「…1999年以降、精神科ディケアで指導する中で、ボディラーニング・セラピーが心理療法とし
て豊かな効果があることを確かめてきました。個人セッ ションを通じてこれまでに関わった方々には過緊張、鬱、PD、ADD、ADHD、不眠、PTSD、からだの痛みなどで心身ともに疲弊し苦しんでいる方々がおられまし
た。
一人一人の状態や経過はそれぞれに異なりますが、それぞれの方が問題としているテーマと丁寧におつきあいする中で、個人セッションはそれらの事柄を乗
り超え成長するための場となってきました。
たとえば医療関係の方から投げかけられた心ない言葉によって傷ついたり落ち込んだり、あるいは家族や職場あるいは社会一般の人たちの無理解と誤解に苦し
められたり…。さらには、投与された薬によってかえって心身のバランスを失ってしまったり…。
ボディラーニング・セラピーは、そうした混乱の中にある「からだ・こころ・ことば・思い・対人関係…」といった事柄を統合して、共にたどっていくための
場となっています。」
1999年にボディラーニング･セラピーを始めてから2017年の今年は18年目となりました。精神科領域でのプログラム指導も18年目になりますが、思ったよりもあっという間にときが過ぎました。
個人セッションについて､最近の大きな変化は、医療関係者や心理臨床の専門家の方とのセッションが増えたことです。臨床心理士の方は心理臨床の専門家ですが、ご自身が身体的なテーマを抱えている場合、言語的なアプローチだけでは必ずしも容易ではないことも多く、こうした機会を利用して頂いております。
また、感覚が他の方よりも鋭敏過ぎるためにかえって行き違いが生じるような方にも、ボディラーニング・セラピーが有効であることも確かめてきました。
身体的なテーマに関わって心理士の方のスーパービジョン(SV)をお引き受けすることも増えてきています (臨床心理士の方のSVは、資格更新のための研修ポイントとして認定されます)。舞踏という踊りの場に立ちながら、精神科領域のプログラムを担当してきたこともあり、身体心理的な状況や現象について長年の経験が役立つことが多々ありました。
(個人情報保護のため、詳細については差し控えます)
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ボディラーニング･セラピーは、自分自身の身体的な事柄を自ら学び取り、気がつかないでいたことをあらためて深く感じとっていくアプローチです。ご自身のお仕事や職種にとらわれずご遠慮なくご相談いただければと思います。
(2023)
Since 1999
