巨人の星の


現在の40歳前後の人々を熱狂させた、巨人の星は???がいっぱいである。
今一度、この謎を検証しておこうと思う。

 

更新日 謎NO. ここが疑問 コメント
01/03/12 001 魔送球は、本当に有効か? 巨人の星は、昭和33年の長嶋茂雄(現巨人軍監督)の巨人軍入団パーティから始まる。そのパーティにしのびこんだ小学生星飛雄馬が長嶋茂雄に、父親譲りの魔送球を投げるところが第一話のハイライトである。幻の三塁手と言われる星一徹のあみだした魔送球は、暴投と思わせてランナーの足を止めて、一塁に送球するものだが、これは効果があるのだろうか? はっきりいって効果がないと思う。相手の足止めになるくらいのタイミングで暴投まがいになる変化球を投げれるのであれば、普通に送球してもアウトになる。逆に言えば、普通に送球して間に合わないタイミングで、魔送球という変化球を投げれば、相手に当たるころには、走者は一塁ベースを駆け抜けているだろう。どちらにしても魔送球は、三塁手としては全く意味が無いと思う。しかし投手としては別である。これは後に書くことになるであろう。
01/03/13 002 針の穴をも通すコントロールはすごすぎる 魔送球を長嶋茂雄に投げた星飛雄馬は、長屋に帰って、その後を追う、川上哲治(当時巨人軍4番打者兼コーチ)。そこで川上は信じられない光景を目にする。小学生くらいの飛雄馬が、長屋の中から野球のボールを投げると、そのボールはなんと壁のボール大の穴をくぐり抜け、庭の木の幹にあたりまた、同じ穴を通って、飛雄馬の手に戻ってくるのだ。プロ野球史上コントロールが最も良いといわれた小山正明投手(阪神→毎日)は、全盛期にストレートを狙ったコースに10球投げたら、そのうち7,8球は寸分狂わぬコースにいったらしい。つまり小山投手ですら、星の真似をすると10球中2,3球は庭に球拾いに行かないといけない。本当に奇跡のような神業である。このコントロールだけでも、大リーグボールに頼らずともプロでやっていけそうなものである。さらにすごいのは、このボールを同じ穴に向かって打ち返した、川上哲治だ。すごすぎる。しかも引退一年前だからな。さすが引退して監督になった後も、アストロ球団でブラック球団の無七志の魔球をホームランしただけのことはある。さすが野球の神様である。その点、間抜けだったのが星一徹である。川上の打ち返したボールを飛雄馬のミスだとしかりつけるが、しくじったら、ボールは返ってこないだろう、普通。それがわからないとは、かなりの野球センスのなさである。前述の役に立たない魔送球といい、「大丈夫か?」と心配したくなる。さすがに「幻の迷三塁手」である。
01/03/18 003 花形満のスポーツカーはここが変 花形満という人は小学生なのにスポーツカーに乗っているというとんでもない人です。しかもそのオープンカーにはバスでもないのに自分の主宰する「ブラックシャドーズ」のメンバーが、あと8人乗っている。9人乗りのスポーツカーというのはすごすぎる。もっとも彼は自ら不良少年と名乗っていたので、ルール無視は平気だったのだろう。ちなみに作者も6年前、某所で高校生6人くらいに箱乗り(窓から車に乗ること)された日には、ちょっと驚きました。もちろん交通違反なので、車は動かしませんでしたが。この花形満の親が経営している「花形モータース」という自動車会社は、花形の阪神入りを記念して、ミツルハナガタ2000という車を販売している。この車が、当時のTOYOTA2000GTにそっくりなんです。ということは、「花形モータース」のモデルは「トヨタ」ということになりますよね。どうりで金持ちだ。この「花形満」というキャラは、梶原一騎スポ根マンガでは必ずいるライバルキャラで、柔道一直線では「赤月旭」、侍ジャイアンツでは「眉月光」になります。ちなみにこの3人、名前の雰囲気も似てます。髪型もそっくりです。ちなみに田舎の貧乏なごついライバルキャラの名前は、巨人の星の「左門豊作」、柔道一直線の「城山大作」、侍ジャイアンツの「大砲万作」となる。やっぱり名前が似てるぞ(笑)。