超B級でないマンガ達!!
最近、友人のおかげもあり、本来の私の嗜好にない(まじめで教養のある)マンガを良く読む。
それが、意外なことになかなかおもしろいのである。出会うのが遅かっただけなのである。
というわけで、これらのマンガ達は、決して超B級ではありませんが、紹介せずにはいられない傑作揃いです。
興味のある方は、一度試してみてやってください。
| 更新日 | タイトル | 作者名 | 掲載雑誌 | コミックス巻数 | ここがおすすめ |
| 01/08/15 | 宗像教授伝奇考 | 星野之宣 | コミックトム (潮出版) |
現在6巻 以下続巻 |
元来、歴史マンガ?(考古学)には無縁であった作者が、見事にはまった作品である。友人に借りて読んだのだが、読み返したくなって最近そろえました。特に感銘を受けた点は、伝承には必ず真理が存在すると言うことである。時の権力者によって歴史には色が付けられるかもしれないが、だからといって伝承は嘘八百ではない。むしろ、「伝えたっかたことは何か?」とか「変化せざるをえなかった時代背景は何か?」とか考える格好の材料ではないか。これらのマンガから、日本の古典、神話を真剣に読みたくなった。高校時代に出会ってれば、もっと古文や歴史を真剣に勉強したのに。それが残念でなりません。 |
| 01/09/04 | バガボンド | 井上雄彦 | 週刊モーニング (講談社) |
現在11巻 以下続刊 |
「スラムダンク」で一世を風靡した、作者が時代劇に挑んだ意欲作。最速で2000万部突破間近である。私は、吉川英治の宮本武蔵も「空手バカ一代」の影響で読んだが、それほど感銘は受けなかった。しかしこのマンガはちがう。人物の描写に抜群の画力で、読者を引き込んでしまう。「スラムダンク」同様、全ての登場人物が好きになる。宝蔵院、吉岡道場、柳生とあれほど、敵が魅力的に思えるのは、感動的でさえある。今後の展開が楽しみである。 |