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からだと心の結びつき 「アレクサンダー・テクニックの世界」



・Alexander Technique


20世紀の初頭、シェークスピア演劇の俳優として活躍していたF.M.Alexanderは、舞台での朗誦の際に声が出なくなるという、俳優としては致命 的なトラブルに見舞われてしまった。しかし、医学的にはそれを改善させることができないと知ったアレクサンダーは、声の出し方・呼吸の仕方・姿勢など、自 分自身の身体の使い方、その際の心身の状態を観察し続けた…。そして10年…。
 習慣化してしまっている間違った身体の使い方(mis-use)を乗り越える方法をつかんだアレクサンダーは、その方法によって自分自身の問題を克服す ると同時に、同僚や似たような問題を持っていた人たちを指導しその効果の素晴らしさを認識することになった。その後、オーストラリアからイギリスに渡り、 そこでも彼の「アレクサンダー・テクニック」はその効果によって評判となった…。


・現在の状況


日本人で初めてアレクサンダー・テクニック教師の資格を取得した芳野香は、1995年から京都にスタジオを構え、今 日に至っている。京都精華大学の片桐ユズル教授主宰の「アレクサンダー・コネクション」は、頻繁にワークショップを開くと同時に、アレクサンダー・テク ニック教師養成コースを京都で開設し、現在までに片桐ユズルをはじめ、数名のAT教師が巣立っている。アメリカで学んだAT教師の石坪佐季子はしばしば東 京でワークショップを主催している…。
 なお、海外では、アメリカ・イギリスなど欧米各国を中心にして、数千人の有資格者がアレクサンダー・テクニックの指導にあたっている。(Apr.9, 1999)

*旧資料は削除いたしました。(12/12,2007)



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