HOME:日本の名著と世界の名著 >  名著本の探し方

名著本の探し方

■名著本の探し方

<名著とタネ本>

『なんか、、、どっかで読んだことあるナ。。。』

速読を覚えてブックオフで自己啓発100円古本を買い漁って、一時期乱読してました。 ただある程度の冊数を読むと、似たような表現が多くなります。 これってあの本の受け売りじゃね?みたいな…で、結局本質的なところは“目標設定と管理”に落ち着く感じです。

『これなら…7つの習慣を読んどけばコト足りるナ。。。』

7つの習慣を読んだのはだいぶ経ってからでしたが、 自己啓発本に書いてあるようなことがキレイにわかりやすくまとまってました。 他の本はこの本の受け売り、もしくは少し違った切り口から言い直してる感じです。

とはいうものの、ずっと昔に手に取ったときはあまりのハードカバーぶりに1章で挫折したのですが… それから乱読して読書体力が多少付いて、再び読み直したときに上のような感想を持ちました。

というわけで。ある程度読書慣れしてる方は“大元の本”に当たるのが手っ取り早いのかナと思いました。 最近なんかの雑誌にも“タネ本を読め、云々”と紹介されてましたので、あながち間違ってもないようです。

で、ここで。

いきなりタネ本を読めと言われても、なかなか思い当たりません。 なのでいわゆる名著と呼ばれてるものを集めてみることにしました。 まず名著と言って思いついたのは“○○論”と呼ばれる類のものです。

  1. 自助論
  2. 資本論
  3. 国富論
  4. 君主論
  5. 戦争論

これを年代別、著者を付すと以下のようになります。

  1. 資本論/マルクス、1867年
  2. 自助論/スマイルズ、1859年
  3. 戦争論/クラウゼヴィッツ、1832年
  4. 国富論/アダムスミス、1776年
  5. 君主論/マキャベリ、1532年

まずは有名どころの抑えデス。


<名著ガイド本>

続いてガイド本に頼ってみました。図書館を覗いてみると良さげな本を見つけます。 当時は目次をメモして読んでましたが…現在アマゾンで目次部分が見られるようになっています。

本自体はすでに絶版となってるようで…ただこの種の本を目次を見て満足&終わりになってしまいがちなので、 50冊の中から“コレ!!”と選んでしまうのがおすすめです。

私は今度、この本を読んでみようかと思っています。 ちなみに。日本版はこちらになります。

日本版の中では、まだしっかり読んだことのない古事記を読んでみようかと思います。


<ソクラテスとプラトン>

名著を探していくとどんどん古代に遡っていきますが、紙の発明の関係もあり限界が見えてきます。 で、それなりに遡っていくと、辿りつくのがプラトンやソクラテスです。

それぞれ名前は聞いたことあるのですが、世界史に疎い私はそれぞれの関係がチョト不明… 調べてみると、そうやらソクラテスを頂点にして、その弟子がプラトン、云々となっていくようです。

で、肝心の名著ですが、ソクラテス自身は著書を残しておらず、 後々プラトンがソクラテスに関して著書を残したようです。 なのでプラトンの著作を調べるのが、目的に適うかと思います。

順々に読むならソクラテスの弁明を読みたいところですが、 昨今の時代風潮なんかからすると国家のほうが読み応えがあるかもです。


<岩波文庫>

このようにして名著を調べてくると、岩波文庫のラインナップが豊富であることがわかってきます。 白地になんだか名著っぽい装丁…以前は手に取らない&本屋でも素通りする棚群でしたが、 今では興味津々となってる棚です。背表紙はオレンジというかベージュ?な類となっています。

一覧で見るには下記のように探すとわかりやすいです。

…結構な数の名著が抽出できると思います。○○論のときに比べてだいぶ選択肢が拡がりました。 まだまだあるかと思いますが、とりあえずこのへんで一区切りに。 というのは、最近読んだ本に“選択の科学”という本があったのですが、 あまり選択肢を並べすぎると人は選べなくなるようです。 “ジャムの実験”で調べると概要がわかるかと思います。

というわけで。まずはこのへんから“コレ”というのを選んでみてください。 もし未読ならば…下記あたりがおすすめです。

かなり個人的な思い入れが入ってマス。。。

ホイジンガ 歴史を知らないと君主論を読んでも… ガリア戦記、ヘロドトス、ホメロスオデュセイヤ


↑ HOME