■名著本の探し方
<世界の名著、中公バックス>
『いろいろな名著を探すには?』
その1では○○論、ガイドブック、岩波文庫などの名著を探しました。
ここでは他の方法を探してみます。
以前古本屋を覗いたとき“世界の名著”というシリーズを見つけました。
全部で50巻ほどあるかと思いますが、このシリーズが参考になりそうです。
全50巻どころか81巻でした…
ただ名著というより文豪/偉人の名前がタイトルになっていて、その人の著作が収録されてるタイプのようです。
例えば司馬遷と言われるよりも“司馬遷の史記”と言われたほうが名著を読んでるような気が…
個人的には中公バックスの偉人名を参考にして、別途著作を探すのが良いかナと思いました。
<名著ガイド本>
中公バックスと同じような形で“名著全集”のようなものを出してる出版社があります。
探したかぎり見つけたのは下記でした。
いろいろゴチャマゼの状態となってしまいましたが、
この中からピックアップしてみるのも1つの探し方のようです。
名著を探す理由。まずひとつはチェックリストになる。
いろいろ一覧で見る中で『あ、これまだ読んでなかったナ…読んでみよっか。』というものがある。
『死ぬ前に一度観ておきたい場所』と同じように、読んでないと損してる気分に襲われる。
自分の今の興味とマッチしたものを抽出するのに役立つ。要は次の読書候補。
だた名著は直接的に役立つものではなく、素養の土台として定着する類のものが多い。
このへんは注意。
そして2つ目は『あ、こんなジャンルもあったのか…』と気づくキッカケにもなる。
自分から手にした本というのは、自然に自分の嗜好にあった本を選んでいる。
それとは別にバランスの取れた名著リストなどを見ていると
『そういえばこのジャンル、よく知らないナ…』とか新たな気づきになることも多い。
行き詰っている問題に新たなアプローチを試みるみたいな。
自分の範囲外が見つかることが多く、突拍子も無いアイデアが埋もれる土壌につながりやすいかも?と個人的には思っている。
あとは…とりあえず俎上に並べてその中から選びたいという人間の思考クセにも則す。
選択肢をひとまず並べてその中から選ぼうみたいな。
その選択肢を名著というジャンルで括ることで、自分の足りないものを評価の定まっている書から選ぶ。
ベストセラーよりロングセラーというセオリーに従えば、この考え方になる。
それが名著リストをつくる、また見たくなる理由。
ただリストを知って満足し、そのまま読まないのはイタダケナイ。