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【経営者のためのAI基礎講座】

〜AI時代の到来〜

 

1.AIとは

 AIとは、「artificial intelligence=人工知能」の略称です。人間の脳が行っている知的な作業をコンピュータが模倣し実行するためのプログラムがAIといえるでしょう。AIは、通信、家電、医療、防犯、金融、製造、交通、娯楽、レジャー、等々、あらゆる分野で社会に浸透しつつあり、仕事でも生活でもAIが欠かせない時代が到来しようとしています。

 

2.実用化がはじまっているAI

(1) スマートフォン

 AIの音声アシスタントにより、スマートフォンの操作が会話でできるようになった。

 

(2) AIスピーカー

 AIが人間の言葉を認識し、テレビ、ステレオ、エアコン、電灯などの家電インターネット操作することができる対話型スピーカー。

 

(3) お掃除ロボット

 自動的に部屋の掃除をしてくれるAI搭載のロボット。部屋の状況を学習し、障害物を避けて掃除し、自動で充電もできる。

 

(4) ロボット

 人間の言葉認識できるのみならず、感情認識能力まで備わったヒューマノイドロボットのペッパーやペットロボットのアイボなどが登場した。

 

(5) 医療画像診断

 AIが膨大な診断データを分析し、CTやMRIの画像から病気を正確に発見する診断システム。

 

(6) 防犯カメラ

 AIの画像認識技術の向上により、人間の区別したり、不審な動きを感知したりすることが可能となった。

 

(7) 犯罪予測システム

 過去の犯罪発生場所、前科のある人の位置、娯楽施設、街灯の数などの情報をAIが分析し、犯罪予測するシステム。米国で実用化されている。

 

(8) 自動運転

 GPSとセンサーからの道路情報、周辺情報をAIが分析し、自動車を自動運転するシステム。完全自動運転は開発途上である。

 

(9) 配車アプリ(ウーバー)

 米国などで実用化されているタクシー配車システム。スマートフォンの操作で、AIが最短距離の空きドライバーを探し出し、最適ルートで目的地へ走行し、決済もスマートフォンで済ますことができる。さらにライドシェアで乗車料金を同乗者と按分することも可能。

 

(10)物流システム(アマゾン)

 物流倉庫の運搬ロボットが、リアルタイムの発注情報を基に、可動式の商品棚を最適な場所に移動させて出荷作業を自動で行うシステム。

 

(11)ロボアドバイザー

 投資家の特性、市場の動向などをAIが分析して、資産運用のアドバイスを行うシステム。

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