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7つの習慣に学ぶ成功の原則

〜第二の習慣「目的を持って始める(自己リーダーシップの原則)」〜

1.目的を持って始める

 目的を持って始めるということは、目的地をはっきりさせてから旅立つことです。目的地を知ることで、現在地もさらによく分かるようになるし、いつも正しい方向に向かって歩み続けることができるようになります。

 目的を持って始めるという習慣は、「すべてのものは二度つくられる」という原則に基づいています。万物にはまず、知的な第一の創造があり、それから物的な第二の創造があるということです。

 

2.第一の創造

 私たちは、物的な創造を行う前に、目的を持ち、アイディアを考え、設計し、計画するといった頭の中での知的な創造を行います。

 私たちは、自覚想像力良心という人間独特の能力により、自らの知的な第一の創造をコントロールすることができます。つまり、自分自身の脚本を書くことができるということです。第二の習慣は、この知的な第一の創造を行うことです。

 

3.自己リーダーシップ

 第二の習慣は、自己リーダーシップの諸原則に基づいています。つまり、リーダーシップは知的な第一の創造であるといえます。

 リーダーシップは正しい事をすることであり、その望む結果を定義し、達成すべき目的を明確にすることです。

  自覚・想像力・良心という三つの人間独特の性質が自己リーダーシップを可能にします。自覚により、主体性を持つことができます。また、想像力により、自分の中に秘められた潜在的な可能性を発見し、将来について考えることができます。そして、良心により、普遍の原則自然の法則理解し、自分自身の独自の才能や貢献する能力意識することができます。

 

4.ミッション・ステートメント

 目的を持って始める最も簡単で大きな効果をもたらす方法の一つは、ミッション・ステートメント(個人的な憲法、または信条)を書くことです。その中で自分はどうなりたいのか、何をしたいのか、そして自分の行動の基礎となる価値観原則を明らかにします。

 個人のミッション・ステートメントが正しい原則に基づいていれば、個人にも揺るぎない方向性が与えられ、人生の重要な決断を行う基礎となります。激しく変わる環境の中にあって、個人に不変の安定性を与えてくれるのです。

 

5.中心から変わる

 個人的なミッション・ステートメントを書くには、自分の影響の輪中心から始めなければなりません。なぜなら、影響の輪の中心には、自分の最も基本的なパラダイム、世界を見るためのレンズが入っているからです。

 自分の生活の中心におくものが何であれ、それは自分の安定性方向性知恵、ならびにの根源になります。

 この四つの要素は相互関係にあります。安定性と明確な方向性を持つことにより知恵がもたらされ、知恵はを大切な目標達成の方向に向かわせます。この四つの要素のバランスをとることにより、気高い、調和のとれた、美しく一体化された人格が形成されるのです。

 

6.原則中心の生活

 正しい原則を自分の生活の中心におけば、自分の安定性方向性知恵開発していくためのしっかりとした土台を得ることになります。原則はそういう一貫した生活の中心になり得る唯一のものです。

 原則中心の場合、ころころと変わる人や物に頼るような他の中心とは違い、安定性は原則の不変性に基づくものになります。

 原則を中心に位置づけることによって生まれる知恵方向性は、物事のあるがままの現実についての正確な地図を持つことによってしか得られないものです。正しい地図を持つとき、目的地とそこに辿り着くためのがはっきりと見えるようになります。

 原則中心の生活から生まれる個人的なは、自覚知識を持ち、他人の行動・態度や環境・状況の影響に制限されない主体的な人間の力です。

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