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【ビジネスリーダーのための論語講座 Part3】
〜リーダーが持つべき”義”について〜
『君子は義をもって上となす。勇ありて義なきは乱をなす。小人、勇ありて義なきは盗みをなす。』
(訳)君子は勇気より義が大切である。君子に勇気はあるが義がなければ、秩序を乱すことになる。小人に勇気はあるが義がなければ、犯罪を犯すことになる。
 ビジネスにおいても勇気以上に道義が大切であります。リーダーに勇気はあるが道義がなければ、組織を混乱させることになるでしょう。また、部下に勇気はあるが道義がなければ、不正を犯すことに繋がりかねないでしょう。
『義を見てなさざるは、勇なきなり。』
(訳)道義を理解していても実行できないのは、勇気がないからである。
 いくら道義を理解していても実行できなければ、ビジネスにおいても成果を上げることはできません。成果を上げるためには、すべき事正しい方法で実行するための勇気が必要になるでしょう。
『君子は義に喩(さと)り、小人は利に喩る。』
(訳)君子はまず先に道義を考え、小人はまず先に利益を考える。
 ビジネスにおいてリーダーになるためには、私利私欲に囚われずに、まず道義について考えるべきでしょう。つまり、お客様の満足、社会性、部下の成果、会社の利益等々、ビジネスを成立させるための道義を重んじた上で、結果として自己を利することができてこそ、真のビジネスリーダーと言えるのでしょう。
『不義にして富み、かつ貴きは、浮き雲のごとし。』
(訳)道義に反することをして財産を得、地位を得ても、浮き雲のようにはかないものである。
道徳に反すること法律に違反することをして金儲け出世をしても、長くは続かないでしょう。ビジネスとして継続していくためには、モラルを守り、法令を遵守して、社会に認められる事が大切になるでしょう。
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