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【7つの習慣に学ぶ成功の原則】

〜第六の習慣「相乗効果を発揮する(創造的な協力の原則)」〜

 

1.相乗効果の本質

 相乗効果の本質は、相違点に価値をおき、それを尊重し、強みを伸ばし、弱さを補完することです。

 相乗効果は、次の世代のための新しい脚本になるべきものです。相乗効果から生み出される脚本は、自己本位であったり、敵対心であったり、防衛的な態度といった、世に多くの問題をもたらしている脚本とは違います。それは、奉仕貢献することなどに焦点を合わせた脚本であり、より開かれた、信頼性のある、豊かで、防衛的でない、政治的操作などない脚本であり、さらに思いやりにあふれた、所有欲や裁きの心のない脚本なのです。

 

2.相乗効果的なコミュニケーション

 相乗効果的コミュニケーションによって以前よりはるかに優れた結果を生み出すことこそ、あなたの目的なのです。

 相乗効果を発揮するという目的を持っているため、あなたは各当事者に対する理解を深め、学んでいくことになります。そして、お互いが学び合い、新しいことに気づいていくという興奮を味わうことになります。

そのためさらなる理解学習成長を促すという信念を持って、相乗効果を求めるプロセスを始めるのです。

 

3.コミュニケーションのレベル

 下図は、信頼とコミュニケーションレベルが、どれだけ密接な関係にあるかを示しコミュニケーションレベルています。

 最もレベルの低い「防衛的なコミュニケーション」は、信頼のない状態で生まれるものです。それは、自分の立場を守ることに重点をおいて、あらゆる状況を前もって想定し、問題が起きたときの対応策をすべて明確にして逃げ道を確保するものです。こうしたコミュニケーションは、Win−LoseやLose−Winの結果しか生み出さず、効果的ではありません。

 次は「尊敬的なコミュニケーション」です。これは、ある程度成熟した人が普段接するレベルです。正直で、誠心誠意にあふれ、敬意を示したものであるが、創造的で相乗効果的なものとは言えません。

 「相乗効果的なコミュニケーション」を行い、高い信頼に基づいて相乗効果が発揮されれば、各当事者の最初の案より優れた案を生み出し、すべての当事者がその案に対して決意することができる。

 

4.第三の案

 第三の案の存在を確信し、Win−Winの哲学に基づき、理解してから理解されるようにすることで、相乗効果が発揮され、最初のいずれの提案よりも相互利益をもたらす案を探し出すことができるのです。

 相乗効果を発揮するためには、双方満足できる解決策を見つけるまで話し合いを続けることです。その結果、各自が最初に提案した解決策よりも優れた第三の案が生まれます。双方の欲しい結果を確保しながら、その案をつくり上げるプロセスを通して、お互いの関係をも強めるのです。

 

5.相違点を尊ぶ

 相乗効果の本質は、相違点、つまり知的、情緒的、心理的な相違点を尊ぶことです。相違点を尊ぶ鍵は、すべての人は世界をあるがままに見ているのではなく、自分のあるがままに見ているのだということを理解することです。

 相違点を尊ぶことによって、自分の認識高めるのみならず、相手肯定することにもなります。それは、相手に精神的空気を与え、お互いのコミュニケーションにかかっていたブレーキを解除させることにもなります。そして、相手が自分の立場を弁護することに投入していた消極的なエネルギーを消滅させ、相乗効果を発揮する環境をつくり出すのです。

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