さて「卒業証書」に続き「オフ会レポート」を挟んでの割とまともな
コンテンツＵＰですね。(^^)
何はともあれ濃いネタをＵＰしたかったもので、メールＲＥＳはちょい後回し
にさせて頂いてと…（ヲイ！）f(^^;

このゲーム、１９９４年にＳＥＧＡから出た半自由スクロールタイプの２Ｄ
縦シューティングゲームです。
確かこの頃格闘技ブームに乗って「ゴールデンアックスTHEデュエル」なんて
操作性がいかにもＳＥＧＡらしい（笑）カ○コン御用達ペリフェラル格闘技
ゲームがＳＴ−Ｖシステム基板で出ていましたね。
まあ、あっと言う間にゴールデン〜の中古カセットの価格は５００円に下落いや
いち早く適正価格に落ち着きましたが、ク
いやプレイヤーを選んだ機種であった事が容易にお判りになりますね。

しかし同い年に
バーチャファイターがサターンに移植され
バーチャファイター２の稼動が始まった
陰で、なんでこんな５年以上遡るようなグラフィックとＶＧＭがショ
いやオールドゲームを彷佛とさせるような機種が出て来たのか、…実は…
…全く持って判っておりません。（笑）

ささ、早速この変な機種を紹介させて頂きましょう。

１．ゲーム内容　　

ずんずん教の野望を打ち砕くゲームです。
自機は菩薩様。（？）どー見てもお地蔵様にしか…

全部で

日本支部
アジア支部
欧州支部
米州支部
ずんずん教本部

の５つの支部（ステージ）があり、どのステージから始めても良いようにステージ
セレクトできるようになっています。（本部は除きます。）

また、それぞれのステージは４面で構成され、４面目では支部長（ボス）との
一騎討ちとなりまして、単純に面数で言えば５×４＝２０面で一周となります。

それぞれの面の攻撃パターンは大した変化もなく
いや微妙に攻撃方法が変化し、各面毎に敵キャラが個性的に変わってきます。
以下に敵キャラを２種類紹介しておきましょう。
左下は日本支部のジュリアナ娘
右下はアジア支部の中国娘（クーニャン）
です。

　　　

２．アイテム

敵キャラを撃つ事により、時々パワーアップアイテム等が出現する事があります。
以下がそのアイテム一覧です。

・「金」：ボーナス得点になります。
・「↑」：スピードＵＰします。
・「↓」：スピードＤＯＷＮします。
・「フラスコ」：一定時間無敵になります。
・「般若の面」：敵を一時停止させます。
・「小槌」：自機が小さくなって当たり判定が小さくなります。
・「炎の輪」（？）：撃つ弾のスピードがＵＰします。
・「？？？」（名称不明）：自機レベルＵＰ。数段階ある模様。
・「宝玉」（？）：御心ボンバー（ボンバー）のストックが一つ増えます。

以下の画像でアイテムを少し紹介しておきましょう。

　　　

　　　

３．ゲーム性

いや、何も言いますまい。
自機の当たり判定はニチブツの「アームドＦ」並にやたらでかいです。
怒首領蜂の当たり判定にすっかり慣れた館主に見切るのは無理と言うものです。
（ちなみに怒首領蜂は１０００万点プレイヤーですえっへん。）…オヨビデナイカモ
自機スピードも初期はとても遅く、みすみすやられてばかりです。
狭い画面内、敵が縦横無尽に動き回りましてうざったい事この上ありません。
パワーＵＰする前に良く死んでしまいまして一度も「レベル２」より上がった事
がありません…。どなたかレベルがいくつあるのか教えて下さいましたら。(;_;)
ゲーム後半でやられ、ショボいドノーマル装備に戻された日には敵弾や体当たり
攻撃の前になす術はありませんです。

…しかしこんなゲームでも独特の世界観が受けて一部の偏いや風変わりなマニア
の方々の間で面白がられたと言うのですから、
…マニアって本当に不思議ですねえ…。　？？

2003年 1月16日補足
Ｓさんよりパワーアップについて情報を頂きました。

初期：地蔵
１パワーアップ：菩薩
２パワーアップ：明王
３パワーアップ：阿修羅

だそうです。

Ｓさん、情報をありがとうございました。(^^)

４．ゲーム世界観

危な過ぎます。
一体ＳＥＧＡはどうしちゃったのかしらんと思える程です。
いやなに、当時稼動していた時期が時期だけに全く洒落になっていないような気も
しまして、館主ソ連の某事故のタイミングでチェルノブを出したＤＥＣＯをつい
思い出してしまった程ですが、これって気のせいなんでしょうかね？

まずコインを入れると響く
「ずんず〜ん！！」の声。
この辺で基板を購入した事に後ろめたさを感じ始めたりします。

スタートボタンを押して面セレクト画面に移る段になって危なさが本格的に
なってきます。
「なんだこのゲームは？」と思わずこぼしてしまう事でしょう。

「せっかくだから、俺はこのゲームを遊ぶぜ…」と気を取り直してみたと
して、面冒頭で出て来るエフェクト音がまた…
「ずんずん教だずんずん教だずんずん教だ！！」
…　…　キてます。ハンドパワーの領域さえ凌駕する勢いがほとばしってきます。

　　　

各面の名称もまた怪しいものばかりです。
例えば

・「上野駅東北線乗り場」（日本支部３面）下の画像参照。
　派閥：朝まで泥酔派
・「蛇の笹薮」（アジア支部２面）
　派閥：子供受けパンダ派
・「バーおフラメンコ」（欧州支部２面）
　派閥：悲しみのマドンナ派
・「ママッタンハーレム」（米州支部２面）後に紹介。
　派閥：ウエストサイド派

こんな場所でこんな宗教派閥と苦戦を強いられる菩薩様っていったい…

　　　

ママッタンハーレム（派閥：ウエストサイド派）の冒頭画面も紹介しておき
ましょう。
このボンテージママで萌える方もひょっとしたらいらっしゃるかと思いますれば
わざわざＵＰしてみたのですが、勢いでムチと蝋燭でも持ったＣＧにでも
すれば尚更良かったかも知れませんね。
ああ〜ん、ママぶってえ、もっとキツくぅ！ビシバシッ

表現を少し間違えたかも知れませんが、館主、単に悪魔上ドラキュラの世界観に
近付けて欲しいと個人的希望を言っているだけですから。

ママッタタンハーレムと改名した方が良いでしょう。

５．ボス紹介

下の画像は米州支部長（ステージボス）です。
面は「高層ビル屋上」（４面）
支部長の名前は
クリキントン。

　　　

「ＪＵＳＴＩＣＥ」（正当）攻撃とはまた。
きっと当時の開発者の日米貿易摩擦緩和の願いが込められていて、ほのぼの
友好な面にする狙いがあったんでしょう。
某国の大統領が見たらあまりのナイスガイぶりにさぞかし泣いて喜び思わず日本
に向けて核ミサイルボタンを押して下さる事でしょう。


６．あとがき

デス様やＦＩＳＴ等の歴史に残る名作をこよなく愛せる方ならきっとこのゲームも
好きになれることと思います。
ささ皆様、これを機会に話題のタネとしてこの基板を入手されてみてはいかが
でしょうか。なかなか笑えますよ、
買った自分が。

ところでこのゲーム、青息吐息で１周クリアしてもエンディングは拝めません。
なんと２周して初めてエンディングのデモが始まると言う仕様だったりします。
開発者な方々はなんてえアナルが小さかったんでございましょう。
あ、何事にも決して怒らない宮沢賢治ばりに勇気のあるマニアな方はお確かめに
なられてみては？
全身虚脱症状を起こすオチが待ち受けています。

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