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 Diary2002-4

 



 


Dendrobium crumenatum Sep.17.2002

 

 シンガポール、この日は街中の街路樹に付いたピジョンオーキッドが一斉に咲いていました。こんな出会いは2度目です。15日につぼみが膨らんでいたので、期待はしていましたがラッキーです。私の帰国に合わせてくれたかのようです。
 でも、ブキティマにある天然ものと思われる株は咲いていませんでした。栄養不足、それとも系統が異なるためでしょうか。

Oct.10.2002 Rev.11.31


 


Lecanorchis malaccensis Sep.17.2002

 

 シンガポール、ブキティマ自然保護区、Lecanorchis(ムヨウラン)のつぼみです。この日帰国予定で、最後にフライトの前に見に来ました。でも雨がないせいか咲いていませんでした。
 ここで面白いことを見つけました。この茎は枯れた木から出てきているのです。こんな株がもう1本ありました。腐生ランですので菌類に依存しているわけですが、この木の腐朽菌と関係しているのでしょうか。今まで多くの腐生ランを見てきましたが、直接木材から出てきているの見るのは初めてです。まさしくキノコのような奴です。

Oct.09.2002 Rev.11.30


 


Lecanorchis malaccensis Sep.08.2002

 

 シンガポール、ブキティマ自然保護区、今回ここでもLecanorchis(ムヨウラン)を見つけました。しかもつぼみがあり、今にも咲きそうです。バタムでは沢沿いに生えており花も小さかったのですが、ここでは尾根筋でつぼみも大きく、違う種に見えます。
 でもなかなか咲いてくれません。とうとう毎週通う羽目になってしまいました。ところが雨のぐずついた日、咲いていたのです。2株で各1花ずつ、淡くピンクの入った花を天地逆に開いて。明らかにバタムの種とは異なります。写真撮影にとりかかるのですが、ゆれが止まりません。空もますます暗くなり、ついに大雨となったのです。
 待つこと1時間半、まだ小雨の降る中戻って見ると、花がありません。バラバラになって落ちていたのです。あわててもう1つを確認します。かろうじて持ちこたえています。やっと撮影したのがこの写真です。花弁が1つとれているので逆に唇弁がよく見えています。
 その後も来ましたが、咲いていたのはこの時だけでした。雨が開花のトリガになるようですが、そのまま散ってしまうのでしょうか。結実率がよいのですが、雨の中で訪花昆虫はいるのでしょうか。

Oct.08.2002 Rev.11.29


 


Spiny Tortoise Sep.08.2002

 

 シンガポール、ブキティマ自然保護区、この日は1日中ぐずついていました。朝、フェリーで渡る際にすでに猛烈なスコール、一旦やんで回復するものと期待していましたが、森の中で再度猛烈なスコールです。幸い保護区にはHutと呼ばれる避難所が適所にあって、そこに逃げ込みました。雨は半端ではありません、遊歩道は瞬く間に川と化します。雷もすぐそばに落ちました。
 でも、待つのも悪くはありません。森の香りがしてきますし、隠れていた動物達も出てきます。小止みになって出て行くと、大きなカメが遊歩道にいるではありませんか。

Oct.07.2002 Rev.11.28


 


Bulbophyllum sp Sep.01.2002

 

 シンガポール、ブキティマ自然保護区、着生した木が枯れて倒れてしまったものも見かけます。これはまた異なったBulbophyllumのようです。

 今日から北鎌倉のワイツギャラリーで、水越武写真展”天然の蘭”が始まりました。田淵行男賞の時お世話になったこともあり、早速駆けつけました。すでに小学館の写真集は買って見ているのですが、やはりプリントで見るのとは違います。
 写真関係者も多く、杵島隆先生も
おいでになられました。この蘭写真の第一人者(ただし野生ではない)がどう反応されるか期待したのですが、ノーコメントでした。
  関係者から現在進行形の話しを小耳にはさんだりしながら、写真家としてのブランド名を積み上げて行くことが必要なんだなとつくづく感じました。1つ是非聞きたかったのですが、なぜ花に広角ショットがないのでしょう。広角で迫る水越先生にしては。
 この写真展は11月30日まで、12-17時、水木曜日休館です。北鎌倉駅すぐです。

Oct.06.2002 Rev.11.27


 


Bulbophyllum sp
Aug.25.2002

 

 シンガポール、ブキティマ自然保護区、白いヘアーのような花を咲かせるBulb.medusaeがあることになっています。高い木の上部にいくつかBulb.が着生しているのは見つけていますが、花はないし遥かかなたなので何やら識別できません。幸運にも落下株を見つけました。それを見るとどうやらmedusaeのような草姿です。花期はいつなのでしょうか。

Oct.05.2002 Rev.11.26


 


Lizard Aug.25.2002

 

 シンガポール、ブキティマ自然保護区、野生動物にも良く出会います。バタムは荒れるがままですが、ここは保護が行き届いていてゴミもあまりありませんし、イヌの連れこみも禁止されています。良く見るのはリスや尾長ザル、蝶類です。アザギマダラのようなCommon Tree Nymphがひらひら舞っているのは優雅です。
 足元でかさかさ落ち葉をかき分ける音に驚くと、私にとってはでかいトカゲがえさを漁っていました。しばらく見ていましたが、しつこく寄るとさすがに逃げて行きました。

Oct.03.2002 Rev.11.25


 


Tacca integrifolia Black Lily Aug.25.2002

 

 今回もバタムと並行してシンガポール、ブキティマ自然保護区に通いました。レンジャーとも親しくなり、Black Lilyが咲いているというので案内してもらいました。コースの脇からふみ跡をたどってしばらく行くと、この変な花が咲いていました。ランではありませんが、パフィオのドウサルセパルに似ているところもあります。日本の"クロユリ゛とは随分異なりますね。
  その後何度か通ううち、結構咲いているのを目にしました。ブキティマ意外でも見ましたが、バタムではまだ見ていません。二つの島を比較して見るのも面白いかも知れません。

Oct.02.2002 Rev.11.24


 


Arundina graminifolia ナリヤラン Sep.14.2002

 

 インドネシアバタム島のラン紀行、ナリヤランも結構よく咲いていました。貯水池上部の土手回りの陽光地、Den.lobbiiといっしょに生えています。ハエがくるのは時々見かけますが、今回クモが待ち構えていました。

 今回、ホテルのジムの2周年パーティがありました。プール回りに設けたステージでいろんな出し物がありました。綺麗でセクシーな踊り手がダンドゥを歌って踊ったのですが、なぜか大うけです。一緒に踊れの声もかかるのですが、少し変です。ベンチョン(オカマ)だったのです。でも彼はCDも出しているのです。
 そしてアデライの登場です。以前も紹介しましたが、インドネシアの生んだボディビルのスーパースターです。当然ポージングをしないわけには行きません。熱狂の渦です。

Oct.01.2002 Rev.11.23


 


Bromheadia finlaysoniana Sep.07.2002

 

 インドネシアバタム島のラン紀行、Bromheadiaの中でセパルにピンクが残るものがいくつか見られました。しかし同じ株から出た花が全部と言うわけではありません。もともと、この色合いを持っていましたが、それが濃く出たもののようです。そのうち、花全体がピンク、ラベンダーといった花が出るかも知れませんね。
 
 今回、キャンプに誘われビーチで夜を明かしました。現地流に従い、焚き火を囲んでアヤムサテでパーティです。ラッキーなことに満月で大潮、海も瀬戸内海のように静かです。何人かで泳ぎ出します。ちょっと不気味ですが、久しぶりのナイトスイミングとなりました。
  ビーチは涼しく、熱帯夜とはモンスーン地帯の人の思い違いです。遠雷が見えていましたが、明け方スコールがやってきて掘立て小屋では震える思いでした。夜が空けると一面の干潟で潮干狩り、思ったほど採れないのですが、やたら噛み付くカニと巻貝のゴンゴンのシーフードラーメンとなりました。

Sep.30.2002 Rev.11.22


 


Bromheadia finlaysoniana Sep.07.2002

 

 インドネシアバタム島のラン紀行、島の西北部に重工業の工場団地がまだ行った事がありませんでした。とりあえず回ってみたところ、道路脇にBromheadiaがいたるところ咲いているではないですか。今まで、咲くタイミングに悩まされつづけていただけにラッキーでした。ついている時はこういうものでしょう。
 道路脇の法面など、日当たりがよくかつ水分も得られるところは、絶好の環境なのでしょう。せっかく美しい花なのに、大型車両が通りすぎる脇では雰囲気が出ません。
工場のガーデニングに移植してみましたが、すぐ次の花が咲きました。雰囲気がよくなるわけではありませんが。

Sep.29.2002 Rev.11.21


 


Lecanorchis multiflora Aug.31.2002

 

 インドネシアバタム島のラン紀行、とうとう見つけておいたLecanorchisの開花に出会うことができました。5回以上通ってやっとのことです。今までもつぼみは大きくなっていたことはあったのですが、開いてはくれませんでした。雨が開花のトリガーになった可能性はあります。
  花は1花だけでしたが、multifloraのようです。本来は多数の花を付けるのでしょうか。
他につぼみや果実をつけた株はありますが、ポツリポツリ咲いて行くようです。季節感のない熱帯らしい咲き方で、日本のLecanorchisのように一斉に咲く華やかさがありません。オキナワムヨウランもこの咲き方なのかも知れません。東南アジアでは3種が知られているそうです。日本の方が多いのですが、でもこんな奴なので知られていないものがたくさんあるのでしょう。生活にゆとりのできた国民でないと、こんなものに興味を示しませんから。

Sep.28.2002 Rev.11.20


 


Pancur
After the heavy rain Aug.31.2002

 

 夏物をすこしはしょって、次にインドネシアバタム島のラン紀行といきます。
 例の滝へ行こうと思っていましたが、それまで雨がなかったのであきらめていました。ところが前日強烈なスコールがあり、水量は十分と判断し、仲間を誘いました。ところが当日も朝から何度も強烈なスコール、でも小ぶりになったところで出発しました。いつものか弱い流れが一変し、渡渉できないほどの水量です。今までにないダイナミックな景観を見せてくれました。

Sep.27.2002 Rev.11.19


 


Lecanorchis nigricans クロムヨウラン Aug.12.2002

 

 昨夏は暑い上に雨が少なく、クロムヨウランは花の前にほとんど全滅状態でした。今年7月は雨が多い上に、それほど暑い日もなくて、クロムヨウランの生育が良く期待がもたれました。
 しかし8月に入って暑い日が続き、やはり全滅してしまったところもあります。ここの株は幸い持ちこたえたみたいでしたが、出張続きで花に出会えませんでした。一日花のこの種の難しいところです。8月に咲くので暑さが好きなのでしょうが、暑さも度を越しているのでしょう。
  ところで、右手のつぼみにクモに捕まったアリがくっついています。でもクモ自信もかたまってしまったようです。暑さのせい?

Sep.25.2002 Rev.11.18


 


Gastrochilus japonicus カシノキラン Aug.11.2002

 

 夏真っ盛りの頃です。日本の夏はなんと暑いのでしょう。蒸し暑いのです。インドネシアの方がまだましです。日差しは強烈ですが、ジャングルの中は比較的過ごしやすいものです。
 汗だくだくになりながら、林道を進みます。意外にもカシノキランが満開でした。すでに終わっている株もありましたが。目的のナツエビネはまだ咲き始めでした。暑さのせいか傷む株が目に付きます。このところまともな株の写真が撮れていません。冷夏を狙うしかないのでしょうか。
 最後に沢で潜ります。なんと気持ち良いことか。

Sep.24.2002 Rev.11.17


 


Ephippianthus schmidii コイチヨウラン Jul.31.2002

 

 尾瀬の続きです。湿原では多くのランが見られますが、大方は終わっていて、ネジバナが目立つぐらいでした。ここのネジバナはこころなし色が濃いように思えます。オゼノサワトンボには少し早かったようで、つぼみはずいぶん膨らんできているものの開いてはいません。ヤチランも捜しましたがどうにも見つかりません。後日友人が来て見つけたと聞きます。あんな小さな奴、ポイントを絞って目を皿にして捜すしかありません。
 帰りしな、樹林帯でカラス葉のコイチヨウランに花が来ていました。あるのは知っていましたが、なかなか咲いてくれなかったものです。色素が濃いわけですが、花には花弁に頬紅が入るぐらいで、全面色変わりというわけではありませでした。

Sep.23.2002 Rev.11.16


 


Myrmechis japonica アリドオシラン Jul.31.2002

 

 ずいぶん間が空いてしまいましたが、例によってインドネシアに1ヶ月ほど行っていました。ほんとは2週間で帰るはずだったのですが。おかげで日本でいくつかの見たい奴を見逃してしまいました。でも、いろいろと面白い発見もあったのでよしとします。後で紹介します。
 
 子供たちを少し大きな山へ連れて行こうとここ数年考えていました。あまり山とはいえませんが、手始めとして尾瀬に連れて行きました。本当はニッコウキスゲの頃が良かったのですが、都合上仕方がありません。大群落とまではゆきませんがコオニユリやサワギキョウも咲いており、少しは感じてくれたでしょうか。
 樹林帯ではアリドオシランがササの葉に隠れるように咲いていました。注意して見なければ見逃してしまいます。純白がとて清楚です。

Sep.22.2002 Rev.11.15


 


Cymbidium sp Jul.20.2002

 

 シンガポール、ブキティマ自然保護区のラン紀行の続きです。幸先は良かったのですが、なかなかランは見つかりません。やはり、熱帯低地林は少ないのでしょう。
  でも、いくつかのBulb.やDen.crumenatumは見つけることができました。街中で見るピジョンオーキッドほど茂ったものはありません。街路樹というのは、ジャングルに較べて木の間隔が空いていて、半日陰、風通しもよい理想的な環境なのでしょう。
 2回目ともなると地理感もでき、落ち着いて見られるようになります。前回は歩かなかったコースですが、Cym.が着生しているのを見つけました。果実がありましたので間違いありません。それにしても大きな株です。Cym.というとシュンランのいイメージが強いのですが、これが熱帯のCym.なのです。

Aug.19.2002 Rev.11.14


 


sp 不明 Jul.13.2002

 

 やっと、インドネシアバタム島のラン紀行に入ります。といっても今回は治安上の不安からシンガポールに渡り、ブキティマ自然保護区を歩きました。
 ここで太平洋戦争中日本軍との激闘があったことは知っていましたが、今は整備されて小学生の野外教育が行われるような市民の憩いの場となっていました。周囲のサイクリングロードを巡るマウンティンバイク、海外から手軽に熱帯のジャングルを楽しみに来た観光客もいます。160mしかありませんが、東京の高尾山のような場所です。
 バタムのジャングルと似通った植物もありますが、高い木が多いことに驚きました。樹冠は遥かかなたです。Bulb.のメデューサがあると聞いていますが、ここで着生種が見つかるものかと不安になります。周回する路をたどっていくと、種名は不明ですが着生ランの落下したものを見付けました。見上げると遥かかなたにたくさん着生しているのが見られました。幸先よろしいようです。

Aug.18.2002 Rev.11.13


 


Liparis kumokiri クモキリソウ Jul.07.2002

 

 伐採跡地にきれいなクモキリソウの株を見つけました。大株があってもなかなか花付きのそろったのは見かけませんので、まずますです。周囲が明るくなったせいで元気が出てきたようです。標高が高いせいか近所で見るのより2-3週遅れで、ちょうど花の時期でした。
 ちょうどハエがやって来たところでした。しかし、残念ながら訪花して花粉を媒介するシーンではありませんでした。

Aug.17.2002 Rev.11.12


 


Kitigorchis itoana コハクラン Jul.07.2002

 

 昨年に続いてのコハクラン探索行、今年も新たな株を見つけることができました。明るい林縁のせいか株が大きく、花も多数つけていました。ほとんどの花ですでに花粉塊がなく、子房もふくらみ始めていました。結構訪花昆虫がいるということです。クローズアップで見ると唇弁を除く花弁の色合いがBulb.のLobbiiにそっくりです。
  このコハクラン、それとおぼしきものが台湾でも発見されているそうですが、ずいぶん大柄で、葉はサイハイランほどあります。ちなみにコハクランでは長さ10cm程度です。

Aug.11.2002 Rev.11.11


 


Calanthe alpina キソエビネ Jul.06.2002

 

 友人がキソエビネを見に行くと言うので、気になって来てしまいました。昨年に引き続き、今年も4本花茎が上がっていました。その前も5本出ていたようですので、株の消耗が心配です。
  猛烈な風が上空を行き渡り、木々が大きくうねります。林床ではいくらか弱まりますが、被写体のゆれはなかなか止まってくれません。この日は接写はあきらめ、明るいレンズで背景をとり込んだ絵に絞りました。こういう時頼りになるのが、35mmF1.4です。

Aug.10.2002 Rev.11.10


 


Cymbidium macrorhizon マヤラン Jul.04.2002

 

 今年も井の頭のマヤランが出てきました。結構大株が出ているとので、写真を撮りに行ったところ、ごっそり採られた後でした。他にも結構たくさん出ていました。
 今現在も花が在りますが、ランネットワークの活動で保護されたネットの下です。果実が蜂類に食われるのを防ぐためで、順調に果実は大きくなっています。盗掘を防ぐ効果もありますが、生で花が見られないのが残念です。

Aug.09.2002 Rev.11.09


 


Listera cordata コフタバラン Jun.30.2002

 

 もっともフタバ(双子葉植物の新芽)らしいフタバランです。もっともランは単子葉植物ですが。
  ひょろっと伸びた先にもう子房が膨らんだような花をつけています。フタバに果実がつくのもまたミスマッチですね。
 苔むした針葉樹林下にひっそり咲いていました。

Aug.06.2002 Rev.11.08


 


Ephippianthus sawadanus ハコネラン Jun.30.2002

 

 友人に頼まれて、ハコネランを見に来ました。以前大株があったところですが、その後見てなく、まだ残っているか不安でした。幸い、かろうじて3株見つけることができました。株自身は花付きもよく、ちょうど見頃でした。御覧のようにコケの花とも言うべき大きさなので、知った場所でないとなかなか見つかりません。この場所はたまたま、倒木を迂回していて見つけたものです。
 コイチヨウランと同属でよくにています。コイチヨウランは結構群落をつくりますが、このハコネランではそこまでのものをまだ見たことがありません。ブナの林床にひっそり咲いていました。

Aug.05.2002 Rev.11.07


 


Yoania amagiensis キバナノショウキラン Jun.29.2002

 

 薄暗い沢筋、倒木と岩の間からキバナノショウキランがニョッキリ伸びています。いかにも腐生ランらしく不気味な様相です。独特の匂いがあり、ハナで存在をキャッチできます。ここで去年は4本生え、今年も4本生えていますが、去年とは場所が少しずれています。根はほとんどないとのことなので、その地下の生活が気になるところです。
 信州にもキバナのショウキランがありますが、これとは異なるそうです。ショウキランの色が抜けたもので、シナノショウキランと呼んで区別しているそうです。こちらは花が良く開くそうです。

Aug.04.2002 Rev.11.06


 


Poneorchis graminifolia ウチョウラン Jun.23.2002

 

 今年新しく見つけたウチョウランの株です。岩棚の上にあり、環境をとり込んだ高度感のある写真が撮れるのではと期待してやってきました。花はどうしても明るい開けた谷の方を向くので、花と背景のベストなアングルがなかなか見つかりません。なんとか妥協したのがこの写真です。
 知人の中には、ザイル1本宙吊りでの撮影、巨大なやぐらを組んでの撮影をしている人もいます。自分もこういった領域に踏み込むべきか考えるこの頃です。

Aug.03.2002 Rev.11.05


 


Liparis krameri ジガバチソウ Jun.23.2002

 

 霧の中を登って行くと、尾根道にかかります。その尾根道を境に、一面はミズナラを主とする自然林、もう一面はカラマツの人工林になっています。結構ジガバチソウが生えているのですが、なぜかカラマツ林の中だけです。自然林の中は下草もあまりありません。茂りすぎて暗すぎるのでしょうか。その点、カラマツ林は比較的明るく、ミヤマウヅラなんかも生えています。
 計算通り、ちょうどジガバチソウの花の時期でした。結構花の色に濃淡があり、緑花はありませんでしたが、淡い褐色からかなり赤っぽいものまで楽しむことができました。

Aug.02.2002 Rev.11.04


 


Big tree in a Fog Jun.23.2002

 

 くそ暑い今から思うと、梅雨真っ盛りの時期、霧のたちこめた山中を独り歩き回るのはなんと心地よいことでしょう。湿度に富んだ空気は冷ややかで美味く、閉ざされた視界は見なれた景色も幻想的に変えてしまいます。
 山腹にある神社のツガの大木が、この日は妙に神々しく見えました。キノコも期待していたのですが、この日は残念ながらほとんど見ることができませんでした。もう少し後になるのでしょう。

Aug.01.2002 Rev.11.03


 


Spiranthes sinensis ネジバナ Jun.22.2002

 

 ネジバナは日本でもっとも広く生えているランです。ありきたりだとはいえ、クローズアップで見ると芝生などの背景の緑にピンクが浮き上がって、なかなか綺麗です。そうしてのぞきまわっていると、何か付着している個体を見つけました。良く見ると花粉塊です。ネジバナの結実率は100%近く、時々訪花昆虫も見かけますが自家受粉だと思っていました。こうして花粉塊の付着を見ると、他花受粉でも受精しているのでしょうか。安全のため自家受粉するが、おりあらば他花受粉も行う戦略なのでしょうか。
 ところで、今日家族サービスで尾瀬に行ったのですが、ちょうどネジバナの開花の季節でした。たまたまハナバチが訪花するのを目撃しましたが、なんとこのネジバナの花を下から登りながら1つづつもぐりこむのです。そこでこの花のネジれている意義に思い当りました。ネジれていると登る際、次の花にアクセスしやすいのです。螺旋のうんていをぶら下がって下から登るのに相当するわけです。

Jul.31.2002 Rev.11.02


 


Epipactis thunbergii カキラン Jun.22.2002

 

 3年目にもなってくると、季節でパターン化してしまいます。近場で同じモノを見ていることが多いわけです。努力はしているのですが、なかなか開拓は進みません。でも、それなりに変化や新しい発見もあります。
 カキラン、今年は少し行くのが遅かったようで、かなり花が終わりかけていました。結実は良く、ほとんどの花で果実が膨らみつつありました。まだ日も明けやらぬうちですが、ベニシジミが花にとまっています。ただ残念ながら吸蜜のためではなく、単に夜を明かしただけのようです。まだ体が動かないらしく、いくつかのアングルで近づいても逃げる気配はありませんでした。

Jul.30.2002 Rev.11.01


 


Lecanorchis japonica ムヨウラン Jun.15.2002

 

 ムヨウランにも間に合いました。今年は梅雨入り前に暑い日が続いたようで、花を見ずに傷んだ株が多かったのですが、幸い傷まずによく開く株も残っており、あの甘い香りを楽しむことができました。写真は全体が緑っぽい株です。花は、以前の全身黄色の個体ほどではありませんが、黄色が強く出ています。この色の変化もムヨウランの楽しみです。
 今年はまた、裏山でこのムヨウランの広がりを確認できました。開花する前に傷んでしまった株が多かったのですが、以前なかったところで数本ずつ確認することができました。中にはクロムヨウランとオーバーラップするところもあり、興味がひかれます。花期が完全に異なるため交雑することはなさそうですが、菌類との関係が気になります。

Jul.29.2002 Rev.11.00


 


Bulbophyllum drymoglossum マメヅタラン Jun.15.2002

 

 ずいぶん遅れをとってしまいましたが、日本の話しに戻ります。
 ウチョウランの下見に行ったとき、岩壁を見上げると一面マメヅタランが張りつき、花も一斉に咲いていました。めったにない幸運です。注意していると結構ありますが、いずれも岩の上です。
 インドネシアでもいくつかのBulbophyllumを見ましたが、こんなに一面に広がってあるのは見ていません。マメヅタランは北限に近いBulb.なのでしょう。

Jul.28.2002 Rev.10.23




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