今年の節分は、2月3日です。節分には恵方巻きを食べる風習があります。恵方の方角を向いて願い事をしながら恵方巻きを黙って食べると願い事がかなうといわれています。
恵方巻きは、七福神にあやかって七つの具材を入れるのが一般的だそうです。恵方とは、その年の福徳を司る歳徳神がいる方向とされていて、今年は南南東だそうです。恵方巻きの起源については、諸説ありますが、江戸時代末期に大阪商人により広められたとする説が有力です。
日本文化には、縁起を担ぐ多くの風習がありますが、日本人に人知を超えた大きな力を謙虚に感じ取れる宗教心が備わっているからなのでしょうか。
人間は自分一人では決して生きてはいけません。無数の様々なご縁の中で、人間は生かされているといえるでしょう。それを思えば、これだけ科学技術が発達した現代においても、よきご縁が起こるよう縁起を担ぐことは、あながち軽視できないことかもしれません。
節分の時節にあたり、恵方を向いて世界が平和であることを願う今日この頃です。
2023.02.01
|