〜人に好かれる六原則@〜
1.誠実な関心を寄せる
「われわれは、自分に関心を寄せてくれる人々に関心を寄せる。」
「友を得るには、相手の関心を引こうとするよりも、相手に純粋な関心を寄せることだ。」
「友をつくりたいなら、まず人のためにつくすことだ。人のために自分の時間と労力をささげ、思慮のある没我的な努力をおこなうことだ。」
「友をつくりたいと思えば、他人を熱意のある態度でむかえることだ。」
「深い関心を示すことによって、個人的に友をつくることができるだけでなく、相手がわれわれのつとめる会社の顧客であれば、会社への忠誠心ともいうべき気持を育てることすら出来る。」
「人に好かれたいのなら、本当の友情を育てたいなら、そして自分自身を益し同時に他人をも益したいのだったら、つぎの原則を心にきざみつけておくことだ。「誠実な関心を寄せる。」
経営者が、自社の製品・サービスについて顧客の関心を引くためにPR活動にエネルギーを注ぐのは、当然のことですが、それ以上に、顧客の満足度・欲求・悩み・価値観・生活文化・ライフスタイル等々に強い関心を寄せて、顧客の声を真摯にくみ上げ、製品・サービスの改良・開発に活かせるよう、たゆまない努力を積み重ねていくことの方が大切なのでしょう。そうすれば、長期にわたり顧客との信頼関係を築くことができるのでしょう。
従業員に対しても同様のことが言えるでしょう。経営者が、自社の方針や目標に従業員が関心を持つよう指導することはとても大事なことですが、それ以上に従業員の個性・才能・特技・要望・悩み・価値観・生活環境・ライフスタイル等々に強い関心を寄せて、従業員のやる気と潜在能力を引き出せるよう、熱意を持って教育・指導を継続していくことが、重要なのでしょう。そうすれば、従業員のより大きな忠誠心を育てることができるのでしょう。
このことは、顧客・従業員のみならず、すべての利害関係者についても、言い得ることではないでしょうか。
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