マッカーサー・ラインの設定



出典:水産問題資料 四
『いわゆるマックアーサーラインについて』 政務局特別資料課 昭和二五・五・二六



昭和20年9月27日 FLTLOSCAP80

 ノサップ岬から北緯四一度三0分東経一三0度に至り、それから南へ北緯三0度、西へ東経一三0度、南へ北緯二九度、西へ東経一二六度、南へ北緯二六度、西へ東経一二三度へ行き、対馬の南端に至る。対馬の北端から北緯四〇度東経一三五度に至り、それから北緯四五度三0分東経一四〇度、東へ東経一四五度に至り、南して北海道に至る。


昭和20年11月3日 SCAJAP587 第一次漁区指定
 北海道本当近海の限界が明瞭でなかったので、今回の覚書により沿岸は三マイル以内を含むものであることを明らかにした。


昭和21年6月22日 SCAPIN1033  第一次拡張

 ノサップ岬と貝殻島の中間大体北緯四三度二三分東経一四五度五一分の点より、北緯四三度東経一四六度三〇分の点に至り、それから北緯四五度東経一六五度へ、さらに南へ東経一六五度の経線に沿って北緯二四度に至り、それより西へ
北緯二四度の経線に沿って東経一二三度に至り、さらに北へ北緯二六度東経一二三度に至り、それより北緯三二度三〇分東経一二五度に至り、さらに北緯三二度東経一二七度四〇分に至り、それより北緯四〇度東経一三五度に至り、さらに北緯四五度三〇分東経一四五度に至り、それから東へ北緯四五度三〇分東経一四五度に延び、宗谷岬を海岸から三里離れて廻り、南へ統計一四五度の経線に沿って北海道海岸三里の点に至り、さらに北海道海岸沖三里の線に沿って、知床岬を廻り根室海峡を通過してノサップ岬貝殻島中間の出発点にもどる。


昭和23年12月23日 SCAPIN1033ノ1 千島列島、歯舞群島の境界を明確にした

 …北海道海岸沖三里の線に沿って、知床岬を廻り根室海峡を通過してノサップ岬貝殻島中間の出発点にもどる。
 とあるのは、果たして北海道海岸三里の線のどの地点とノサップ岬貝殻島中間の出発点とを結ぶかと言うことが疑問となってきた。

 北緯四三度二六分一七秒東経一四五度四八分〇三秒とするとともに、ノサップ岬と貝殻島の中間地点を北緯四三度二三分一四秒(従前は北緯四三度二三分)東経一四五度五0分三〇秒(従前は一四五度五一分)に訂正した。