サツマイモ酒(Sweet Potato Wine)



[サツマイモでお酒は出来るか]
焼き芋を食べれば甘い。甘い=糖を含む。糖は発酵が可能。ということでサツマイモからの酒造りに挑戦しました。材料はサツマイモ1kg、そしてドライイーストです。

[サツマイモをスライス]
スライスしたサツマイモ
1kgの芋の皮をむきスライスする。

[お湯を加え67-70℃で2時間保温]
お湯を加え67-70℃で2時間保温しているところ
4リットルのお湯を加えコンロで67−70℃に調整する。その後2時間程置くと芋のでんぷんが糖化され、若干甘い液が得られる。

[ザルで液を濾す]
ザルで濾した後の芋汁
ザル等で濾し、芋汁を得る。比重を計ると1.020であり、発酵させて酒を造るには若干糖度が足りない。

[2倍濃度に煮詰める]
倍の濃さになるまで煮詰めた芋汁。真っ黒になっている。
倍の濃さになるまで煮詰める。煮詰めたら真っ黒になってしまった。

[一升ビンに移しイースト添加し発酵させる]
盛んに発酵しているので泡が出ている
液を冷まし、殺菌しておいた一升瓶に移す。その後ドライイーストを7gほど加えて発酵させる。写真は盛んに発酵している時の模様。

[お味の方は]
発酵を経た状態。レモンイエローの液体になった。
真っ黒だった芋汁も発酵を経るとなぜかレモンイエローの液体に変わっていた。そして味の方は芋の風味はほとんどせず、かなりすっきりした味。舌に炭酸が少しピリピリしている。お腹の中がかなりほてるから、それなりにアルコールはあるのであろう。これを蒸留すれば芋焼酎になるらしい。

[あとがき]

この記事に関しては、結構問い合わせがありました。なかには米国からレシピを教えてほしいというリクエストもあったので、興味深い話題だったのかと感じています。なお、芋を芋自身の糖化酵素で唐化するのは効率が悪いので、本当であればコウジなどを用いて唐化したほうが、よかったかも知れません。
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