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 Diary2002-6

 



 


Baloon 熱気球 Dec.30.2002

 

 帰り道、熱気球が頭上を通り過ぎて行きました。快晴の中、朝日を浴びて心地よさそうです。時折バーナーをたく音がして、臨場感があります。
 いつのまにか、我ふるさとは熱気球のメッカになっていました。広い千町平野は冬の間、格好の着地場所を提供してくれるのです。子供のころから吉井川河川敷がグライダーの発着場ではありました。それに較べるとどこに飛んでいくかわからない乗り物です。回収とか面倒そうですが、一度乗って見たいものです。

Jan.
17.2003 Rev.13.31


 


Liparis nervosa コクラン Dec.30.2002

 

 日の出の後、近くの神社へ行ってみました。飾り付けは終わり、初詣を待つばかりです。まだ人影はなく、ひっそりとしていました
 周囲の鎮守の森は、海岸沿いだけあって照葉樹に覆われています。ちょっと踏みこんでみると、コナラの雑木林とは違って薄暗く、場所によっては下草もありません。で、見つけましたコクランを。周囲はやや明るく、ヒノキなども生えていました。珍しいものではありませんが、岡山県では聞いたことがありませんでした。広島ではたくさんあると聞いていたので、海よりならあるに違いないと思っていました。
 結構良い株で10本以上あり、果実もたくさんつけていました。あたりも少し捜して見ましたが、ここだけでした。冬の間の小さな楽しみです。

Jan.16.2003 Rev.13.30

 


 


Sun rise 思い出の海 Dec.30.2002

 

 郷里である岡山県邑久町の尻海から見た日の出です。でも初日ではありません。写真のポイントとしては、もっと牡蠣筏が並んだ虫明の海の方が有名です。
 冷え込んでいるので海面から靄が上がり、鼠島もぼんやりしています。中学生のころ、友達とここらの海によく来たものです。勝手に舟を乗り出して、漕いだこともない櫓を漕いでこの島まで行ったこともありました。潜ってタコが捕れたのも遠い思い出です。

Jan.
15.2003 Rev.13.29


 


Cymbidium goeringii シュンラン Dec.28.2002

 

 昨シーズンは花の時期に大雪が降ったせいか、シュンランの果実が全然見られませんでした。一方、今シーズンは結構見かけます。この写真では、丸々太った果実が裂果した中に種子が見えます。
 実はこの果実、2週間前から割れていましたが、種子は残ったままです。別の果実ではこれより遅く裂果したにもかかわらず、一気になくなりました。この種子を見ると固まっているように見えます。雨が影響したのでしょうか。種子の寿命はどの程度もつのでしょうか。
 何ら被服を持たない微細なランの種子にとっては、一気に飛び散って温かい大地に包まれたいに違いありません。

Jan.14.2003 Rev.13.28

 


 


Ice vace 氷の花瓶 Dec.28.2002

 

 枯れた茎から霜柱を出すシソ科のその名もシモバシラは有名です。茎内を毛細管現象で吸い上げられた水分が割れ目から染み出し凍ったものです。はじめは上のほうまで登って行きますが、そのうち茎が傷んで根元でカールした霜柱になります。
 これはキク科のキッコウハグマです。氷がきれいに上の方まで上がって、ドライフラワーをさしたガラスの一輪ざしのようです。シソ科でなくてもこの現象が起こる種がいくつかあるようです。近くで同じキク科のカシワバハグマでも少し見られました。
 この現象を起こさせる形質は、偶然の産物でしょう。また、枯れたあとのことなので生存に有利不利もありません。自然界は様々な可能性を許容する懐の広いところに違いありません。

Jan.13.2003 Rev.13.27

 


 


Morning light 横沢入り Dec.28.2002

 

 この日は明け方上空に雲が流れてきて、面白い空模様となりました。合歓の木をシルエットに配して見ました。
 ここ横沢入りではいつも何人かのカメラマンが来ており、顔なじみになった人もいます。よく写真談義に花が咲き、私の少ない写真界への窓になっています。ファインダーをのぞかせてもらうこともあるのですが、いつも愕然としてしまいます。なんと見るもの、また見方が違うものか。趣味の写真だけにその人が出てしまうのでしょう。この写真も私なのですね。

Jan.
12.2003 Rev.13.26


 


Goodyera sp ガクナン Dec.23.2002

 

 今度はガクナンの果実です。以前紹介した株で花は5つあったので、なかなかの結実率です。やはり雪で花茎は倒れていましたが、種子は撒かれた後のようでした。9月後半の開花にもかかわらず早い裂果です。
 背景に青々としたガクナンの株があります。この冬の時期、林床が明るく、生育しているように見えます。新芽が伸びている株もありました。

Jan.
11.2003 Rev.13.25


 


Cremastra appendiculata サイハイラン Dec.21.2002

 

 サイハイランの果実が割れて種子が散布され始めました。今シーズン紹介した花です。思いのほかたくさんの果実をつけました。
 しかし、蘭展の後ではあまりに地味です。やはり花に華ありです。でも綺麗なだけの花はすぐに飽きてきます。その点蘭は不思議さや官能を感じさせる飽きさせない花です。それでもその豊饒の海に囲まれていると、より変ったもの、珍しいものが見たくなります。で、そのマニア心理に応えてくれる原種が毎年出てくるのです。自然の想像力には驚かされます。しかし、珍種も2年もすると普通種です。自然の創造力の消費にはきりがありません。
 秘すれば花なりとも言います。自分の足、自分の目でじっくり見つめて回るのもそのひとつの道かもしれません。

Jan.10.2003 Rev.13.24

 


 


JAOS Orchid show 蘭友会蘭展 Jan.09.2003

 

 今回は号外として、昨年通り銀座松坂屋での蘭友会蘭展開催の御紹介です。
  今回のテーマは”不思議な植物・蘭”で、14日まで開催されます。蘭友会だけに他に見られない面白い株が展示されています。特に冷房室が目玉でしょうか。久々のGMも出ました。
 今年もNHKのニュースに放映してもらいました。どこかで見たことのあるお姉さんです。今年も大盛況となるでしょうか。

Jan
.09.2003 Rev.13.23


 


Tipularia japonica ヒトツボクロ
Dec.21.2002

 

 この季節、多くの地生ランの果実が裂開しています。ヒトツボクロの果実ですが、既に種子は飛び散ってわずかに鞘に付着するのみです。鞘の裂開の度合いも大きくはなく、茎も高くないため、種子の飛ばしやすさの点では、あまり良い作りとは言えません。しかし、種子は繊維状でもなく非常に小さいため、それでも問題無いのかもしれません。
 華奢な作りのため、先週の雪では埋もれていました。でも幸いに種子の多くは飛び散った後だったようです。

Jan
.08.2003 Rev.13.22


 


Gastrodia pubilabiata クロヤツシロラン Dec.21.2002

 

 北斜面の雪も一雨で消えてしまいました。気になるクロヤツシロランの自生地に来て見ました。やはり果実茎は雪には耐えられなかったらしく、落ち葉の上に種子をこぼしていました。果実が裂開する前に倒れてしまったのです。このおびただしい小さな種子を見ると、まさに大地への放精という感じです。本来は遠くまで撒き散らせたかったわけですが。これが他の植物からランを際立たせるもうひとつの特徴です。
 菌類との共生あるいは寄生において、ランの細胞内に菌糸が入りこみます。そこで栄養のやり取りだけでなく、遺伝子の交換は起こらないのでしょうか、特に種子の段階で。ウィルス進化論と言うのもあるぐらいですから。それがランの多様性進化のひとつの要因であるとか。

Jan.07.2003 Rev.13.21

 


 


Gastrochilus matsuran ベニカヤラン Dec.15.2002

 

 定点観測しているベニカヤラン(下)とカヤラン(上)です。雪があるせいもありますが、沢の底はいかにも寒々としています。今年も両者とも蕾をつけて越冬しています。早春に咲く花ならではです。昨シーズンはベニカヤランには果実がありましたが、今年はありません。他の株でも結実は多くありません。同じ属で近くにあるモミランがよく結実するのに対し、対照的です。でも株は大きくなり蕾の数も増えているようです。
 定点観測と言いながら、昨シーズンの花を載せていませんでした。4月30日花と同時に果実の裂開を確認しています。発芽には、木に着床し、しかも菌類と結合しなければならないため、菌類が動き出す?春先以降に種子散布するようになっているのでしょうか。樹上は地熱がありません。

Jan.06.2003 Rev.13.20

 


 


Male and Female 梵天岩と水根山 Dec.15.2002

 

 奥多摩の方に足を伸ばしてみると、北斜面は真白、このまま根雪になってしまうかと思いました。落葉樹の斜面では、そのなだらかな曲面が先染め生地のようにあらわになります。そして朝日がふくらみを温かく包み始めました。
 一方、光がなかなか回ってこない沢の底は凍える寒さです。岩塔には雪もつかず、黒いシルエットのまま聳え立っています。このアングルから見ると何か民話でもあってもよさそうに思います。近くに男滝、女滝と言うのはありましたっけ。

Jan
.05.2003 Rev.13.19


 


Lecanorchis japonica ムヨウラン Dec.14.2002

 

 あけましておめでとうございます。
 ムヨウランの果実が割れて種子が飛び始めていました。果実が縦に裂開し、殻が座屈することで隙間が広がり、種子が風を受けて飛びやすくなります。ランは、栄養分を持たない非常に細かい種子を大量に放散します。殻の内側に逆光で輝いている繊維状のものが種子です。栄養分が無いため、成長には菌類の助けが必要だといわれています。飛んでいった先でうまく相性のいい菌類と出会い結合する必要があるのです。
 ランでは、受精と言う第一の結合では数個しかない花粉塊を昆虫に託して確実に受精に導くのに対し、第二の菌類との結合に際しては徹底的に数打ちゃ当る方式なのが対照的で面白いところです。でも考えて見ると、菌類との結合ではこれが一番よいような気もします。
 今年、そろそろ実りが欲しい時期です。

Jan.04.2003 Rev.13.18

 


 


Lecanorchis japonica ムヨウラン Dec.14.2002

 

 先日の大雪にもかかわらず、ムヨウランの花茎、というより今は果実茎は、倒れず無事でした。木質で結構固いのです。種子が非常に小さく、風に乗せてばらまくランにとって、果実を高い位置に保つことは、広範囲に散布するために重要です。南方系と考えられるムヨウランにとって、雪に耐えられことが選択圧であったとは考えにくいですが。
 この裏山一帯、ムヨウランが増えているようです。今年の花の時期、海外から帰って見ると暑さのためにいたんだ残骸のようなものを多数見かけました。温暖化は北進を助けているが、時として暑すぎることがあるのでしょうか。特に花の時期。一方で寒さ、雪は大丈夫なのでしょうか。
 来年は、多数の花が見られることを期待しましょう。

Dec.29.2002 Rev.13.17

 


 


Blue and Brown 雪と落ち葉 Dec.14.2002

 

 裏山の雑木林では、北斜面に雪が結構残っていました。冬場の日照加減によるのでしょう、斜面によって残り具合が違うのがおもしろいです。南東向き斜面では、雪の境界が斜面を下って来ました。雪と落ち葉が寒さと暖かさのコントラストを描いていました。
 冷え込みが続いたので、日照の無い北斜面ではしばらく残ると思われた雪ですが、その後の温かい雨であっさり消えてしまいました。


Dec
.28.2002 Rev.13.16


 


Ice 横沢入り Dec.14.2002

 

 湿原では、パリパリに氷がはっています。表層だけですが、水気が感じられないほどです。池の縁から年輪状にパターンを描いていて、なんとなくきれいでした。外側が白くていくつかの輪をなし、内部に透明感のある部分があります。溶けたり、凍ったりを繰り返した結果でしょうか。草も氷ごと持ち上がってきています。流氷ほどではないにせよ、再氷結時の小さなせめぎあいがあったのでしょう。
 この時期、晴れた朝方の日陰の青さはひときわです。寒さを余計演出してくれます。朝日が周囲を照らし始めています。氷にも段々赤みが写りこんできました。

Dec.27.2002 Rev.13.15

 


 


Rabbit warren ウサギ穴 Dec.14.2002

 

 雪の上に証拠が残ってはいないかと、ウサギの穴とおぼしきところに行って見ました。穴がいくつも開いているのを4年ぐらい前に見つけました。大雪の日田んぼの中にウサギの足跡があったことや、近くにフンがあったこと、そして大きさからウサギのものと推定していました。
 残念ながら、地面の雪もかなり減っており、しかも落雪でぼこぼこになって足跡は確認できません。でも、長い年月陥没もせず、穴が維持できているのは、住人がいるに違いありません。穴同士もつながっているのでしょう。
 穴のそばにシュンランがあります。ウサギの好物のはずですが、かじられた様子はありません。結構他ではかじられているのですが。

Dec.26.2002 Rev.13.14

 


 


Blue patern 横沢入り Dec.14.2002

 

 初雪の後冷え込みが続きました。久しぶりに横沢入りに来て見ると、北斜面だけでなく湿原にも結構雪が残っていました。周囲を山に囲まれたこの一角が、他より気温が低い証拠でしょうか。
 ガマの湿原に朝日が回りました。低角度の光が雪面の凹凸に白と青の明暗を刻みます。目で見るより青が鮮やかです。


Dec
.25.2002 Rev.13.13


 


First snow 初雪 Dec.09.2002

 

 台湾から帰ってくるといきなり雪です。原色の世界から水墨画の世界へ、なにより寒さが身にしみます。
 今年の冬は出だし好調です。霜柱が早くから立ち、初雪が大雪になりました。
この調子なら、近くの払沢の滝も結氷するでしょうか。裏山でXCスキーができるでしょうか。でも往々にして中だるみがありそうです。  

Dec
.24.2002 Rev.13.12


 


Cloudscape 雲海 Dec.08.2002

 

 雨雲をつきぬけると、一面の雲海の向こうに日は既に落ち、橙から濃紺へのグラデュエーションが刻一刻とそのトーンを変えてゆきました。
 
今回の台湾では、わずかながらも自然の中に踏みこみ、感触も得ました。コンパクトな島に熱帯から亜寒帯まで詰まっています。台湾における対日感情も悪くありません。これからも通ってみたいところです。それには言葉が、

Dec
.23.2002 Rev.13.11


 


Fresh water
北插瀑布群 Dec.08.2002

 

 台湾ラン紀行、満月圓の続きです。
 大型カメラを三脚にすえて撮影しているグループに出会いました。こんな光景も豊かな国ならでわです。レンズの先に何があるかと思えば、色付いたモミジです。ちょっとしょぼいのですが、カメラマンにとって貴重な紅葉なのでしょう。日本の雑誌”風景写真”も本屋に並んでいる国です。
 私には、冬の時期この緑がしっとりとして新鮮です。この日の雨も一役買っています。

Dec
.22.2002 Rev.13.10


 


Cymbidium sp
Dec.08.2002

 

 台湾ラン紀行、調子に乗って三峡の奥の満月圓森林遊楽區に出かけて見ました。桃園からバスで三峡まで出て、そこからタクシーです。インドネシアほど視線を感じることはありませんが、中国語初心者にとってはなかなかつらいものがあります。でも日本語のできるおばあさんに助けられたり、なんとかなるものです。
 小雨の降る中、渓流沿いの遊歩道をたどります。またあっさりと、ヘツカランとおぼしきCymbidiumが、果実もたわわに着生しているのが見つかりました。やはりランの密度が高いようです。


Dec
.21.2002 Rev.13.09


 


Cephalantheropsis gracilis トクサラン Dec.07.2002

 

 台湾ラン紀行、陽明山の続きです。
 トクサラン、久しぶり見る野生ランの花です。冬場でも花があるのがランの多様性です。近づいて見るとかすかに香りがします。派手ではありませんが、黄色い花が楚々と並んでいます。ちなみに、台湾名は黄雀蘭です。よく見るとどの花も花粉塊が゙なくなっています。結構訪花昆虫がくるのでしょう。
 本来の七星山登山道もわかり、少し登って見ました。人が多く、あまり期待できません。この日迷いながらたどったコースが面白かったと自己満足します。ビジターセンターを訪れてみると、陽明山周辺の模型やジオラマがありました。この日のコースを思い出しながら、だいたいの様子が理解できました。ここには日本語のできるスタッフがいて、親切に対応してくれました。

Dec.20.2002 Rev.13.08

 


 


Cephalantheropsis gracilis トクサラン Dec.07.2002

 

 台湾ラン紀行、陽明山の続きです。
 登山道を行くと、休憩所のようなところへ出ました。寺なのかもしれません、”無、無、無”などと掲げています。人影もあって少し安心します。何か発見はないかとさらに登りましたが、雲行きがあやしくなってきたので引き返しました。本来の方向へ近づくため別の道を下ったのですが、これが最悪でした。ずっと石段なのですが苔むしていてすべるすべる、回りを見る余裕はありません、足元に全神経を集中させます。
 しばらく下って一休み、立ち止まってあたりを見回すと、そこにこのトクサランが咲いていました。実はこれを捜していたのです。昨冬1月石垣島で見たときはほとんど花が終わっていたので、この時期なら咲いているのではと期待していたのです。でもここで咲いていたのは2株だけ、思ったほどありません。南西諸島の方が密度が濃いようです。ここが観光地のせいかも知れません。

Dec.19.2002 Rev.13.07

 


 


Zeuxine sp Dec.07.2002

 

 台湾ラン紀行、陽明山の続きです。
 しばらく登って行くと車道に出ました。ハイキング用の人車分道があり、なんとなく自分の位置がつかめました。ひとまず安心してコースをたどると、林内への踏み跡があります。これを行かないわけにはゆきません。快適な潅木林です。所々でヘゴの大木があって、南国に来ていることを思い出させてくれます。石垣島でも見たセンリョウが朱色の実をつけていました。
 
林床に気を配って登りますがなかなかランは出てきません。そのうち立派な登山道に出会ってしまいました。ちょうどその合流点でこのシュスランのようなやつを見つけました。でもちょっと違います。
 再度自分の位置を確認しようとガイドブックをみますが、いい加減です。沢が尾根筋と交差しています。ま、気にせず登山道を進むことにしました。

Dec.18.2002 Rev.13.06

 


 


Gastrodia sp 腐生蘭の果実 Dec.07.2002

 

 台湾ラン紀行、陽明山の続きです。
 自分の位置を失ってしまいましたが、結構通行人もあるので、どこかに出るだろうとのんびり構えます。石畳の道をたどって行くと、見覚えのある果実が目に入ります。ヤツシロランの仲間の果実で、開ききって種子もかなり放散しています。傍らにまだ裂開していない果実もあります。ちょうど先週日本でクロヤツシロランの果実を見たばかりです。ほぼ同じ生活史のものと推定できますが、花がないので同定まではできません。春先隣の石垣島ではハルザキヤツシロランの果実がたくさん出ていましたが、それとは異なるようです。

 手持ちの台湾産自生ランの図鑑でも、網羅してないためか見つかりません。沖縄では結構この属の新種が見つかっているそうなので、台湾にもいくつかありそうです。

Dec.17.2002 Rev.13.05

 


 


Sp 着生蘭 Dec.07.2002

 

 今回台湾で出会ったものをいくつか紹介します。
 台湾初心者としては、
まず台北のすぐ北にある陽明山に出かけて見ました。台北からバスで40分ぐらい、週末台北市民が保養に出かけるようなところです。日本での箱根のイメージで、道路が山並をめぐり、噴火口や温泉もあります。
 早速、予定していた七星山登山道からはぐれてしましたが、気にせず滝の道をすすむと、いきなり着生蘭が目に入りました。さすが台湾です。付近にも結構着生しており、果実もつけていました。


Dec
.16.2002 Rev.13.04


 


Formosa Island 雲海と山並 Dec.05.2002

 

 シンガポール航空機は台北に近づいてきました。一面の雲海の向こうに山並みが見えます。さすが3000m級の山が100座以上ある土地です。
 お世話になる工場に山好きの日本人の方がいて、いろいろ台湾の話を聞かせていただきました。もう台湾の3000m級を10座以上登られているそうです。まだ登山地図はなくガイドブックの大まかなものしかないとか、バスが安くて便利だとか、いろいろ情報を得て、計画を練りました


Dec
.15.2002 Rev.13.03


 


Tipularia japonica ヒトツボクロ Dec.01.2002

 

 裏山も落ち葉の季節になりました。いくつもの葉っぱがおりなす一期一会的彩りの組み合わせが好きです。この時期青々としたヒトツボクロの葉が引き立ちます。夏眠性で9月ごろ新葉を出して冬越しするのです。ランではホテイランやサイハイランなど、一葉のものにこの性質のものがいくつかあります。林内が明るい時期に光合成しておくためでしょうか。でも、どの種も明るすぎないところが好きなようです。

 台湾の本屋で日本の紅葉を見るための賞楓ガイドを見つけました。あらためて日本の四季の良さを認識した次第です。


Dec
.14.2002 Rev.13.02


 


Gastrodia pubilabiata クロヤツシロラン Nov.30.2002

 

 クロヤツシロランの果実、あたりを見まわすと、花の時見つけていない株が1本だけありました。見逃したものがもっとあると期待していただけに残念です。ここを見つけた一昨年が当り年だったわけです。
 1本、動物にかじられたのがあります。果実とはいっても果肉がないのでまずかったのでしょう、ひとかじりしただけのようです。ツチアケビなどは鳥がかじることで種子を放散すると言います。微細な種子が露出しましたが、もう飛び散る準備はできているでしょう。

 台湾の街道筋ではネオンで彩られた檳榔屋が目立ちます。風俗風小姐が高椅子に座って檳榔を切っています。檳榔とは小型のヤシの実に石灰を詰めたもので、一種の麻薬といえるかもしれません。興奮作用があるため、よく運ちゃんが眠気覚ましに噛んでいます。道端にはき捨てた赤い跡がいたるところ見られます。政府も経済効果があるため禁止にできないそうです。一口かじってみましたが、美味いものではありません。もっぱらオヤジ専用で、過当競争が風俗化を招きました。もっと過激な時期があり、交通渋滞まで引き起こしたのだそうです。

Dec.13.2002 Rev.13.01

 


 


Gastrodia pubilabiata クロヤツシロラン Nov.30.2002

 

 例のクロヤツシロランの果実が伸びてきました。ここまで伸びてくれば、目立つので見つけることができます。同じ時期に咲くアキザキヤツシロランに比べて、果実の部分が黒っぽいといわれています。もう少しで裂開して、種子を風にのせて放散させます。地面すれすれに咲いて、種子を遠くへ飛ばせるために果実を持ち上げる変な奴です。
 ところで今週の雪は重く結構積もったので、このやわな“果実茎”は多分つぶれてしまったでしょう。その前に種子放散できたでしょうか。


 今回、少し台湾を歩き回る時間がありました。
見つけたのです、同じ属の果実を。追って紹介します。

Dec.12.2002 Rev.13.00

 


 


Dawn 朝焼け Nov.30.2002

 

 裏山には、見渡す限り雑木林が広がり、その先に町並みも畑も何も見えないところがあります。ちょうど雑木林は一面茶色を帯び、朝日を浴びると真っ赤に輝きます。この日は朝焼けで、柔らかな光に包まれました。

 台湾でもそろそろクリスマスの飾り付けがなされていました。教会もありますが、やはり商売の大事なイベントなのです。赤に緑でいろどられたお店で飲茶というのも悪くはありません。


Dec
.11.2002 Rev.12.26



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