■ラブレターloveletter
飴色のストーリー
邦画を見直したきっかけとなった映画です。 レビュー星5つが怒涛のように並んでます。
中山美穂と中山美穂。酒井美紀と柏原崇。 豊川悦ニも結構いい味を出してて、 『あ、この人、こんな演技もできるんだ。しかもうまい』と見直したのもこの映画です。
中山美穂が二役なので、最初は『ん?』という感じでしたが、 往復書簡にあっという間に惹きこまれていきました。 『私が好かれたのは似ていたから?』と嫉妬するシーンがせつないです。
もちろん現代も良いですが、学生時代の素直になれない二人の気持ち、 もしくは好きとも気づいていない樹の気持ち…それが最後の“ラブレター”で気づかされるといった感じでしょか。 はじめは博子さんの中山美穂に感情移入しましたが、 最終的に微笑むように見てたのは樹役の中山美穂です。 まさに二人にとってのラブレターで、いろいろな意味が重なるタイトルづけがされていたのだと思います。