muriwui presents








商店街に立つ古いビルの屋上。そこに広がる風景には一瞬たりとも同じものがありません。その日の空模様が、家々の屋根の見え方や人の表情すら変えてしまいます。同時に、耳を澄ませば色んな街の音が聞こえてきます。人々の話し声や自転車のブレーキの音。町に訪れる鳥の声、そして窓を打つ風の音。


「借景」という言葉があります。自分の居るところから外を眺めたときに見える風景のことです。この屋上で何気に見ているものや聞いているものはある意味で、借景だと言えるかもしれません。それぞれがその見え方や聞こえ方を携えながらも、意図することなく一つの大きな借景を作っているかのようです。


ここに一つ好奇心がわきます。自分自身もちゃんと誰かの「借景」になっているのだろうか?と。示し合わすことなくしかし矛盾することもなく、自分自身でいることでこの風景の一部分を担えているだろうかと。この四角い「窓」は内と外を隔てるためでなく、内と外をつなぐためにあるんだと信じています。

ムリウイ、たけし




<窓>はカフェムリウイが2017年7月から定期的に主催する、音楽とダンスの即興ライブイベントです。毎回2名のミュージシャンと2名のダンサーをお招きします。窓の外に広がる風景と窓の中に広がる風景をお楽しみください。



スケジュール



1/20 窓 vol.7



2018年1月20日(土)

【時間】開場7:00 開演7:30
【料金】1500円(1ドリンク別)
【予約】メール:muriwui@gmail.com(ムリウイ)

【出演】
水谷浩章(ベース)
矢萩もえみ(ダンス)
政岡由衣子(ダンス)
石原雄治(ドラム)


ムリウイが主催する新企画。
<窓>の第7回目です。


水谷浩章:
ベースというと「支えるもの」として捉えられることが多いです。まるで他に主人公がいるかのように。水谷さんのベースを聴く度に思います。全体を支えるということは全体を動かすことなんだなと。自分がいかに自分自身でいれるか、自分自身がいかに全体の一部であれるか。この日も水谷さんはにこにこ顔でベースを弾くんだろうな。

矢萩もえみ:
ダンサー荒悠平さんのご紹介です。初めてムリウイの玄関にもえみさんが立っているのを見たとき直感的に「あ、ダンサーだ」と思いました。しかも素敵なダンサーだって思いました。極論かもしれませんが、ダンスって「立つ」ことだと思うんですよね。あ、人類が立ったときからダンスって始まってたんだ。うつくしき直立。

政岡由衣子:
以前からお名前は知っていたのでこうして初めてムリウイにお招きできることがとても嬉しいです。BATIK所属。カンパニーで踊ることと個人で踊ることってどういう感覚の違いがあるのでしょう。普段はバンドで活動している人が弾き語りする感じ?政岡さんもチャンネル数多そうです。ここではどんなチャンネルを見せてくれるのでしょう。

石原雄治:
石原さんは2度目の窓です。1度目は小物とかじゃなくてちゃんとドラムセットを組んでもらいました。そして「ちゃんと叩いて」とお願いしました。カッコよかったです。丁寧にやることと躊躇することって違うと思うんです。やっぱりちゃんと切らないとだめだと思うんです。水谷さんと初共演の知らせに興奮気味でした。




12/30 窓 vol.6



2017年12月30日(土)

【時間】開場5:00 開演5:30
【料金】1500円(1ドリンク別)
【予約】メール:muriwui@gmail.com(ムリウイ)

【出演】
奥野美和(ダンス)
青山健一(絵)
辰巳小五郎(トランペット、テルミン)
藤代洋平(Noise、Sound)


ムリウイが主催する新企画。
<窓>の第6回目です。


奥野美和:
人間には「からだ」というものがある。そしてそれは「意志」で動く。そんな当たり前も彼女のダンスに分解されて「いや、ちょっと待てよ?」と思えてくる。進めば進むほど深まる謎。しかしその先にしかない真実。からだに宿る美しき覚悟。ムリウイ初登場、奥野さんのダンスは必見です。

青山健一:
画家の青健さん。<窓=音楽×2名+ダンス×2名>という形式があっけなく壊れました。いえ、実はぼくの中では何も壊れてません。なぜなら彼の絵はダンスです。決して空間を支配するようなビジュアルではありません。でもふと気づくと皆さんの中に入って来てそこでダンスを始めるんです。

辰巳小五郎:
トランペットの辰巳さんは青健さんと同じく長年渋さ知らズで活躍されています。ムリウイもずいぶん長くお世話になっています。ぶらっとやってきて小さな風呂敷を広げたらどんな音楽でも入ってて、どの音楽からも宇宙みたいなのが聞こえてくる。久しぶりに辰巳兄さんを地球に向かえます。

藤代洋平:
奥野さんの舞台作品を音の側から支え続ける藤代さん。やはりムリウイ初出演。いや、いわゆる「音響」の方がライブに出演するということ自体初めてかもしれない。彼のノイズには「自分」があるかのようです。音がむくっと立ち上がって自分で演奏し始めます。町にどんな音が響くのでしょう。




11/30 窓 vol.5



2017年11月30日(木)

【時間】開場7:30 開演8:00
【料金】1500円(1ドリンク別)
【予約】メール:muriwui@gmail.com(ムリウイ)

【出演】
佐藤芳明(アコーディオン)
今村よしこ(ダンス)
熊谷拓明(ダンス)
北学(サックス)


ムリウイが主催する新企画。
<窓>の第5回目です。


佐藤芳明:
皆さんご存知、あの、佐藤さんです。泣く子もだまるアコーディオン奏者を<窓>にお呼びしました。即興の企画ですからちょっと意外でしょ?いや、素晴らしいのですよ。ぜひ彼の即興を聴いてほしい。音であろうがダンスであろうが「なにその対応能力!」です。

今村よしこ:
<窓>には2回目の出演。一度出た人と話すとみんな口を揃えて「今度こそ!」って言うんです。それぞれにそれぞれの挑戦と反省と喜びがある。そんな場であれたら最高です。今村さんは今回、どんな「今度こそ!」を踊ってくれるのでしょうか?

熊谷拓明:
「ダンス」って一言で言っちゃいけないんじゃないか?熊谷さんのダンスを見るとそんな気持ちにさせられます。お芝居、エンターテイメント、コント、全部が詰まったダンスです。でもそうですね、これは丸裸の熊谷さんが見れる貴重な機会かもしれませんよ。

北学:
<窓>に音楽家をお呼びするとき「ダンスと共演してない人」というざっくりとした自分ルールがあります。今回それが壊れました。パリ在住の北さん。東京ではあまり知られていませんが、まるで美術作品のような即興演奏。環境に筆を這わすように丁寧に音を描きます。




11/3 窓 vol.4



2017年11月3日(金)

【時間】開場7:00 開演7:30
【料金】1500円(1ドリンク別)
【予約】メール:muriwui@gmail.com(ムリウイ)

【出演】
小松睦(ダンス)
藤巻鉄郎(ドラム)
林哲也(ギター)
濱田陽平(ダンス)


ムリウイが主催する新企画。
<窓>の第4回目です。


小松睦:
ムリウイ初出演。<窓>から入って来ます。窓から入るって表現良いですね、お行儀悪くて。森の奥にある深緑の湖のような美しいたたずまい。平原慎太郎さん率いるOrganWorksでも活躍されています。とても楽しみな、はじめまして。

藤巻鉄郎:
<窓>には2回目の出演。そう、出演者の皆さんには何度も繰り返し出演してほしい企画なのです。前回はパーカッション的なセットでしたが、今回はドラムセットで参加してくれるそうです。当たり前ですが同じ演奏は二度とありません。

林哲也:
微音カフェノイズともいうべきムリウイでのイベントに出演された時に感銘を受けました。多くのミュージシャンが「自分の実験」に没頭しがちなのに対し、その場の音に深く聴き入るような演奏。ダンスとノイズ。実は<窓>の裏の企み。裏窓。

濱田陽平:
数年ぶりのムリウイ出演です。最後に会った時は「イスラエルに行く!」と言っていました。今はどこにいるのでしょう。そしてこれからどこへ行くのでしょう。なんだか不安になるのは、中にうごめく強い愛のせいでしょう。ダンスよ!




9/23 窓 vol.3



2017年9月23日(土)

【時間】開場7:00 開演7:30
【料金】1500円(1ドリンク別)
【予約】メール:muriwui@gmail.com(ムリウイ)

【出演】
新宅一平(ダンス)
ダレンムーア(ドラム)
高岡大祐(チューバ)
小暮香帆(ダンス)


ムリウイが主催する新企画。
<窓>の第3回目です。


新宅一平:
初めて観た彼のソロ作品には「笑撃」を受けました。物語をしゃべりながら踊るのですが、滑稽なまでに洗練された動きと類まれな言語感覚に釘付けでした。唯一無二のダンサー。

ダレンムーア:
オーストラリア出身、東京在住のドラマー。坦々と世界中を旅してきたようにどんな舞台でも即座に自分の居場所を見つける。見つけたと思ったらまた探す。即興音楽の終わりなき探求者。

高岡大祐:
ムリウイに「即興」の文化を芽生えさせ根付かせたのはこの男。会うたびにアップデートされてゆく好奇心と表現。その圧倒的な「聞く力」は、外から入る街の雑音すら「よい音」に変える。

小暮香帆:
ムリウイ初登場。新宅さんのご紹介で今回の出演となりました。まだ映像でしか彼女のダンスは見ていないのですが、とにかく素晴らしいです。身体、という楽器から音が聞こえてくるようなダンス。




8/26 窓 vol.2



2017年8月26日(土)

【時間】開場7:00 開演7:30
【料金】1500円(1ドリンク別)
【予約】メール:muriwui@gmail.com(ムリウイ)

【出演】
荒悠平(ダンス)
石原雄治(ドラム)
平多理恵子(ダンス)
徳永将豪(サックス)


ムリウイが主催する新企画。
<窓>の第2回目です。


荒悠平:
暮らしという単位からダンスを見つめ様々なシーンを作っています。圧倒的に踊れる肉体が「自由」という制限の中でどんな音を奏でるでしょう。

石原雄治:
東京の満員電車で大きなドラムセットを運べるのは才能です。真ん中にある自分に向かって一途な様がそのまま音になった素晴らしいドラマーです。

平多理恵子:
通称、リエゾウ。長年舞踊の世界で活躍されてきました。彼女のダンスを言葉で表すと丸い直線です。その長い手足を伸ばして即興の扉を開けます。

徳永将豪:
「いわゆる音楽の才能ありません、ただしつこいだけです」は自身の言葉。彼のロングトーンが針の穴を抜けた時そこに広がる世界に目を奪われます。




7/30 窓 vol.1
回想しました→



2017年7月30日(日)

【時間】開場7:00 開演7:30
【料金】1500円(1ドリンク別)
【予約】メール:muriwui@gmail.com(ムリウイ)

【出演】
藤巻鉄郎(ドラム)
今村よしこ(ダンス)
竹下勇馬(自作電子ベース)
飯森沙百合(ダンス)


ムリウイが主催する新企画。
<窓>の第1回目です。


藤巻鉄郎:
すごいドラムはあっても美しいドラムはなかなかありません。先日のムリウイでのソロは圧巻でした。この若手ドラマーの進化は止まりません。

今村よしこ:
長年ダンスに携わってきた経験が独特な佇まいとなって指先にまで宿ります。作品、振付、という枠をこえて新たに即興の世界へ一石を投じます。

竹下勇馬:
彼の手作り楽器に完成の文字はありません。唯一無二の音をアップデートし続けるベーシスト。意思まで想起させるノイズがダンスと出会います。

飯森沙百合:
通称、おこめちゃん。観る人の心を一瞬に捕まえてしまうダンス。音楽と時間と自分に向き合う姿勢が外へと向かって輝き放たれるかのようです。