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【ドラッカーに学ぶ経営マネジメントPart12】
〜「マネジメント(基本と原則)」より、"イノベーション"〜
1.明日のイノベーション
イノベーション(革新)は、科学技術そのものではない。経済社会にもたらす変化である。消費者生産者市民学生その他の人間行動にもたらす変化である。イノベーションが生み出すものは、単なる知識ではなく、新たな価値行動である。
イノベーションのできない組織は、たとえ今確立された地位を誇っていても、やがて 衰退し、消滅すべく運命づけられている。
2.イノベーションの意味
イノベーションは、組織でなく、組織のにもたらす変化である。イノベーションの尺度は、世界への影響である。したがって、イノベーションは常に市場焦点を合わせなければならない。
3.イノベーションの力学
需要増大にもかかわらず収益伸びないときには、工程製品流通チャネル顧客ニーズを変えるイノベーションが大きな成果を生む。
すでに 発生していながら、その経済的衝撃がまだ表れていない変化が、イノベーションの機会となる。もっとも重要な変化が人口構造の変化である。
4.イノベーションの戦略
イノベーション戦略は、既存のものはすべて陳腐化すると仮定する。
イノベーションの戦略の一歩は、 古いもの死につつあるもの陳腐化したもの計画的かつ体系的捨てることである。
イノベーションの戦略において次に重要なことは、 目標高く設定することである。イノベーションの成功確率はせいぜい10%である。ゆえに、目標を高く設定し、一つの成功が九つの失敗の埋め合わせをしなければならない。
5.イノベーションの姿勢
イノベーションとは、姿勢であり行動である。
変化への抵抗の底にあるものは無知である。未知への不安である。しかし、変化機会とみなすべきものである。変化を機会として捉えたとき、初めて不安は消える。
4.イノベーションのための組織
イノベーション探求は、既存事業の管理とは切り離して組織しなければならない。
イノベーションにおいては、 行こうとする場所からしなければならないことへと仕事組織する。
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