其の伍
それから数週間後、私はomero氏の運転するトラックの助手席に乗り高速道路をひた走っておりました。
向かうはA氏宅。そう、買っちゃう事にしてしまいました。オースティン・セヴン
(ま、そうじゃなきゃこんなHP立ち上げたりしませんけど)。
購入を決断してA氏と打ち合わせをし、引き取りに伺うまでの早かったコト。普段は呑気な私ですが、こういう時は例外の様です。
途中、”仲人”をして下さったBianco氏と合流して、一路A氏宅へ(途中で道に迷ってしまったのは御愛嬌)。
A氏へ電話をいれて迎えに来て戴き、やっと到着。
少し話をした後に、A氏の操縦でセヴンをトラックの荷台に積み込み。無事に載せ終わりomero氏に、ロープで車輌を荷台に固定してもらい終了。
余談ですが、こう云う古いクルマって積み込む時にあまり気を遣わなくて良い事を再認識。
最低地上高は高いし、バンパーが付いていないのでフロント側で一番飛び出ているのがタイヤ。ですのでタイヤをトラックの荷台の先端に押し付けてしまえばOK。
現代車では、チンスポイラーを擦らないかとか、オイルパンをぶつけないかとか心配してしまう事でしょうが、このクルマについてはそんな心配は無用。
何度かイベント出場の為、omero氏からトラックを借りて輸送する際にも積み卸しについて苦労は大してありませんでした。
(尤も、ロープを結ぶのが下手なので、omero氏に手伝って頂かないとどうにもならないんですけど)
A氏とセヴンのお別れの挨拶も済み、我々は帰宅の途につきました。
家に着き家族がこのクルマを見た時の反応は、多分一生忘れられないでしょう。何せ第一声が「・・・何コレ!?」でしたから。
東京の真ん中で目撃してから数ヶ月。まさか自分が戦前の世界へ足を滑らす
!? とは思いもしませんでした。
これもひとえに、沢山の変態趣味のクルマ好きの方と知り合いになれた賜物と諦めております。
この国にも多くのAustin Seven のオーナーがいらっしゃる事でしょうが、なかなか情報が入ってきません。
以前から所有されていらっしゃる方からの貴重な話等聞いてみたいので、もしよろしかったらこちらまで連絡を戴けると幸いです。