各国の教科書に見るソ連対日参戦 |
第2次大戦末期、ソ連は日本に対して宣戦布告し、おもに中国東北部(満州)に駐留していた関東軍を攻略、中国東北部を解放した。この時の状況を関係各国の子供たちはどのように学習しているのか、中学校・高等学校の教科書を比較する。
フランスの歴史教科書 |
(フランスの高校生用教科書です)
広島
一九四五年秋に計画されていた日本本土への総攻撃は、最終的には行われなかった。
一九四五年四月十二日に死去したルーズベルトの後を継いだトルーマンは、自国軍の損害を抑えるために、ニューメキシコのアラモゴードで実験に成功した原子爆弾を使用することに決めた。ポツダム会談も行われていたが、一九四五年八月六日、ついに最初の原爆が広島に投下され、三日後には長崎も同じ運命をたどった。スターリンは、ヤルタ会談での約束どおり対日参戦を行った。天皇はこの惨劇を知り、沈黙を破って戦争に終止符を打つことを求めた。軍部の狂信的な猛反対もついに退けられた。 一九四五年九月二日、日本の全面降伏が戦艦ミズーリ上で調印された。
最も悲惨な戦争がここに終りを告げた。
引用文献
ヨーロッパの教科書に書かれた日本の戦争 越田稜編・著(1995/10) 梨の木舎
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