企業が役員や従業員に生命保険をかけた場合の生命保険料は、保険の種類や掛け方に よっては、全額を経費にすることが出来、その保険を一定期間内に解約をしたときに、 掛金の大部分が解約返戻金として戻ってきます。 また、保険を掛けることにより、役員や従業員の死亡、疾病等に対し補償がなされま す。 この事を上手に利用すれば、節税対策とリスクマネージメントが同時に可能になりま す。 具体的な例を挙げてみましょう。 保険料 :年1,000 法人税率 :40% 解約時期 :10年後 返戻率 :80%、とした場合、 保険料総額:10,000 節税額 :4,000 解約返戻金:8,000 実質返戻額:14,000、となります。 ただし、解約返戻金に課税されないように、解約年度に計画的な損失計上をする、あ るいは、予期せぬ損失が発生した年度に解約することが重要です。 損失計上の例 役員退職金の支給 固定資産の売却損、除却損の計上 不良在庫の処分 不良債権の放棄 この節税対策が可能な保険の種類 逓増定期保険、ガン保険、傷害保険
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