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■羊たちの沈黙

伏線

ひさびさに見ました。相変わらず緊迫感がハンパないです。

最初の面会のシーン、レクター脱出のシーン、犯人が踊ってるシーン、 そしてラストの街角シーン…やっぱりレクター脱出のところが好きでしょか。

改めてみるとアンソニーホプキンスのすごさが輪を掛けて迫ってきます。 結構アップのシーンがあるのですが、その迫力といかにもという話し方。 羊たちの沈黙でスターダムにのし上がったイメージがあるのですが、 ほんとにこんな役者さんがあの齢まで埋もれていたのか不思議です。

代表作として「冬のライオン」、「人形の家」、「インターナショナルベルベット」が紹介されてました。 ただ1970年代ころの作品で少し古いでしょか。 また羊たちの沈黙DVDでは特典が充実していて、 その中で「エレファントマン」の医師役としても述べられています。 これは1980年代で監督もデイヴィッドリンチ… このころでもすでに卓越した演技をしているのか興味が湧きました。

25周年版が出ているし、名前も2番目にクレジットされてるし、その頃から有名だったのかもしれません。 ちなみにブラピともよく共演していて、レジェンドオブフォールやジョーブラックなどにも出てます。 やはり独特の存在感は健在です。

そのアンソニーホプキンスが映像特典の中でジョディーフォスターを誉めてました。 最初のハンニバルとの面会シーンで、怖いんだけどそれを隠して対等にやり合う… それを言葉で表すことなく表情で見事に表しています。 レクターがどうしても目立ってしまいますが、 静かな演技を魅せるジョディーフォスターも見事がっぷりよつに組んでいたかと思います。 奇妙な2人のつながりにも物語的にはミステリアスです。

レクターの登場時間16分…なるほどなレビューがあります。

それにしてもこの映画、確かテレビでも放送されたと思いますが、 よく放送したなと…適度な編集はあったのかな。 当時映画をあまり見てない時代でも社会現象的に流行っていたのを覚えています。 “羊たちの沈黙”ってタイトルだけではどんな内容か不明だし…

またミステリーや推理小説というと“犯人不明でそれを探していくフーダニット”をイメージしてましたが、 この作品は比較的早く犯人が判明してしまい、 というより映画のスポットはそこではなく、あくまでクラリスとレクターに焦点が当たる… その構成がとても新鮮でした。 それでもカメラの前で踊るシーンはとても怖いインパクトがありましたが… 改めてみると暗視スコープのシーンも効果的に使われてました。

…すごい映画だな。。。でもごはん食べる前には見れない。