コラム 「正しいバイキングの楽しみ方」 2001.02.18更新
教訓1 バイキングは胃袋を豊かにするのが目的ではない。 むしろ心を満たすために行くところである。
バイキングに行くと、料理がとり放題で、嬉しいので。つい好きでない物をたくさんとってしまう人が多いです。たとえば皿一杯に鳥の唐揚げを持ってくるような人です。しかし唐揚げ定食なら5切れぐらいは必要でしょうが、バイキングは20種類以上のメニューが並んでいるわけですから、まずは全種類少しずつ持ってきて、(明らかに嫌いな物は避けて)、一通り食すべきです。そうすると思わぬ発見があります。そうして、さらに足りないとき、おいしかった物を再び取りに行けば良いのです。
決してあわてないでください。制限時間は90分くらいですから、食事をゆっくり楽しめます。時間いっぱいいるくらいの気持ちが大切です。
自分のペースで食事を持ってこれることが、ストレスを解消することにつながります。くれぐれも取りすぎて残さないように。バイキング者としての最低限のマナーです。
教訓2 野菜をとるべし。
例えば焼き肉バイキングに行くと、肉ばっかり焼いている人がいますが、どうなんでしょう。食べ放題の最高のコストパフォーマンスは、サラダバーにあるといっても過言ではないでしょう。通常の店でサラダをたのむと、かなり高い。量も少ない。その点、バイキングでは自分の好きな盛りつけでサラダを作れて、なおかつおかわり自由です。私が紹介しているバイキングの店は、どの店もサラダバーが充実しています。食べ放題とはいえ、前菜、スープ、サラダとフルコース気分を味わってほしいものです。
教訓3 限定メニューを見逃すな。
バイキングでは、普通無くなると店の人がおかわりを持ってきてくれますが、時に例外があります。一度切れたら、二度とでてこない、もしくは、1時間くらいでてこないメニューが存在します。かつては「すたみな太郎」のタラバガニが有名でした(今はメニューから消えました。残念)。 「ダイヤモンドピザカフェ」のデザートも幻の逸品です。バイキングにきた以上は全品目制覇を心がけたいですから、各店の限定メニューは頭に入れてほしいですね。
教訓4 ソフトドリンクは烏龍茶に始まり烏龍茶に終わる。
ソフトドリンク飲み放題の店では、迷わず烏龍茶を頼みましょう。ジュースなんか飲むと食事の味がおかしくなりますし、たくさん食べられませんから。麦茶よりは烏龍茶の方が食が進むみたいです。ただし、ピザにはコーヒーのほうが合うみたいです。デザートタイムには、メロンソーダにソフトクリームなんかを入れてクリームソーダにして飲むと美味です。コーヒーが苦手な人はホットコーヒーにソフトクリームを少量入れて、ウインナコーヒーにするのも手です。
教訓5 バイキングの前後は小食にすべし。
バイキングはダイエット中の人にとっては太る恐怖があるわけですが、バイキングの前後の食事を減らすことによって体重増加は防げます。バイキングはできるだけ昼間に行って夜を軽くするのがポイントです。ただ食事を抜くと逆効果なので少しは食べましょう。バイキングで食事をしたあと、3食分くらいは気をつけましょう。
教訓6 バイキングは自分が処理できる量だけ運ぶべし。
バイキングは大勢で行ったほうが楽しいですが、そのとき注意しないといけないのが「親切心の逆効果」というやつです。つい親切で他人の分まで持ってきてしまって結果的に料理が余ったら最悪です。基本的に各個人が運べば良いのですが、どうしても他人の料理を運ばなければならないときは、何がほしいかはっきりと意志を確認すべきです。ここまでやって親切というものです。基本としては好きな料理を自分で選ぶのがバイキングの醍醐味ですから、極力、自分で食べれる量だけ自分で運ぶ習慣を身につけたい物です。動いた方が食事もおいしいしね。
とにかく楽しみましょう!(食べ過ぎ注意)