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【ドラッカーに学ぶ経営マネジメントPart13】
〜「経営者の条件」より、"成果をあげるには"〜
1.八つの習慣
成果をあげるために身につけるべき八つの習慣がある。
@ なすべきことを考える。
A 組織のことを考える。
B 行動計画を作る。
C 意思決定を行う。
D コミュニケーションを行う。
E 機会に焦点を合わせる。
F 会議の生産性を上げる。
G 「私は」ではなく「我々は」を考える。
2.なすべきこと、組織のことを考える
 成果をあげるために身につけるべき第一の習慣は、何をしたいかではなく、何をなすべきかを考えることである。
なすべきことはほとんど常に複数である。しかし、成果をあげるには、手を広げすぎてはならない。成果をあげるには、自らが得意とするものに集中しなければならない。
 第二の習慣は、組織にとってよいことは何かを考えることである。
 そもそも組織としての会社にとってよいことでないかぎり、他のいかなる利害関係者にとってもよいこととはなりえない。
3.行動計画を作る
経営者にとって、いかなる知識といえども、行動に転化しないかぎり無用の存在である。
しかし、行動の前には、
計画しなければならない。
行動計画は、意図であって、拘束ではない。頻繁に修正していくべきものである。
 行動計画には、成果期待照合するためのチェックポイントが必要である。
 行動計画は、時間管理基準としても必要である。
 行動計画なくしては、すべてが成り行き任せとなる。
4.行動する
 行動計画は、行動に移さなければならない。そのためには、意思決定コミュニケーション
機会
会議について考えることが必要である。
知識を基盤とする組織では、意思決定能力が、組織のいかなるレベルにおいても、致命的に重要スキルである。
 成果をあげるには、行動計画を理解してもらい、情報ニーズ理解してもらわなければならない。上司、部下、同僚に示し、意見を聞いておかなければならない。
 問題ではなく、機会焦点を合わせることが必要である。問題の処理は、損失を防ぐだけである。成果機会から生まれる。まず何よりも、変化を脅威でなく、機会としてとらえなければならない。
会議生産性をあげるには、事前に目的を明らかにすることが必要である。
5.「私は」でなく「我々は」を考える
 もう一つ身につけるべき習慣が、「私は」ではなく「我々は」を考えることである。
トップ権威をもちうるのは、自らのニーズと機会ではなく、組織ニーズ機会を考えるからである。
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