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【挑む勇気】

 昨年もコロナ渦の中、国内外で様々な大きな出来事が起こりました。未だコロナ渦が収束しない中、世界的に経済社会潮流が大きく変化しています。デジタル化の加速、気候変動対策、エネルギーのクリーン化、医療改革、低成長経済からの脱却、格差の解消等々、世界的な多くの課題に対応するために、我々自身が変化していく必要に迫られているのではないでしょうか。

 ヘレン・ケラーの言葉に「人生はどちらかです。勇気をもって挑むか、棒にふるか。」とあります。聴力と視力を失いながらも生涯困難に立ち向かった偉人の言葉には、時代を超えて人々に勇気を与えてくれる力があります。

 環境の変化を嘆くのか、環境の変化に対応して自己変革に挑むのか、時代が我々の勇気を試しているのかもしれません。特に、経済環境が激変する中、資金力・技術力・組織力の劣る中小零細企業にとっては、存亡の危機とも言える状況下で、多くの経営者が生き残りを賭けた決断を迫られているのではないのでしょうか。

 寅年の新年にあたり、時代の変化(Change)を乗り越えるために、虎のような勇気(Courage)をもって自己変革に挑戦(Challenge)していくことの大切さを痛感させられる今日この頃です。

2022.01.01

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