり来たりするよりも、身軽になって一人が電話しに
行った方が良いと言う判断でしたが、実はこの時近くで酔っ払いだか浮浪者だかが寝転んで
叫んでいるのを長谷川が嫌がって居たので、CDCが残って長谷川を派遣した方が良いと思った
のです。決して相棒に押し付けた訳ではありません。(汗)
程無くして長谷川が戻ってきました。
「電話間違えちゃったー。変なオヤジが出て原田じゃないって直ぐに判った。」
「マジ?名刺の電話番号の方だったんだな。それで本人とは連絡は付いた?」
「ついた。すんげぇ眠そうだったわ。(爆)」
何故こんな面倒臭い作業が必要かと言うと、この日はポルタポルテーゼで行われる、週に
一度の自由市を見に行こうと思っていたのです。ホテルは予約してあるものの朝の7時なので、
一度原田家に荷物を置かせて貰おうと言う計画でした。
イタリアの住宅では普通ですが、一般家庭の玄関に至るまでに、建物自体へ入る為の扉が
何箇所かありまして、来訪者はインターフォンで知らせて開けて貰う仕掛けです。
がしかし、原田家のインターフォンは故障しているので、予め電話で来訪する旨を伝えないと
遊びにいけないと言う事情がありました。
大扉の前に着くとガチャリ、遠隔操作で鍵の開く音がしました。駅からの時間を見計らって
開けてくれたんでしょうが、実にナイスタイミング!。
二つ目の扉も超え、階段を上がっていくと原田の声がしました。
「おーい、さーいとー。」
「おすー、久しぶりだなー。朝早くからごめんなー。」
「いま丁度、親戚来てるんだわー、上がって。」
部屋に招き入れられると、奥さんのミキさんが出てきました。
「おはよー、お疲れ様。電車大丈夫だった?」
「タバッキ開いてなくて焦っちゃった。クレジットカードで買えたけどね」
「おはようございます、はじめましてー」
「親戚のリカちゃんね、フィレンツェから昨日ローマに来てうちに泊まってるのよ。」

「おぉー凄げぇ!、どうも初めまして。 宜しくお願いします。」
「何か毎回ゲストが登場して良い感じだよねー」
「リカちゃんも一緒にポルタポルテーゼ行きたいんだけど、良い? 俺も行くわ。」
「全然オッケー、人数多い方が断然良いわ。行こうぜー!宜しく頼んます!」
「財布気をつけてね、荷物あまり持たない方が良いよ」
と言う事で4人で一緒にポルタポルテーゼ(自由市)
に行く事になり、初めて市電の路面電車の「トラム」
に乗りました。
このトラム、ローマ市の南側を中心に走っています。
ローマ北側は普通の
バス(と言っても妙に長い)も
走っていますが、どれも切符は地下鉄の「メトロ」と
共通で使えます。
普通の切符で77セント、75分間は乗り降り自由で、
乗り換えも一枚の切符で可能です。
ちゃんと動いてれば、この方法って便利ですね。
乗り換えた後の車両は滅茶苦茶混んでいましたが、
何とかポルタポルテーゼ駅に到着、撮影してて逸れ
そうになりながらも、何とかついて歩きました。(笑)
革のジャケットや洋服、骨董品(ランプシェード?)等
が並ぶ場所をぬって歩いていきます。
途中、道の真中で賭博をやっていました。テーブル
台の上に三つの壷を置いて、どれに入っているかを
当てるのです。相場は判りませんが、
200出してる
人が居ました。(爆)
「はらだー、あれ撮りたいんだけど、ちょい待って」
「ムリだよ、賭博自体違法だから写真警察に突き出されたら終わりだもん」
「なに〜、そうなんだ。 隠れて撮っても怖いしなぁ」
「それより腹減ってない? 折角だから何か食べようよ」
そこで豚肉のパン(パニーニ)を皆で食べました。
パンに豚肉やソーセージ、ハム等と一緒にチーズを
挟み込んだものですが、ローマ市街では一般的に
食べられてるイタリア版ホットドッグですね。(汗)
味は肉に塩胡椒してあるのと、チーズで塩辛い
感じですが、慣れると中々美味しいです。
ローマ市内のいたる所で売ってますが、同じものは
無いので色々食べ比べてみると良いと思います。
中にはペッタンコな物もありました。
「味も無いし大して美味いもんじゃないんだよなー。でも食ってると美味くなってくる。」
「俺、皆で食い歩くと何でも美味いわー。一人で食うと何食ってもマズいぞ。(笑)」
「そりゃ普通そうだろー、さいとー。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・(苦笑)」
食い歩き、食べ終った頃に原田がタイムアップで、このまま出勤です。
「ぼちぼち行くわー。 帰り大丈夫? ちゃんと帰ってこれるかな?」
「地図とコンパスあるから今回は大丈夫! バス判らなくても最悪歩いて帰れるよ。」
「じゃぁ後は適当に頼むわー、初日だから今夜は休んで明日だな。」
「おう、どうも有難うな。 今夜電話入れて一応確認しておくよ。」(⌒▽⌒)/
頼りの原田は去ってしまい、我々三人はどうするか相談し始めました。
「折角だから、もう少し市場を歩き回ってみようか?」 ↓ねーよ(笑)
「そだなー、全部回ってみようぜ。コートじゃなく原皮とか売ってねーかなー。」(爆)
「ねーねー、かばんのファスナー開いてるよー」 (-_-)σ ホラ
瞬時にそのまま凍りつくCDC、ピキーン。
やってしまったのか、やられてしまったのか、なけなしの5万円両替した俺の
390!
ない!ない!ない! 俺の革財布が無い!
「財布気をつけてね
気をつけてね
気をつけてね
気をつけてね」
スーっと脳裏に浮かぶミキさんの言葉。
確かに毎回波乱万丈の旅行になるけれど、着いたその日にいきなりこのハプニングは
無いだろう! この世には神も仏も居ないのか!(どっちも信じてないけど^^;)
「うがー!やられてもーた!」 ヽ(`Д´)ノわぁぁぁぁぁん
「こんだけの人ごみだから、いつスられてもおかしくないよなぁ」
「でも家出る時に財布抜いて無かったっけ?大きいお金移して・・・・・。」
「(T_T)ウッウッウッ・・・・・・ウエ? そうだったっけ??」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
かくして被害は無かったのでありました。(汗)
とは言うものの、ここに来る前には閉めてあったザックのファスナーが開いていたと言う事は、
一度ならず狙われたと言う事なので、怖くなったCDCは外にぶら下げている全ての荷物
(カメラバッグやウエストバッグ)を一箇所に纏める事にしました。
もう昼頃になるとこんな感じ(左写真参照)に混んで
しまって、もはや立ち止まるのもままならない状態に
なってましたが、リカちゃんが敢えて買い物を敢行!
売り子の坊主相手にTシャツの値引き合戦を始め
ました。 その頃CDCは疲れ、人の少ない場所で
動けずにいました。(またスリに遭いそうで^^;)
長谷川もそのうち、パニーニ売り場で、ブタの丸焼き
の頭部分を切り分けてるのを見て大喜び、写真を
撮って遊んでいました。(笑)
更にリカちゃんはTシャツに続いてサッカーユニフォームの物色を始めました。(笑)
「この調子でフィレンツェでも一人で渡り歩いて来たんだろうなぁ・・・すげぇ。」
「さっき聞いたんだけど、英語も伊語もダメらしいぞ、女は度胸って奴か?違う?(笑)」
再び合流して歩き回り、何だかんだ言いつつCDCも迷彩パンツを
20で購入です。
買い物も出来たし、結局今日はトラムで原田宅へ戻ることになりました。
ところが日本と違い、トラムの中では駅名など言ってくれませんし、窓の外の景色を見ても
知ってる景色がある訳でもありません。「駅名を運転手に告げて教えて貰おう」等とHPで紹介
してありましたが、誰一人それで上手く行った話もありませんでしたので、ここは何とか自力で
ナビゲーティングです。(爆)
おもむろに車内で地図を広げて指差呼称確認。(爆)
まぁ、車内も空いていて皆座れたので出来たのですが、そうでない場合は十分に地図を見て
シミュレーションして乗った方が良いと思います。(と、観光者向けアドバイス^^;)
かくして再び、ネッポンジンによる奇行が繰り広げられるのでした。
「なー、駅名とかどこだか判らないし、地図見て確認してった方が良くないかな?」
「あぁ、そっかー。出せー。」
「ここから出発したんだろー? どの辺まで来たんだろう?」
「さっき通ったのが、中田が来たって言う広場だろ。その先じゃないかな?」
「あれ、コロッセオ?」
「じゃこの路線かな?コロッセオと判れて右に折れていく?」
「あ、折れたよ。」
「左手にホテルデルタってのが見えてくるから、その2本先の交差点だ。」
「あー、ホテルデルター。」 (-_-)σ あれ
数分後:「よしこのバス停だ!下りろ!出ろ出ろ!」(爆)
こうして無事に目的のマンゾーニ駅に降り立つ事が出来ました。(笑)
しかしこれからがもっと大事です。何と言っても徒歩ですから自由自在ですし。
「こらー、そこ! 歩き出さない。 前回の教訓を忘れたか!」(笑)
「はえ?」
「交差点では地図とコンパスで確認だ、また反対方向に歩いて行ったら困るだろ。」
「前回って何があったの?」
「バチカンに行こうとして、十字路で反対方向に歩き出して偉い目に遭った。」(爆)
「よしこっちの方角だー、道路を渡った方が早そうだね。」
こうして無事に原田宅の門まで歩いてこれた、が! この時にまた問題発生です。
「あれー?電源切れてる・・・・・。元の画面が出ない!」
出掛けにミキさんから門の前で連絡するようにと渡された携帯電話でした。
「ナヌー!ちょっと俺に貸してくれー」
暗証番号画面みたいなのが出て、どうにもならず。
鞄の中で一度電源が切れたのです。
公衆電話で済む話なのですが、実は電話番号の書かれた名刺は例の財布の中。
CDC以外の二人も、電話番号くらい持ってて良さそうなもんなんですが、万事休すです。
とその時、何気にドア開いてるじゃないですか!(爆)
知らない兄貴が帰ってきて、門の前で困ってる我々に閉めるのを待ってくれたのです!。
兄貴ありがとう〜! やっと中へ入れ・・・・・
・・・あ! 次のドア!走れ〜〜!!!
ちゃんと内ドアでも開けて待っていてくれたのでした。 (T_T)アァ〜 有難う
無事に原田宅に到着しました。そしてもうこの頃には有羽が起きていました!。
「ゆーは〜! おはよう、ゆーは!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 トテトテトテ。
「ゆーは、さいとーのオジちゃんだよー」
「おっ・・・オジちゃんって言うな!」(爆)
「・・・・・・・・・・・・・・・・はぁ〜あ。」
「寝起きで、まだ機嫌が悪いのよー」
さて、我々は一度ホテルへチェックインして荷物を移し、その足でそのまま昼食に出ようと
言う事になりました。
有羽はベビーカーに固定しミキさんと。CDCは面倒臭い軽登山靴の紐を編み上げ、長谷川は
キャスター付きトランクをゴロゴロ・・・・最後にリカちゃんがドアをパタン。
「あ! リカちゃんドア閉めちゃった!?」
「うん・・・・・・え?」
「もしかしたら鍵持ってないかも・・・・あら・・」
「もしかして閉じ鍵ですか?」(汗)
ここに居ても、どうにもならないので、とりあえずは外に出る事にしました。
「アレだったら、俺ら速攻で店に行って原田から鍵借りて来るけど」
「あ、いいやー。どっちにしろ行かなきゃいけないからチェックインしちゃって」
と言う事で、歩き慣れた道を通ってホテル「クイジサナ」へGO!
「冷蔵庫あるってよ」 (ミキさんが通訳してくれた)
「やったー!これで冷えたコーラが飲める!」(笑)
フロントがサインも必要だと言うのでCDCが漢字で書いて、いざ221号室へ。!
毎度思うこの超狭いエレベーターに乗ると、突然1階と2階の
間でギー!と音を立てた。(汗) 正直落ちるんじゃないかと一瞬
ビックリした。(その後も毎度同じ場所で鳴りました)
「デュエデュエウーノ!何処だ!こっちか!」
「こっちにも部屋があるぞ! ここだ! あーけろ!」
ガチャガチャ・・・コトン、ゴッゴ! 「あれぇ?」
「鍵は回すだけで戻しちゃダメなんだよ、貸してミソ」
(カチャカチャ・・・・コトン、キィ〜。)
よっしゃ突入〜〜!!\(⌒▽⌒)/
「バスタブにカーテンがあるー!やりぃ!」
「やっぱ二人部屋はちょっと狭いなー・・・・・あぁ? なんじゃぁこりゃ〜〜!!」
「なにー? おぉ〜〜??」
「何でダブルベッドやねん! フロント間違えたんかなー。」
変更して貰いに長谷川がフロントへ。
下で皆がウケてる声が聞こえ、一人淋しい。 (T_T)
「何かねー、係が間違えたらしいだってー。今日は我慢してくれだってさー。」
「マジ? 今日このままなの? このまま寝るの?」(汗)
「結構ダブルでも寝る人多いから、平気だよって言ってたよー」
「何てこったい、まぁ一晩だし。じゃあ、みんな待ってるから急ごうぜ。」
とりあえず荷物を下ろし、三脚とカメラを持って階下に下りていく。
ホテルから道沿いに、ほんの少し歩いたところに、そのレストランはありました。
ミキさんに任せて注文して貰いましたが、我々の
語学勉強の成果は一体どうなったのか。(笑)
この時パスタとピザを食べましたが、ここでも有羽が
大暴れ。怪獣と化しました。(笑)
そして最後に、ちょっと辛いパスタを間違って食べて
しまい、大泣きです。(汗)
こうなると、もう我々に出来る事は殆どありません。
(そりゃそーだ) ミキさんがなだめて最後には眠って
しまいました。
食事自体は一人
15、
これにはチップも全て含んでの金額となります。
(お釣りはお盆の上に置いて、そのままチップとなります)←判んないので全てお任せ(爆)
食事後、更に両替をしたかったので、ミキさんに頼んで手数料不要の両替所へ連れてって
貰いましたが、この日は日曜日の為お休みでした。(後日二人で出直しました)
そのままレパブリカの噴水まで出たので、ちょっと一休みです。記念写真をまだ一度も撮って
いなかったので、折角持ってきた三脚を使ってパシャリ。(が、イマイチの出来^^;)
一応明日は、朝早く出てペルージャへ、一日使って行く予定になっていたので、初日という事も
あって夜の外出は控える事になりました。(夕食は自分達で調達です)
そこで今日はこの場で別れ、ミキさんは予約切符の手配と鍵を取りに原田の勤務先へ。
我々はいつも利用してるスーパーへ買い物へ行く事にしました。
このスーパー、ローマ市内の各地にある大変大きな
チェーン店らしいのですが、テルミニ駅ビル東の一番
外れに位置していて、いつも空いています。
前回の旅で、FAB氏に起こった「ガッサータの悲劇」
もこのスーパーでした。
でもこの写真を見て下さい。
これだけの種類があれば誰だって間違えますよ!。
そう、我々だって今回・・・・・・。(爆)
因みに下の6Lセット、
1
とか書いてあります。
これを見てしまうと、確かに日本で売ってるミネラル
ウォーターはガソリンより高いですよね。
結局帰ってきて風呂(と言っても実質シャワーなんですが)に入ったり、、飲んだり食ったり
HPの更新をしていました。CDCは紀行文(コレ)を書く為に一日の行動メモを取っているので、
これに3時間程度掛かってしまいます。(大抵は終わるのに夜0時を回ってます)
一方の長谷川は、さっさと20時くらいには寝てしまいますので、後からダブルベッドに入る
CDCは恥ずかしいハズカシイ!。(爆)
え?ダブルベッドの写真はどうしたって? 何を言ってるんですか! 俺ら男同士ですよ?
そんなもん見てどうするんですか?(汗) え?良いから見せろ?
あんたも好きねぇ〜。 ちょっとだけよ〜ん、うふ。
明日は7時半にいつもの分岐路に集合、6時に起きれるのだろうか・・・・。
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