各国の教科書に見るソ連対日参戦 |
第2次大戦末期、ソ連は日本に対して宣戦布告し、おもに中国東北部(満州)に駐留していた関東軍を攻略、中国東北部を解放した。この時の状況を関係各国の子供たちはどのように学習しているのか、中学校・高等学校の教科書を比較する。
オーストリアの歴史教科書 |
(オーストリアの高校生用教科書です)
枢軸国の降伏
(前略)
ドイツの軍事的敗北後、アメリカはソ連の対日参戦を要請し、それは八月八日に行われた。同時にアメリカは、初の原子爆弾を広島と長崎に投下した。
八月六日の広島へのウラン爆弾の投下によって二〇万人以上が死に、十万人以上が負傷した。この最初の核兵器投下は、日本の降伏を最も速やかに実現するという意図からなされた。三日後、二番目の爆弾の長崎への投下により七万四〇〇〇人が殺された。八月十四日には日本は無条件降伏をせざるをえなかった。
引用文献
ヨーロッパの教科書に書かれた日本の戦争 越田稜編・著(1995/10) 梨の木舎
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