■12モンキーズ
豪華出演陣と伏線
伏線の回収がすさまじい…
10年ぶりぐらいに見直しました、12モンキーズ。ちょとネタバレが入りますのでご注意を。
まず。見る前に漠然と覚えていたのはラストで撃たれるシーンとブラピのキレた演技。 この2つが印象に残ってましたが、 DVDを入れてメニュー画面が出てくると、12モンキーズの音楽が流れてきます。
10年ぶりぐらいに聴く音楽なので…記憶がまざまざと蘇りました。 タイトルの絵も強烈です。
そしてはじまりは空港シーン、いわゆるラストの回想です。 この映画もこんなふうに時系列を入れ替えて見せてたんだっけかと… ただ上手にカメラワークして撮ってます、ブルースウィルスに髪があるとは思わないですし。 そして謎の子供…このへんの記憶があいまいのまま映画が進んでいきます。
まずはブルースウィルスのいる未来、 そしてブラピがキレた演技を見せる過去。このとき準主役の女優さんも出てきます。 この女優さん、きれいだなと…名前を調べるとマデリーン・ストウです。 このときにはすでに有名な女優さんだったそうで、
ラストオブモヒカン、不法侵入、将軍の娘/エリザベス・キャンベルなどにも出ています。 これら映画も見たことありますがあまり覚えが… また張り込み、リベンジなど聞いたことある映画にも出ているので、今度はこれらを見てみたいです。
…結構セクシー路線だったのかもです。
そしてブラピ。改めてみてもキレた演技がすごいです。 多少アイドル路線に行き気味なのを演技派に引っ張ってきたというか ブルースウィルスも特典映像の中でベタ褒めしてました。
ブラピの初期のころの映画を見てみると、
- リバーランズスルーイット(1992)
- カリフォルニア(1993)
- トゥルーロマンス(1993)
- インタビューウィズヴァンパイア(1994)
- レジェンドオブフォール/果てしなき想い(1994)
- セブン(1995)
- 12モンキーズ(1995)
- スリーパーズ(1996)
ファイトクラブやスナッチが出てくるのが2000年ころですので、 やはり12モンキーズのキレた演技はこの時期としては異色なのかもしれないです。
というように。俳優陣も豪華なわけですが、 2度目の12モンキーズでも面白く見れたのはやはりストーリーの秀逸さです。
鳥肌シーン
『複雑だけどわかりやすいストーリー』
DVDの映像特典の中で、制作のひとりがこのように評してました。 少し前から時系列を入れ替えてみせる映画が流行ってますが、 正直追いついていくのがタイヘンで…見終わったあとも『あれがこうだからああなって…』 と100%理解が難しいです。 ただ12モンキーズに関しては比較的すんなり入ってきます。
空港シーンの意味、そこに出てくる子供、壁のらくがき、ブルースウィルスと写真、 足のけがから検出された弾丸、そして謎の電話番号…中盤以降から怒涛の伏線回収が行われます。
私がゾクッ〜と鳥肌が立ったのは…メリークリスマスを マデリーンストウとブルースウィルスが2人で口ずさむシーンです。
レビューにもありますが、何度か見るたびに価値が向上する映画かなと思いました。
ブルースウィルスをボブと呼ぶ男、 パッと消えるタイミングは科学者次第? すれなら撃たれる前に助けてやれよ…とかまだ理解不足な点もありますが、 まだまだもう一度みたい映画です。