Diary  Wild Orchids in Japan  Links  Profile  Top

 Diary2004-4



 


Liparis truncata クモイジガバチ Jul.11.2004

 

 ミズナラの大枝にちょっと違う葉を見つけました。双眼鏡で見ると腋芽でもないし、シダでもないようです。スコープで見るとリパリスの葉っぱで、デジスコで拡大すると葉脈がジガバチソウでした。
 苔の中に育まれていると予想していましたが、ノキシノブの匍匐茎に引っ掛かっているだけです。根は樹皮の間?元気がいいのは霧の発生する環境だからでしょう。
 残念ながら花は終わっていましたが、果実が1つ実っていました。まだ送粉者が機能しているようです。


Jul.31.2004 Rev.26.32


 


Amitostigma gracile ヒナラン Jul.11.2004

 

 縮こまったイワヒバが示すように乾ききっていました。夕立があったはずですが、ここは無縁だったようです。
 今年の天気では花期がずいぶん早かったようです。ヒナランはもうほとんど咲き終わっており、果実が膨らんでいました。結実率は良い様です。
 ヒナランにはおそかったですが、ミヤマスカシユリに出会うことが出来ました。後でそれと知ったのですが。


Jul.30.2004 Rev.26.31


 


Platanthera tipuloides ホソバノキソチドリ Jul.10.2004

 

 ホソバノキソチドリも咲き始めていました。見るとアリが登ったり下ったり。どこか蜜があるのでしょうか

Jul.29.2004 Rev.26.30


 


Epipactis helleborine アオスズラン Jul.10.2004

 

 アオスズランも咲き始めていましたが、ここでは減ってきている様です。遷移は避けられないのでしょう。
 見ると小さい虫がたくさんついています。アザミウマです。とても花粉塊を媒介できるような大きさではありませんが、花によってはこれが刺激して自家受粉が起こるという話があるそうです。このアオスズランではどうでしょうか。

Jul.28.2004 Rev.26.29


 


Ponerorchis joo-iokiana ニョホウチドリ Jul.10.2004

 

 蚋につられて出てきたわけでもないでしょうが、見ているとニョホウチドリに小型のハチやハエ達が訪花しました。あわてて撮ったので、花の陰でよく見えませんが。
 以前多かったノビネチドリは花が終わったせいかあまり見かけません。他の花はこれからです。ニョホウチドリが食べごろだったようです。

Jul.27.2004 Rev.26.28


 


Ponerorchis joo-iokiana ニョホウチドリ Jul.10.2004

 

 お花畑に出るころから、蚋が飛び始めました。そのうち目の回りや頭の後ろをブンブン飛び回る始末です。先行者を見ると、頭の後ろに蚊柱のように黒い靄が付きまとっています。自分の後ろにもいると思うとぞっとします。すがすがしいお花畑が台無しです。
 2年ぶりでしたが、ニョホウチドリが増えているように見えました。大株は見当たりませんでしたが、結構群生していました。

Jul.26.2004 Rev.26.27


 


Foggy woods 霧の森 Jul.10.2004

 

 登るにつれ霧に包まれてきました。暑い日差しを受ける前のすがすがしい時間帯です。
 しかし、この日は寒気が入って雲がどんどん湧き出し、猛烈な雷雨になりました。

Jul.25.2004 Rev.26.26


 


Calanthe alpina キソエビネ
Jul.04.2004

 

 2年ぶりの再会、キソエビネは健在でした。この青紫の花に日本産ランのNo.1をあげたい気分です。下界は蒸し暑いにもかかわらず山の上はガスの中、この環境がこの花を育んでいるのでしょう。
 ところであらためて見ると、長い距が目立ちます。どんな虫が来るのでしょうか。

Jul.24.2004 Rev.26.25


 


Platanthera minor オオバノトンボソウ
Jul.03.2004

 

 マヤランは元気でしたが、オオバノトンボソウは傷んでいました。途中で黒ずんでいるのが多く、花序全体できれいに咲いているのはほとんどありませんでした。とりあえずきれいな部分です。

Jul.23.2004 Rev.26.24


 


Cymbidium macrorhizon マヤラン Jul.02.2004

 

 今年はマヤランが元気です。株数も多いのですが、ここのところの暑さにも負けていません。暑いと咲く前に黒ずんでしまうことが多いのですが、今年はそれが見られません。雨が少ないのが幸いしているのでしょうか。
 じっくり花を見てみました。シュンランにもあった唇弁上の割れ目があります。ここに蜜があるのでしょう。試して見る必要があります。

Jul.22.2004 Rev.26.23


 


Yoania amagiensis キバナノショウキラン
Jun.27.2004

 

 シナノショウキランの黄色を見た後ではいささか見劣りするキバナノショウキランです。今年は不作でした。
 腐生ランというか菌寄生ランでは共生菌が重要な役割を果たします。自然界ではナラタケの勢力が強く、ナラタケとの共生が確認されている種が結構あります。しかし、シナノショウキランは違ったそうですし、タシロランではそばに生えていたイタチタケが共生していたことが確認されたそうです。このキバナノショウキランは何でしょうか。沢の岩場に大きな針葉樹が倒れてその周辺に生えていましたが、その木も朽ちてきました。

Jul.21.2004 Rev.26.22


 


Amanita hemibapha タマゴタケ Jun.27.2004

 

 雑木林に入るとタマゴタケが弧を描いて生えていました。すでに盛りを過ぎて傘が反り返ってきており、何本かは倒れていました。完璧な円ならフェアリーリングだったのですが。
 フェアリーリングは菌糸の広がりの最前線と考えられます。落ち葉の下でいくつもの種の菌糸が絡み合っているなかで、優位に立った種が出てくると考えていいのでしょうか。

Jul.20.2004 Rev.26.21


 


Epipactis thunbergii カキラン Jun.27.2004

 

 今年の様子からするとカキランにはもう遅いと思いましたが、花序の先ではまだ花が残っていました。大きな花序だったので残っていたわけですが、これを見ると徐々に咲き上がって行く感じで、一斉感がありません。たまたま、下の方の花は受精して閉じて行ったためでしょうか。子房が膨らんできており、100%の結実率です。全部の株がこうとは限らないので、訪花による受粉でしょうか。

Jul.19.2004 Rev.26.20


 


Neofinetia falcata フウラン Jun.26.2004

 

 南房総ツアー、ヤマビルファイターという強力な武器に安心したせいか、逆にいくつか食われて血みどろになってしまいました。やはり行動中のこまめなチェックが必要です。
 7月の花フウランですが、もう咲き始めていました。夕方になるとよい香が漂ってきます。

Jul.18.2004 Rev.26.19


 


Ponerorchis graminifolia var. suzukiana アワチドリ Jun.26.2004

 

 あきらめきれず見上げた双眼鏡の視野にピンクの花が見えました。期待を込めてスコープで確認するとそれはまぎれもないアワチドリでした。株ごとで花の色がすこしづつ異なっているのがわかります。ちょっと遠くて残念ですが、見られたのは最後の直感のおかげです。

Jul.15.2004 Rev.26.18


 


Cymbidium macrorhizon マヤラン Jun.26.2004

 

 今年もマヤランの季節です。例年より早く6月末に咲き始めました。大株もたくさん出てきましたが、昨年の位置からはずれています。地下茎が動き回っているのでしょう。

Jul.14.2004 Rev.26.17


 


Saxifraga stolonifera ユキノシタ Jun.20.2004

 

 さわやかな渓流、汗と泥まみれの体では思わずつかりたくなるものです。流れにせり出した大岩の上にユキノシタが群れて咲いていました。ちょっとした清涼剤です。

Jul.13.2004 Rev.26.16


 


Ponerorchis graminifolia ウチョウラン Jun.20.2004

 

 ウチョウラン、いつもの大株も健在でした。さすがに終わりかけた花もあります。
 デジスコはレンジが長い分アングルの自由度がききます。しかし遠くの物が引き寄せられるといっても、ディテールが甘くなってきます。特にメリハリのない部分での解像感がいまいちです。

Jul.12.2004 Rev.26.15


 


Ponerorchis graminifolia ウチョウラン Jun.20.2004

 

 ウチョウラン、今年も元気でした。デジスコでどこまで迫れるか試して見ました。テイカカズラに囲まれた株、背景にジガバチョソウも写っていました。主役を引き立ててるように撮るのは難しいものです。

Jul.11.2004 Rev.26.14


 


Liparis kumokiri クモキリソウ Jun.19.2004

 

 キンセイランと同じ杉林に大きなクモキリソウが生えていました。花数も多く、通常の3倍くらいあります。いつもはさみしいクモキリソウの花序ですが、これくらいあるとユウコクラン並です。この杉林、ランと相性が良い様です。

Jul.10.2004 Rev.26.13


 


Calanthe nipponica キンセイラン Jun.19.2004

 

 久しぶりに見たキンセイラン、楚々とした品があります。しかし、人口林の中なので背景がいまいちです。とはいっても、間伐、枝打ちされた明るい杉林で、下草がまだ茂っていないところにポツリポツリ生えていました。環境的にはいいのでしょうが、きれいに咲ききれなかった花茎が多いのが残念です。今年の空梅雨の暑さのためでしょうか。

Jul.09.2004 Rev.26.12


 


Bulbophyllum inconspicuum ムギラン Jun.13.2004

 

 屋久島ではミヤマムギランだけかと思ったら、ムギランもありました。すでに果実は膨らんでいます。
 今回、2回目の屋久島でしたが、色々発見がありました。台風もさることながら、西部林道から見上げる照葉樹林の山塊は圧巻でした。また来たくなる島です。

Jul.08.2004 Rev.26.11


 


Didymoplexiella siamensis コカゲラン Jun.12.2004

 

 花茎が残っていただけなのですが、コカゲランと勝手に判断しています。その根拠は、ピッチが段々狭くなる花序の跡です。腐生ランなので葉もないし、このフィボナッチ数列を体現したようなリズムこそコカゲラン特有のものだと思います。
 1週間でも早ければ花が見られたのでしょう。タッチの差です。それにしても、花もないのに見付けるとは我ながら感心します。

Jul.07.2004 Rev.26.10


 


Lecanorchis trachycaula アワムヨウラン Jun.12.2004

 

 たくさんのムヨウランを産する屋久島、梅雨だけに期待していたのですが、あるのは果実の殻と蕾ばかり、花には全然めぐり合えませんでした。やっと1つ見つけたのですが、昨年も見たアワムヨウランでした。もっといい季節があるのでしょうか。

Jul.06.2004 Rev.26.09


 


Hoya carnosa サクララン
Jun.12.2004

 

 サクラランといいますが、ラン科ではなくガガイモ科です。花の形もランとは異なります。しかしなかなかきれいで、手前のオサランが引き立て役になってしまいます。ちょうどガガンボが訪花していました。

Jul.05.2004 Rev.26.08


 


Eria reptans オサラン
Jun.12.2004

 

 台風の後で水量豊かな渓流では、張り出した木々にオサランがたくさんついていました。水は冷たく、木陰は涼しくてさわやかです。まるで夢に描いた光景でした。

Jul.04.2004 Rev.26.07


 


Platanthera sp アマミトンボモドキ?
Jun.12.2004

 

 屋久杉ランドまでの道もなんとか復旧し、歩けば山登りも出来るようになりました。
 林道脇の斜面にアマミトンボモドキ?が生えていました。この属は似通っているのでなかなか判別できません。ちょうど沢の水が飛び散るような水分と風がある環境に生えているところは、イリオモテトンボソウにも通じるところです。

Jul.03.2004 Rev.26.06


 


Gastrodia sp ヤツシロランの一種 Jun.11.2004

 

 昨年7月に見付けたヤツシロラン的果実、白くて模様があったのでユウレイランかヤツシロランの新種かと想像しました。昨年より少し早く来たので、花が見られるのでは期待しました。が、あるのは果実の殻ばかり。これは同じ種の殻でしょうか、それとも別の種。問題は持ち越しです。

Jul.02.2004 Rev.26.05


 


Galeola septentrionalis ツチアケビ Jun.11.2004

 

 見るとツチアケビがありました。でも花が少なくてちょっとさみしい限りです。
 屋久島に来たからには、ツルツチアケビ別名タカツルランが見たいところです。ツルのようにからまって20mにもなると言うやつです。

Jul.01.2004 Rev.26.04


 


Liparis bituberculata ユウコクラン Jun.11.2004

 

 照葉樹林では一番見かけるランですが、なかなかきれいに咲いてくれません。これはよいほうです。すぐ後ろにはヤクシマヒメアリドオシランが咲いていました。2ショットといきたかったのですが、大きさが違い過ぎて絵になりませんでした。
 ランがあるところは色々かたまってあります。ここでは、ガンゼキランやツルラン、トクサランなどがわさわさ生えていました。やはり共生菌の影響があるのでしょうか。

Jun.30.2004 Rev.26.03


 


Calanthe alismaeflia ダルマエビネ Jun.11.2004

 

 昨年見たときは終わりかけでした。今年は咲き始めです。もう少し咲くとベストだったのですが。
 ダルマと呼ぶのは唇弁の下部が広くまるまっているからでしょうか。ひらひらした感じなので、ダルマと言うよりぶら下がった衣服
のようですが。唇弁に較べ、他の弁はまったく地味で、緑の毛に覆われています。これを坊主頭と考えるのでしょうか。一方でヒロハノカランとも呼ばれますが、これはどういう由来なのでしょうか。

Jun.29.2004 Rev.26.02


 


Rainbow 台風一過 Jun.11.2004

 

 台風4号はあっという間に通り過ぎて行きました。昨晩、風雨におびえ、今日の日程をあきらめかけていたのが嘘のようです。安房から見る前岳に見事な虹がかかりました。
 でも山は寸断、屋久杉ランドまでも行けません。沢の水が引くのを待つことにします。

Jun.28.2004 Rev.26.01


 


Senbiro fall 千尋滝 Jun.10.2004

 

 台風4号が接近しているらしく、風雨が強まって来ました。千尋滝も増水して水煙が舞っています。岩盤からの落水があれば、もっと絵になっていたのですが。GWに事故がありましたが、こんな沢で降られたらひとたまりもありません。
 いよいよ、本場台風のお出ましです。

Jun.27.2004 Rev.26.00


 


Vexillabium yakusimense ヤクシマヒメアリドオシランJun.10.2004

 

 2度目の屋久島、初日は雨でした。この季節、雨は覚悟していたものの台風4号の動きが気になります。だんだん雨が激しくなり、樹林下は薄暗く見にくくなりました。幸いヤクシマヒメアリドウシランは白い花で、ポツリポツリ咲いているのを見付けることができました。
 今回は同行者2人、早速ヒルの洗礼を受けることになりました。

Jun.26.2004 Rev.25.35



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