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【カーネギーに学ぶ『人を動かす』マネジメントpart14】

〜人を変える九原則B〜

7.期待をかける

「どこかいいところを見つけて、それに敬意を表してやると、たいていの人はこちらの思いどおりについてくる。」

 

「相手に美点を発揮させたければ、彼がその美点を備えていることについて、公然と扱ってやるとよい。良い評判を立ててやると、その人間はあなたの期待を裏切らないように努めるだろう。」

 

8.激励する

「ばかだとか、能なしだとか、才能がないとか言ってののしるのは、向上心の芽を摘み取ってしまうことになる。その逆を行くのだ。大いに元気づけてやりさえすれば容易にやれると思い込ませ、そして、相手の能力をこちらは信じているのだと知らせてやるのだ。そうすれば相手は、自分の優秀さを示そうと懸命にがんばる。」

 

9.喜んで協力させる

「人を変える必要が生じた場合、つぎの事項を考えてみるべきだ。

一、誠実であれ。守れない約束はするな。自分の利益は忘れ、相手の利益だけを考えよ。

二、相手に期待する協力は何か。明確に把握せよ。

三、相手の身になれ。相手の真の望みは何か。

四、あなたに協力すれば相手にどんな利益があるか。

五、望みどおりの利益を相手に与えよ。

六、人にものを頼む場合、その頼みが相手の利益にもなると気づくように話せ。

 

 経営者従業員短所を改善させて協力につなげようとしても、自発的な協力を得ることは難しいでしょう。逆に従業員の長所をみつけて、それを活かすように、期待励ませば、喜んで協力してくれるでしょう。

 そのためには、経営者が事業に必要な協力は何か、従業員一人一人の長所は何か、望みは何か、それぞれの長所をどの協力に活かすべきか、その結果どのようにそれぞれの望みが叶えられるのか、それらを基にどのように役割分担をし、どのように全体の計画を立てるべきか、を真剣に検討する必要があるでしょう。

 つまり、経営者従業員協力してもらいたいのなら、従業員の立場に立って物事を考え、従業員が協力したくなるようなリーダーとなることが、一番の近道であり、最も効果的な方法となるでしょう。

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