Diary  Wild Orchids in Japan  Links  Profile  Top

 Diary2005-5

 



 


Malaxis monophyllos ホザキイチヨウラン
Jul.18.2005

 

 足元ではホザキイチヨウランが咲いていました。こんなところにあるのかと言う感じで。上ばかり見ていて気がつきませんでした。ヨウラクランとの関係が気になるところです。

Sep.08.2005 Rev.35.37


 


Neottianthe fujisanensis フジチドリ Jul.18.2005

 

 デジスコで思いきりアップにしてみると、花の細部が見えてきました。唇弁が3つに割れ、斑点があります。ミヤマモジズリの仲間であると言うのもうなずけます。しかし、ここまでアップにするとどうしても画像が甘くなってしまいます。

Sep.07.2005 Rev.35.36


 


Neottianthe fujisanensis フジチドリ
Jul.18.2005

 

 1週経って、フジチドリが咲いていました。3本立ちが満開です。あれから色々調べてみると、他の写真では葉がもっと波打っています。葉がフラットなのは、ここの個体の特徴でしょうか。と言っても、他の株は見つかりませんでしたが。

Sep.06.2005 Rev.35.35


 


Platanthera minor オオバノトンボソウ Jul.18.2005

 

 朝日が差し込んでくる雑木林、まだ暑くならないうちにオオバノトンボソウを探します。下見に来た時見付けておいたつぼみはみな黒ずんでしおれていました。幸い、まだ持ちこたえている大株を見つけることができました。顔を寄せると甘い香がしました。夜香ると言われていましたが、それが残っていたのでしょうか。
 夏のランは、花開く前に傷んでしまうものがたくさんあります。果実に入り混むハモグリバエが花の時点から関与しているのではという話があります。注意して見て行く必要があります。

Sep.05.2005 Rev.35.34


 


Liparis fujisanensis フガクスズムシ
Jul.17.2005

 

 デジスコばかりに頼っていては見上げるアングルばかりになってしまいます。着生を撮るには着生の目線になる必要があります。そこで木登りです。テレビに出てくるヤシの実採りや、ハチミツ採りのようにはいきませんが、やって見るとこれがなかなかスポーツ的で面白いんです。
 鼻先で見るフガクスズムシは、遠くで見るよりずいぶん小振りでした。ブンブン虫が飛んでくるので訪花するのかと期待しましたが、私にまとわりつくだけでした。

Sep.04.2005 Rev.35.33


 


Liparis fujisanensis フガクスズムシ
Jul.17.2005

 

 フガクスズムシ、昨年はやや終わりかけでしたが、今年は時期的にバッチリでした。今年は全般に開花時期が大きく遅れていましたが、やや回復傾向との読みが当りました。ここ数年、寒暖が極端で振れが大きいような気がします。
  韓国にも似たような種類があるそうですが、着生はしていないそうです。落葉性で着生というのは世界でもあまり類を見ません。日本の温帯林の湿潤さの賜物でしょうか。

Sep.03.2005 Rev.35.32


 


Yoania amagiensis キバナノショウキラン Jul.17.2005

 

 7月始めに開花していたキバナノショウキラン、実付きもよく膨らんできていました。しかし8月に様子を見に来ると、きれいになくなっていました。そろそろ完熟の頃だと思ったのですが。腐った跡もなく、人が持ち去ったとも思えず、一体どうしたのでしょうか。
 
ランには珍しく液果なので、動物の可能性があります。鳥では株ごと持ち去るのは難しく、哺乳類ではないかと仮説を立てています。来年は張込と糞調査を行う必要があるでしょうか。神出鬼没のキバナノショウキランの謎は解けるでしょうか。

Sep.02.2005 Rev.35.31


 


Cymbidium macrorhizon aberrans サガミランモドキ Jul.16.2005

 

 今年はサガミランモドキが多いように思えます。遺伝子分析でマヤランとは別種であるとことがはっきりしたそうですが、中間型もなく混生しています。訪花昆虫も見られますが、自家受粉ばかりなのでしょうか。混じらないだけでなく、似た種が同じ場所によく生えていることが不思議です。

Aug.31.2005 Rev.35.30


 


Liparis nervosa コクラン
Jul.10.2005

 

 いつもついでにしか見に行かないせいか、コクランの良い写真がありませんでした。今年もついででしたが、今年は遅い分まだいい花序が残っていました。
 LiparisとMalaxisは草姿がよく似ています。最近の知見によると、遺伝子解析による系統樹ではこの2属にOberonia(ヨウラクラン)がからんでくるのだそうです。草姿は違うような気がしますが、花はMalaxis
に似ている気はします。

Aug.29.2005 Rev.35.29


 


Epipogium roseum タシロラン Jul.10.2005

 

 タシロランの花を多く見てくると、中によく開く花があることに気づきます。普通の花はあまり開かず、始めから子房が膨らんでしまいます。この花はよく開いていますが、子房が小さいです。

Aug.28.2005 Rev.35.28


 


Epipogium roseum タシロラン Jul.10.2005

 

 2年ぶりに来て見ると、やはりあちらこちらでタシロランが咲いていました。もう関東中に広まったのでしょう。10年ほど前、ここで見たときはほんのわずかで、珍しがったのですが。そのうち、民家の庭先にも出てくるかも知れません。剪定した枝葉を重ねておけば。

Aug.27.2005 Rev.35.27


 


ブナの森 Jul.10.2005

 

 湿気をたっぷり含んだ南風が斜面を駆け上がり、一面ガスの中です。この季節いつもこうです。風も強くて写真が撮りにくいのですが、雰囲気は最高です。

Aug.26.2005 Rev.35.26


 


Calanthe alpina キソエビネ Jul.10.2005

 

 苔むした倒木の上に生えたキソエビネ、今年は大きな花序になりました。幼株の時点から見ていますが、ここまで大きくなるのにずいぶん時間がかかリました。一方今まで楽しませてくれた背後の大株は少し衰退してきたようです。ゆったりとした時間の中での遷移を実感します。

Aug.24.2005 Rev.35.25


 


Neottianthe fujisanensis フジチドリ Jul.09.2005

 

 見上げた双眼鏡の視界の中にノキシノブとは異なる草姿が見えました。そう、花茎らしきものがあるのです。フィールドスコープで見るとはっきりしました。初めて見るフジチドリです。出会いは意外とあっさり来ました。開花まで1週間でしょうか。

Aug.21.2005 Rev.35.24


 


Wind 草原を渡る風 Jul.09.2005

 

 稜線までガスがわき上がってきます。暑い日差しを遮ってくれ、風も寒いくらいです。この時期付きまとうブヨが出てこないのが何よりです。しかし、訪花昆虫も動き出してくれません。
 斜面を覆うササ、これがお花畑にとっての脅威です。


Aug.20.2005 Rev.35.23


 


Gymnadenia conopsea テガタチドリ
Jul.09.2005

 

 テガタチドリも咲き始めていましたが、ほんの数えるほどです。ひさしぶりに甘い香を堪能しました。ニョホウチドリからは遅れて咲きますが、以前より少なくなっている気がします。ミズチドリもアオスズランもです。お花畑が遷移しているのでしょうか。

Aug.18.2005 Rev.35.22


 


Ponerorchis joo-iokiana ニョホウチドリ Jul.09.2005

 

 ニョホウチドリ、まだ7部咲き程度なのですが、下の花は傷んでいます。今までも傷んだ花を見ていましたが、時期が遅いせいだと思っていました。今回は他の花も咲いていない時期なので、遅くはないはずです。ニョホウチドリの花は傷みやすいのでしょうか。

Aug.17.2005 Rev.35.21


 


Ponerorchis joo-iokiana ニョホウチドリ Jul.09.2005

 

 ガスに包まれた高原、ちょうどニョホウチドリが見頃でした。他の花々はまだまだこれからで、ニョホウチドリだけではお花畑と呼ぶにはちょっと寂しい気がします。それでも他の植物から逃れて登山道脇で増えているようです。

Aug.15.2005 Rev.35.20


 


Liparis krameri ジガバチソウ
Jul.03.2005

 

 草丈5cm程度ながら、花を咲かせたジガバチソウです。普通の株に混じって、ここらだけ小型株がかたまって生えていました。

Aug.14.2005 Rev.35.19


 


Ephippianthus sawadanus ハコネラン Jul.03.2005

 

 2年ぶりに来て見ると、ますますクマザサが茂り、入りこめない状況です。そんな中でもハコネランは健在でした。つぼみにアリマキがまぶれていました。

Aug.11.2005 Rev.35.18


 


Galeola septentrionalis ツチアゲビ Jul.02.2005

 

 久しぶりに復活のツチアケビ、今年はいい状態で花を見られるかと期待していました。しかし2週間たって来て見ると、花が咲くどころか枯れていました。こんなことは初めてです。一体何が起きているのでしょう。

Aug.10.2005 Rev.35.17


 


Yoania amagiensis キバナノショウキラン Jul.02.2005

 

 近年細々と維持していたキバナノショウキランのポイント、今年は大きな株が生えました。やや遅く、すでにキノコムシに食われ始めていました。別のポイントは、今年はとうとう生えませんでした。

Aug.09.2005 Rev.35.16


 


Liparis truncata クモイジガバチ Jun.27.2005

 

 昨年果実を見つけておいたクモイジガバチ、今年は時期もバッチリでした。しかし、花の形が変です。傷んではないようですが、あごが出ているようです。個体の個性でしょうか。

Aug.07.2005 Rev.35.15


 


Calanthe nipponica キンセイラン Jun.27.2005

 

 他にも傷んでいない株がありました。こちらはすでに受粉した花があり、花が閉じていました。結構、訪花があるようです。

Aug.04.2005 Rev.35.14


 


Calanthe nipponica キンセイラン Jun.27.2005

 

 こんな草姿の美しいキンセイランは初めてです。いい株があっても、咲く前に花茎が傷んでしまうことが多いのです。花茎は3本、どの花の花粉塊もなくなっていました。かすかに香も感じました。

Aug.03.2005 Rev.35.13


 


Liparis kumokiri クモキリソウ Jun.27.2005

 

 昨年巨大だったクモキリソウ、今年は2株に増えましたが、やや小振りになっていました。それでも普通のモノに較べると背丈が倍ぐらいあります。

Aug.02.2005 Rev.35.12


 


Liparis krameri ジガバチソウ Jun.26.2005

 

 ジガバチソウも1週間たってだいぶ開いてきました。しかし暑かったせいか、先に咲いた花が早くも傷み始めていました。
 この個体は唇弁の巻きが少ないため、先に伸びた突起がよく識別できます。今まであまり意識して見ていませんでしたが、他のリパリスと異なるところです。

Aug.01.2005 Rev.35.11


 


Ponerorchis graminifolia ウチョウラン Jun.26.2005

 

 ウチョウランの花をじっくり見てみると、結構長い距があります。これと蝶の口吻の長さ、どちらが長いでしょうか。サギソウはより長い距を持ち、訪花したセセリチョウに花粉塊がついていました。

Jul.31.2005 Rev.35.10


 


Ponerorchis graminifolia ウチョウラン Jun.26.2005

 

 いつものウチョウランの大株も健在です。今年はタイミングもバッチリです。そして何より、クロアゲハの訪花を写しこむことができました。単なる偶然ですが、デジスコのモニターで見た時は興奮してしまいました。何度も来ているとこういうチャンスもあるんですね。
 しかし、蝶はランのポリネータにはなりにくいはずです。口吻が長いので、花粉塊がつかないのです。一方、ポリネータになりやすいハチ達も訪花していました。

Jul.30.2005 Rev.35.09


 


Liparis kumokiri クモキリソウ Jun.26.2005

 

 クモキリソウにバッタ、変な取り合わせですが時々目にします。クモキリソウは、花粉塊が出てきて自家受粉してしまいます。バッタが蜜を好むようにも思えませんし、蜜が出ているようにも見えません。何が引き付けるのでしょうか。クモキリソウにとっては、バッタの振動が花粉塊を出させるトリガになったりして。

Jul.29.2005 Rev.35.08


 


Liparis kumokiri クモキリソウ Jun.26.2005

 

 ここ数年、ここのクモキリソウはどんどん増えてきました。杉林の林縁ですが、よほど環境があっているのでしょう。この適度な日当たりとそばを流れる沢の湿度が効いているのでしょうか。

Jul.28.2005 Rev.35.07


 


Spiranthes sinensis ネジバナ
Jun.26.2005

 

 ネジバナの白花、4本立ちがありました。白花は割りとよく見かけますが、たいてい1本立ちです。白花だからといって特に弱くはないのでしょうか。

Jul.27.2005 Rev.35.06


 


Spiranthes sinensis ネジバナ
Jun.26.2005

 

 いつもの芝生も石のモニュメントが置かれたりして様変わりしていました。でも、ネジバナとブタナは例年通りたくさん生えていました。見るとキノコが生えています。これも共生菌と関係しているのでしょうか。

Jul.25.2005 Rev.35.05


 


Epipactis thunbergii カキラン Jun.26.2005

 

 そのうち虫たちも動き始めました。カキランの回りにも何やら飛び回っています。よく見るとヒラタアブです。しかも花粉塊をつけていました。しかしこの花で付いたものではないようです。

Jul.24.2005 Rev.35.04


 


Epipactis thunbergii カキラン Jun.26.2005

 

 田んぼの脇に咲くカキラン、今年はタイミングが合ってイメージに近い写真が撮れました。早朝、虫たちはまだ朝露の葉陰で休んでいました。

Jul.23.2005 Rev.35.03


 


Neottia asiatica ヒメムヨウラン
Jun.25.2005

 

 ヒメムヨウラン、花は終わりかけ、子房が膨らんできています。ちょっと赤めの個体でした。

Jul.21.2005 Rev.35.02


 


Coeloglossum viride アオチドリ Jun.25.2005

 

 ちょっと大きめのアオチドリです。林縁で明るく、回りの草が茂っていないのが良かったのでしょうか。

Jul.20.2005 Rev.35.01


 


Chondradenia fauriei オノエラン Jun.25.2005

 

 初めて見るオノエラン、白い花弁が楚々としてきれいです。そして唇弁のW字が目立ちます。

Jul.18.2005 Rev.35.00


 


Aorchis cyclochila カモメラン
Jun.25.2005

 

 今年はカモメランが当り年だったようです。林床を覆う草の下にひっそり、しかしたくさん咲いていました。こんな暗いところで大丈夫なのか心配です。
 外側の白に対して、内側はピンクですが、ひときわ濃い個体ではそれが引き立ちます。と思ってみていると、目の前でヒラタアブがその花にもぐり込みました。残念ながら写真に撮ることはできませんでしたが。

Jul.17.2005 Rev.34.38



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