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【東京オリンピック・パラリンピック】

 東京オリンピック・パラリンピックが、95日に全日程を終えました。コロナ禍により1年間の延期を経て、開催の是非について賛否両論渦巻く中で、ほぼ無観客で開催される異例の大会となりましたが、日本のメダル総数は、オリンピックが史上最多58(27個、銀14個、銅17)、パラリンピックが史上2番目に多い51(13個、銀15個、銅23)と大躍進をみせました。

 開催が危ぶまれる中でも、アスリートたちは、希望を捨てずに本番直前までモチベーションを維持し調整を続けてこられ、期間中も厳しい行動制限を課され、本番では無観客での競技を余儀なくされました。そういった苦難を乗り越え、最大のパフォーマンスを発揮されたアスリートたちには、心から祝福したいと思えました。

 1964東京大会が開催された頃の日本は、高度成長期の最中、先進国の仲間入りを果たし、その後GDP世界第2(現在は第3)経済大国になるまでの経済成長を果たしました。

 今回コロナ禍の中、平和の祭典が東京で行われたことで世界の注目を集めた日本が、成熟した先進国として、コロナ禍・社会格差・高齢化・気候変動・安全保障等々、様々な問題を抱える国際社会平和安定に貢献できるリーダーとなれるのかどうか、真価が問われるのは、これからではないでしょうか。

2021.10.01

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